韓国ドラマ「ファンタスティック・カップル」14話見ました。
韓国ドラマ「ファンタスティック・カップル」14話見ました。
すごい! こんなすごいドラマ・・・どうやったらできるんでしょう。ラブコメだからといって楽しく見ていたらよいというわけではありません。いやぁ、とってもすごい14話でした。前半と後半では、別のドラマであるかの如く雰囲気が変わります。心理的には、まったく息をつかせない展開でしたよ。
まず、前半ですが、これは胸キュン・ドキドキシーンの満載です。ついに、チョルスとアンナは、二人の愛を確認しました。もう、アンナは、チョルスにベタベタです。ハン・イェスルさんって、こんな表情もできるんだ、まるで別人と思えるぐらいのニコニコ顔です。よく、ここまで、隠してましたねぇ。あまりに、幸せな二人を見せてくれましたので、いや~な予感がしてきます。楽しく手をつないで歩いているところに、オートバイがやってきて、二人の手が離れます。
ここから、心情的にこわ~い展開がじわっじわっっとやってくるのです。アンナの記憶は、指輪がきっかけで、どんどん戻りそうになってきます。あの、あったかいホカホカのソファに逃げ込んで、眠りますが、アンナを襲う恐怖・・・自分が何者なのか?もう、自分の居場所に戻らないといけないのかという漠然とした怖さがアンナを苛みます。
脚本家の人、ついにこの場面で、アンナに「チョルス、愛してる!」を言わせます。うまいですよね。もはや、サンシルとしての自分が終わりかけている時に、自分の想いをチョルスに告げなくては、ドラマになりません。それでこそ、次の記憶が戻った時のアンナが生きてくるのです。伏線の言葉もしっかり、効いています。「記憶が戻ったら、今感じてる全てを忘れてしまいそうで怖い」というアンナを受けて、チョルスは「俺がかき集めて、預かっておくさ。それを、どこに行こうと、どんなに遠くにいようとお前を捜して持って行く」と約束します。さあ、記憶が戻ってしまった時、アンナに、今のこの気持ちをチョルスは届けられるのでしょうか? きっと、届けられるよね! そう、信じて見るしかありません。見ている私たちは、幸せな二人が新しい二人になりそうだと、とっくに予感して、悲しい気持ちで見ています。そこで、先ほどの「チョルス、愛してる」をアンナが言います。チョルスも固まっていましたが、もちろん、見ている私も、一瞬にして、時間が止まりました。高慢なアンナの言い方ではなく、心のこもった可愛い言い方でしたよ。いやあ、胸を打ちます。恋っていいなぁと思わされます。ここで、評価不能の★いっぱいになりました。
ここから、アンナが、本来の自分がいた場所に出会うまでは一直線です。ビリー、ユギョン、ガンジャそれぞれが、自分の役割をはたして、アンナを、自分とビリーが写った結婚写真の前まで誘導することになります。うまいことに、チョルスもそこを訪れることになり、アンナは、自分がビリーの妻であったことをチョルスが知っていたと誤解したみたいでした。呆然とするアンナはプールに落ち、ついに、自分がアンナ・チョであったことを思い出します。チョルスとの生活の記憶は消え去ったのでしょうか?本来の自分の場所であるビリーのもとにアンナは戻るのでしょうか?どうなるんだぁ!終わるのが、もったいないドラマです。終わり良ければ全て良しというわけでは、ありませんが、ここまで、上手につくっていますので、ビリーとアンナの関係をうまく捌いて、幸せな二人をもう一度見せてくださいね。
そうだ。チョコを口いっぱいにほおばったハン・イェスルさんの顔がすごいです。NG番組で先に見てましたが、その時は、アホみたいに大笑いしましたよ。もちろん、子役の子があの顔に耐えきれず、吹き出してしまうというNGです。笑うなっていうほうが、無理! でも、子供たちとのからみでは、なにげに、勉強や生き方を教えているところがすごいです。
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