韓国ドラマ「朱蒙」23話まで
韓国ドラマ「朱蒙」を見ています。23話まで見ました。太子争いもしんどいなぁと、ぼんやり見ていたらとんでもないことになりました。ヨミウル大活躍です。^^。おもしろかったので、感想を書く気になりました。
21話で、馬鹿王子ヨンポにより、神女ヨミウルが襲撃されます。ヨミウルは、からくも逃げだし、山に隠れますが、ある決心をします。それは、扶余を捨てること、チュモンに将来仕えること、そしてチュモンに父がヘモスであると告げることの3点です。こんな展開にするとは思いませんでした。昔、扶余のため、ヘモスを罠に陥れたのは、扶余の神女としては間違っていなかった。しかし、いまだに扶余を脅かす存在があり、それが大きく羽ばたこうとしているのは天命であると感じたのでしょう。もはや、大きな見地に立ったヨミウルは自分の主とすべき人物を選択します。それが、チュモンというわけです。
ヨミウルは、クムワ王に、「ヘモスを殺した息子を罰することもできず、ユファへの恋心のため、心の奥底でヘモスの死を願っていたはず」と一番痛いところを追求します。そこまで言うと、宮にはいられませんよね。宮を去るヨミウルを見送るクムワ王が悲しそうでした。自分のことを最も理解してくれていた人物を失う。私には、扶余、そしてクムワ王から、神が去っていくようなシーンに見受けられました。あとに推薦された神女は、政治的な思惑に左右される人物みたいで、そこに神がいるとは思えません。
そして、ヨミウルは、チュモンに父がヘモスであると伝えます。我が父を惨殺したのは、兄2人。そして、それを知りながらも何も言えないクムワ王。チュモンにとって、太子という立場への執着がまったく無くなりました。ここで、私は、チュモンは、クムワの後継者になるのではなく、扶余を出て、扶余を滅ぼして国を建てるしかないなと思いました。2人の兄は父の直接の仇、扶余という国は父の大望を裏切った憎むべき国、母はその復讐と漢への対抗を胸に扶余クムワ王の側室に・・・とくれば、チュモンにとって、扶余はもう憎むべき国になってしまうでしょう。唯一、クムワ王に対しては、育ての父としての恩義があり、自分(チュモン)への期待も感じますが、実の息子への愛と、ユファへの恋心という隠された心情により、完全に信じることができません。
見かけ上、ヨンポの策略により、プヨンの命を助けるために太子をあきらめたように見えるチュモンなのですが、心の中には、激しい闘志が渦巻いています。さて、この見かけ上、プヨンを助けるというところで、問題なのがソソノとの関係です。ソソノにとって、太子という目標をあきらめさせるほどの女性がいるということは、ショックです。自分の命を救うために、チュモンが太子をあきらめるだろうかと考えるとそんなはずは無い。それなのに、プヨンという女性のために、チュモンは太子をあきらめる。ソソノ・・・当然、自信喪失しますが、直接チュモンに聞くのは、怖くてできません。
そして、チュモンはソソノの元を訪れます。悩んでいたソソノがチュモンの来訪に対して、自分が変な顔をしてないか鏡で確認してから、入室を許可するところに、恋する女を感じました。チュモンは、しばらく扶余を離れることを告げ、「自分の心の一片をあなたに預けます」とヘモス→ユファ→チュモンと渡ってきた「愛の指輪」をソソノに渡します。おいおい、ほとんどプロポーズでっせ!面倒なことにならないうちに、さっさと結婚しちゃいなさいよ。23話は、緊迫感とチュモンのソソノへの愛の告白(?)でけっこう高評価の回でした。^^
さて、プヨンは、迷惑にならないようにと扶余を去っていくわけですが、これにて出番は終了なのでしょうか?とっても線が細くて、か弱い感じをうまくだしていたと思いますが、韓国では、演技力不足とか、ストーリー上の必然性とかで降板となったようです。私としては、韓国ドラマの出演者としては、めずらしいほどの弱さが、他の出演者の強さとの対照となって良かったと思いましたが、制作者としては不満足だったのでしょうね。
このまま行くと、チュモンは、扶余王子という身分を捨て、商人ヨンタバルの故郷で、鉄製武器の開発に成功し、そこで、勢力を伸ばして、いつしか扶余と勝負~~となるのかな?待て、それだと母ユファの存在が弱点というか人質になるぞ。困った^^。それとも、力をつけて、王子という立場を残しながら、扶余内部から、壊しにいくのか?お楽しみ~
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