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2008年3月28日 (金)

韓国ドラマ「彼女がラブハンター」12話まで

韓国ドラマ「彼女がラブハンター」12話まで見ました。すごい。降参です。これから、こけなけりゃ、絶対おすすめできます。以下、大きくネタバレ。

まず、10話が良いんですよ。ちょっとした、不治の病の可能性があると医師に言われたスジョンは、秘めている言葉を携帯に残してしまいます。もはや、死を覚悟した自分にとって、お金は問題となりません。自らの感情のままに・・マンス愛してるの言葉がでてきます。その言葉で、マンスがどう思おうと関係無いのです。自分の気持ちは伝えたい。それは自分の人生のけじめなんですよね。このスジョンという女性の本質が、どんどん明らかになってきます。とっても上手な作りで、気がついたらスジョンというキャラがとても好きになっていることに気がつきます。後日、その医師の診断は間違いであったことが判明し、特に何もなく前のままということになりました。すると、彼女は、再び自分の感情を抑えてウタクとの結婚へ向かうのです。しかし、彼女の中での生き方・考え方は、変わってきたと思います。

一方、本来、ウタクの目的は、スジョンを惚れさせて結婚式の時にこっぴどく振るということでした。しかし、ウタクもスジョンを好きになってしまったのです。自分が本当の金持ちだったら良かったのにと思う彼の辛さ。ウタクにとって、彼女を騙し続けても挙げたいと思う結婚式になってしまったのです。そして、かつてマンスがスジョンとの結婚式の前に司法試験に落ちたことを報告したように、ウタクも結婚式前にスジョンのもとを訪れます。彼は、本当はそこで告白したかったのでしょう。しかし、それを告白するとスジョンは手に入らない。偽物の自分と偽物の結婚式でもって、スジョンを手に入れて、いつか告白しようと思ったのでしょうか。しかし、そこで、スジョンに対して、運命を変えるひと言を発してしまいます。今の境遇に耐えて頑張っているスジョンにとって、結婚後、ウタク自らが彼女の負担となっても、頑張れるはずと思ったのですね。ところが、スジョンにとって、愛するマンスを借金ごと引き受けても同じようなものだという気持ちを生じさせたのです。今の境遇が何とか耐えられるなら、苦労は愛する人とともにしたい。スジョンは8年前の選択を後悔していますから、もう2度と後悔したくないという気持ちがあったのです。それななら・・・マンスのもとへ。またかよ、結婚式ドタキャン!。マンスのほうも、スジョンの本音が伝わって、結婚式場へ向かっていました。

ついに、そこで2人は出会います。はい、名シーンきますよ。ここでの、スジョンの潔さ・・・スジョン株高騰です。「私は選んだ!あなたは?」う~ん10話にして最終話の雰囲気と盛り上げとなりました。しっかし、ドタキャンくらったウタクはつらいね。もともと詐欺の結婚ですから、あきらめもつくでしょうが、スジョンは、その時点では嘘という事実を知らないわけです。つまり、スジョンは、見かけ上またもや自分を愛する男を結婚式場で振ったということになります。この事実だけなら、スジョンはとんでもない女ということになりますよね。人を傷つけすぎだと思います。

そして、11話、スジョンとマンスの幸せが描かれます。ここから、心理的には怖いんですよ。何度もスジョンの口から発せられる「マンスは絶対嘘をつかない」この言葉がでてくるたびに、視聴者はやばい・・・と思わされてしまいます。お金の欲を捨て、愛へ向かうスジョンが、とても可愛らしく、演出されているのがうまいです。さあ、マンスの苦悩が始まります。スジョンに騙してした事実を告白しようと思いますが、あの悪魔とも思えるキャラに成長したデスンの「女なら絶対許せないはず」という言葉に、マンスは一生隠し通そうと決めたみたいです。近来まれに見る悪役キャラですよ。このデスンは・・・。隠そうとすればするだけ、スジョンを裏切ることになり、その結果マンスが振られる確率が上がると計算しているのです。こいつは!。隠すのは裏切りを続けるのと同じと思えば、早く告白することです。たとえ、それで幸せが無くなったとしても、それはそれだけのものと思うしかありません。自分の行動の責任は自分でとるしか無いのです。愛する人の前では、正直でありたいと思う・・それは、自分の生き方のポリシーであって、人によっては、幸せには嘘も必要というポリシーをもつ場合もあるでしょう。どちらが、正しいかなんてことは、思いません。それは、その人の考え方であって、干渉すべきことでは無いと思うからです。ただ、このドラマの場合は、マンスの秘密を知っている人が多すぎますから、いつかばれることが十分予想されます。それなら、早いほうが自分の苦しみも少ないし、相手のダメージも少ないはずと思うのです。相手のダメージが少なければ、自分の今の真心で、やり直せるはずと思うのは甘ちゃんですかね(笑)。

ドラマは、マンスの告白のタイミングを後ろに後ろに延ばしていきます。その間、幸せな二人とスジョンのマンスへの絶対の信頼が語られるのです。こうなってしまうと、視聴者はどうなるんだ~と思うしかありません。ということで、とってもおすすめドラマとなっています。

「幸せ」って2種類あるらしいです。ひとつは後から考えて「幸せだった」と思う幸せ。これは、その時は気づかないものなんでしょうね。幸せも相対的なものかもしれませんから、なにかと比較すれば幸せな時っていっぱい作れると思います。「あの時に比べたら、今はずっと幸せ」というように、今の幸せを感じるような前向きな人生のほうが、先に幸せが待っている気がします(難しい表現だね)。怖いのは幸せに慣れてしまい気づかなくなることでしょう。すると過去を振り返り、「あのときは幸せだった」となります。

ドラマ中で述べられたもうひとつの「幸せ」とは、今この瞬間の幸せ・・これは、思い出に残って絶対忘れないそうです。普段、自分が幸せと思うことはあまり無いでしょう。そんなことは、意識しないで生きているからです。そんな生き方の途中で「あ~今、私幸せ~」と思うようなことに出会ったら、それは思い出として刻み込まれるのは間違いありません。

そして、12話最終ついに衝撃の瞬間が訪れます。ここも名シーンと思いますよ。8年前にマンスを裏切った自分の行動の意味を、スジョンは今自らの心で体験することになります。マンスの意ではないにしろ、結果としては、残酷な復讐をスジョンにしかけて成功したということになってしまったのです。8年前の自分の行動に対して許しを乞うスジョンは、今のマンスを許せないと言います。ちょっと矛盾した感情ですよね。しかし、時間が経ってスジョンの今の気持ちを知ったマンスは許すことができたのです。スジョンにも時間が必要でしょう。そして、その時点でのマンスの気持ちを確かめれば良いだけなんです。これからの未来を築こうとする2人にとって、今の感情が大事なだけです。過去を許すとか許さないと言っていてもしかた無いわけで、少し冷静な時間をおいて、その時、今どうなのかを考えるしかありません。通常は、「許せないから別れる」というのでは無くて、「好きでは無いから別れられる」その気持ちの言い訳として「許さない」という言葉を使うのでしょう。好きなら、「ごめん」と言ってくれさえすれば、許してしまいます。ある意味、それが「その人が好き」ということですから。自分の行動に非があったら、謝ればいいだけです。その人が自分を愛していれば許してくれますよ。謝らずに、あきらめて逃げたら終わりです。

さあ、これから、このドラマはこの関係の修復を描くのでしょう。スジョンもけっこう純情一途ですから、傷は大きいですが、マンスが頑張ればきっと大丈夫のはずですよね。

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