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2008年1月10日 (木)

韓国ドラマ「銭の戦争」12話まで

韓国ドラマ「銭の戦争」12話まで見ました。実は、ここに至り私としては評価を下げています。もう少しきれいなドラマかと思いましたが、ちょっと違ったみたいです。もっと、頭を使ったマネーゲームのような展開を予想していたのですが、この間のストーリーは、父を死に追いやったサラ金業者マ・ドンポから、クム・ナラが金を奪うという話でした。その過程はかなりドキドキ感を伴うもので、おもしろいのですが・・・。

しかし、サラ金によって苦しめられた人から奪った金だから、奪ってもよい、それを困っている人に還元すると、クム・ナラは正当性を見いだしていますが、泥棒は泥棒ですよね。お金を借りるほうも、その高率の利子のもとで借りるのを納得しているわけですから、責任がないとは言えません。借金に苦しむという事態に、貸すほうだけが問題なわけではないのです。ですから、お金を自分の子供のように愛しているドンポからお金を奪うことは、許されることではないのです。このお金の奪取は、もっと合法的な方法を選択して欲しかったですね。そのため、一応事業として蓄えたマ・ドンポのお金を奪うことに大きく失望するわけです。

その後のクム・ナラは、師匠の教えも耳に入らず、まるで、軽蔑していたマ・ドンポのように、お金に執着し、ブルーエンジェルという会社の乗っ取りに執着するわけです。これが、お金の怖さですか。ドラマ中盤は、お金によって人間性が変わっていくことを描きたかったのかもしれません。

その対照に置かれているのが、ソ・ジュヒと師匠トクゴ・チョルです。ソ・ジュヒは、迷いはありながらも、自分の良心に基づいて行動し、勤めていた銀行まで退職してしまいます。その行動は、本人にとっては「うまく立ち回れなかった」という後悔が残りますが、その精神には、濁りがありません。自分の良心は売らない。物質的な充足よりも、精神的な充足を選択したのです。

そして、もう一人の善の存在が師匠トクゴ・チョルです。かつてはサラ金業者として金を集めていたのですが、年取って、金よりも人間が大事だということを悟ったわけです。ただ、人は楽をしては腐敗しますから、貧しい人達に小銭を貸して、今後の生きる道を示してやる、返せる金だけを貸し、その金の使い方を考えてやるというのが、方針です。まさに究極の金貸し。師匠は、金を貸しているのではなくて、金を貸すことにより、その人の人生を良い方へと導いているのです。

さあ、大金を目の前にしたクム・ナラが再び善の道に戻ってくるのでしょうか。しかし、お金の呪縛から逃れられたとしても、盗んだという事実は逃れることができません。この点を上手に展開してくれないと後味の悪いドラマとなりますね。

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