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2007年8月18日 (土)

韓国ドラマ「朱蒙」73話まで

韓国ドラマ「朱蒙」73話まで見ました。ここで、ひといき入れましたので、感想を書いておきます。

56話から73話まで、高句麗建国までの過程が描かれます。この部分は、はっきりいっておもしろいです。古くは「荒野の七人」最近では「オーシャンズ11」みたいに、目的に向かって、人を集めていくって感じがでていました。

チュモンは、自分の勢力を拡大するために、基本的には無血をめざします。力による征服は、どうしても恨みを残しますし、敵は漢と認識している以上、仲間の朝鮮族どおしで争うのは意味が無いことだと考えています。すると、仲間を増やすためには、自分の人望と将来の夢で、仲間を増やしていくわけです。すると、対立する部族に単身乗り込んで、「漢を追い返し、昔の朝鮮の土地を取り返そう」と夢をキラキラと語るわけです。すると、みんなは、「あなたは命が惜しいとはおもわないのか?夢の実現には、何でもできるのか?そんな夢を持っているあなたについていきます」とチュモンの人間性に堕ちていくわけです。こういうのは、ベタなんだけどとってもおもしろいんですよね。思うとおりに「きた~~~」って感じ・・・。

一方の扶余は、神女よりチュモンの建てる国に押されて、いつかは滅亡すると予言され、それを防ぐために漢との同盟を行うのです。若かりし頃は、漢に屈することのなかったクムワ王ですが、自分の国が滅びるだろうと予言されては、どうしてもチュモンの排除に回らなくてはなりません。チュモンと協力して、たとえ扶余は残らなくても、漢の支配から逃れ自立した国の建国に協力するというようにならないのは、何故なんでしょうね。ここが、権力のこわいところです。自分の代でチュモンの国に吸収されてしまうと、面目ないという思いと、あくまでも自分が王だという自負心が、その理想へ踏み込むことを躊躇させるのです。テソ、クムワ、漢のユンジュンは協力して、チュモンのタムル軍とソソノのケルが合体した、強力な軍に圧力を加えていくわけです。しかしながら、武器・金・人材、名目のレベルが違いますので、チュモンの軍はだんだんと優勢になってきます。

ここで、扶余という国を見ていて、思ったのが権力とは何かということです。文章にするのが難しいのですが、国という単位で、あるピラピッド型の階級社会が形成されているわけですが、その階級は何を根拠にしているのかということが不思議に思えてきました。チュモンのように、何も無いところから国を作っていく場合は、各自の能力によって、その位置がおのずときまっていくわけですが、有る程度、政権が維持されてしまうと、老化という原因も含めて、その位置に能力のない人物が配されることになります。能力の有る無しを判断することは、難しいのですが、どう考えてもテソ母とかヨンポ王子とかが、えらそうにできるという環境がひどいです。夫が王とか、王の息子という自分の能力とは無関係の後ろ盾を背景にして、人の命が無くなったりするわけですから、私が画面に向かって「お前が、どんだけえらいんじゃぁ~」と何度叫んだことでしょう。もともと、生物の本質として、強い遺伝子を残すということが目的で構成されるピラミッド社会ですが、それが、強い権力を残すために構成されるピラミッド社会となっています。おや、日本の社会もそうなの?よくみりゃ、二世議員さんばっかりだね。^^

さて、チュモンの弱点とも言える女たち、母ユファと妻ソヤ、そして子のユリは、ソソノから渡された扶余宮秘密の通路図を利用して、再度宮を抜け出します。あの~ソソノさん・・・地図渡したら、出口のあたりにフォローする人を配しておかないと駄目じゃないですか?お馬鹿な女たちは、また、ケルへまっすぐ脱出を試みますので、どうしても見つかってしまいます。この脱出行って二度目ですから、そろそろ逃げ方を考えてほしいです。脱出した初めは、警戒がきびしいので、一挙に圏外へ逃げ切れないなら、どこかに潜むとか、まずは、まったく反対側の方向へ逃げるとかしないと子供連れの女では、「はい、つかまえてください」という状態になりますよね。そうして、ついにユファは捕まり、ソヤとユリは、何と漢のヒョント城へ連れて行かれました。結果から見ると、ソソノの策略大成功。チュモンの弱点とも言える母をなくし、チュモンの妻子も行方知らず・・・うまいことやったもんだ~・・・・ごめん。嘘・・・こんなひどいことをソソノが考えていたわけではありませんよ。でも、出口に人を配していないことから、見方を変えるとそうとられてもしかたないんじゃない。

そして、ついにユファは、クムワ王によって殺されます。愛してもけっして手に入れられなかったユファの心、その身体だけでもそばにおいておこうというわがままは、ユファ自身の拒絶により終末を迎えます。私のおきにいりのユファがいなくなってしまいましたので、ちょっとがっかり。さっさとクムワ王のもとを去っておけば良かったのに・・・。

いっぽう、流民に化けたソヤは、ヒョント城に連れていかれ、その敵地で身分もあかせず、隠れ、いつかチュモンのもとに戻ろうとします。この、ソヤってキャラは、今のところ、影の薄い存在で、すでにチュモン陣営では死んだ人になってしまいました。ソヤは、チュモンから、本当に愛されたのかどうかも、画面上からは、そんなに伺えません。ほとんどチュモンと離れて人質状態だったからね。やっぱり可哀想でした。

そして、チュモンは漢のヒョント城を落とし、建国へと向かいます。ここで生じる内部の権力争い。軍を受け持ったチュモンと経済をうけもったソソノのどちらを王にするかで、部下たちがもめるわけです。外に敵があるときは、内は団結しますが、脅威が去れば、内部で抗争って、よくある話です。チュモンは、流民を救い、土地の回復ってのが名分ですから、王という立場・名目は重要視していません。いっぽうソソノとしては、天命を託された人物がそこにいるのに、王となることはできません。かくしてどうするんだろうとドラマは問題提起しますが、そんなこと、私としては「チュモンとソソノでくっつきゃいいじゃん」って即思いましたよ。ドラマのほうでも、その解決策を取ったみたいで、長かった~~~~~チュモンのソソノへのプロポーズがやってきます。

それは「高句麗の礎を造るために、一緒になってくれ!」って感じですが、もうちょっと感情ってものはないのかね^^。たとえば、「一見、政略結婚のように見えるが、私はお前のことを、心から追い出したことはない。なぜなら、お前は私の心のかけらである指輪をもっているから・・。すれ違った縁とも思えたが、今ここで、結ぶことができるのも縁だと思う。どうか、これから私の夢だけでなく人生も支えて欲しい。結婚してくれ!」なんてことを行って欲しいところでした。ソソノにしてみれば、愛するチュモンからの夢にまでみたプロポーズですし、正式に妻となれるのですから、受けるのでしょうね。

そうして、高句麗建国、チュモンとソソノの結婚式の日に、チュモン正妻ソヤは戻ってきます。流民のなりをして、チュモンとソソノの結婚式を見るソヤです。もともと、夫の心にいた女性と結ばれ、共に国をつくっていくという夫の大望をかなえるために、ソヤは何も言わず立ち去ります。悲しすぎる。愛する人の幸せは自分の幸せですが、子供もいるし、困難が予想されます。

そして、74話は、それから10数年たったところから始まります。チュモンの子ユリはどうなった?そして、ソソノの子は王子として跡継ぎ?こりゃ、跡目争いのたねが蒔かれています。あと、少しになってきた~。

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