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2008年5月28日 (水)

韓国ドラマ「インスンはきれいだ」14話まで

韓国ドラマ「インスンはきれいだ」14話まで見ました。うん。本当に良いドラマだと思います。各所に散りばめられる生きることの意味、自分の目標とは?というテーマをインスンの前科というマイナス点から、主人公に語らせます。けっして、派手ではありません。ドキドキするような物語でもありません。最近の韓国ドラマの傾向なのでしょうか?ドラマチックさと早い展開という特徴を抑えて、じわっとくる感動を与える。ある意味「ありがとうございます」のテイストに似ている感じがします。おっと、まとめの文章みたいですが、まだ、終わっていませんよ。以下ねたばれ。

13話は、ついにインスンの前科があきらかになりました。サンウは、辛いことも苦しいことも、共に乗り越えて行こうとインスンに約束させますが、インスンは、サンウの元から離れてしまいます。好きだから・・・一緒に苦しむのは嫌だったのですね。2人で人生を歩んでいると、楽しみは通常2倍になりますが、苦しみは、半分になる場合とそれも2倍になる場合があります。この問題は自分の問題!。自分の問題を好きな人と分かち合うのは辛かったのです。一人になって考えたかった。自分のやりたいこと、自分の人生の向かう先・・・現実なら、サンウの愛に包まれて、幸せな家庭を築くでも良いと思うのですが、ドラマですから、テーマに沿って、インスンの人生の選択を描かねばなりません。

彼女は、人々の視線に晒されながら、考えています。世の中に生きているということは、全宇宙から愛されているということというおばあさんの言葉の意味もわからず、実は自分自身を愛していないと思ってしまう。自分自身を愛していないのに、サンウの愛に向かうことはできません。つまり、インスンはずっと自分捜しをしているのです。自分を愛せるようにと。通常は、こんな小難しいことを考えながら、我々は生きているわけではありません。自分を好き?と聞かれても、う~ん。それはこんなもんだから、しかたないと、自分自身に関することはあきらめていませんか?。そこのあきらめを何とかしようとするとしんどいのです。自分の生き方を見つめて、少しでも変えようとする人は素晴らしいと思います。でも、変えなくても良いとも思います。自分の人生の主人公は結局自分。自分で決めていることに、何で他の人が口を挟めるでしょう。知識や常識が足りない場合、方向性をアドバイスすることはできます。しかし、最後は自分の好きなようにやってね~と思いますが、そこに少しだけ踏み込んでしまうのが、感情の共有・・・「愛」じゃないでしょうか?

ちなみに、マスコミや世論なんて、一種のはやりですし、テレビにでている人がこんな所にいるはずが無いという先入観がありますから、実際は、道を歩いていて、そんなに好奇の目で見られることは無いと思います。この点はドラマでは少し大げさに描かれています。テレビを見ている私たちも、テレビでおもしろおかしく報道されれば、好奇の目で見ますが、実はそんなにバカではありませんし、自分の生活に関係なければ、忘れてしまいます。ですから、ちょっとおとなしくして、まあ、芸能界を引退してれば、そんなに違った人生とはならない気がしますね。

実は、ここで、考えることがあります。実際に愛する家族を殺された方はどうなんでしょうか?過失でやむを得ない事故で起きたこととして本人が反省しているならともかく、明確な意志を持って、遊びで愛する人の命を奪われたとしたら、許せるでしょうか?罪を償って世間に戻ってきたから、もうその人の人生を歩んで欲しいと思えるでしょうか?きっと、無理だと思います。そんな、笑って暮らせる人生を送って良いのかという悔しい思いが生じるのは間違いないでしょう。それを許せるための条件は、その人のその後の生き方・・。人間は罪を犯すことはあります。しかし、犯した罪に対して、その後の生き方、考え方がどうなったかで、許されるかどうかが決まるのでしょう。大抵の場合、自分の意志でもって犯した罪は、なかなか反省を促すことはできないのかな^^と思います。人が人を裁く・・・う~ん。裁判員制度と同じく難しい問題を含んでいます。頭痛くなるのでこのあたりでこの話題はパス~~~。

そして、全然関係無いサイドストーリーだと思っていたインスン母とサンウ父との恋。おいおい、これを発展させるとえらいことになりますよ。親どおしが結ばれちゃうと、倫理的にインスンとサンウは結ばれません。サンウ父には妻もいるし、あこがれという部分が大きいですので、きっとうまくいかないのだと思いますが、突然、すごい障害を発生させちゃった気がします。昔ながらの韓国ドラマじゃないですか(笑い)

14話は、被害者の家族からの好意的なネットへの書き込みで、世論は一転して、インスンに好意的に変わりました。。ひどいもんです。そんな評判だけで、人生を振り回されてはどうしようもありません。おまけにインスン母は、あくまで自分の価値観で、ものを測ろうとして、馬鹿なことをやっています。インスンは、周りの変化にとまどいながら、やはりどうして良いかわからないといった感じでした。

ちょっと中だるみしたなぁと思っていましたが、14話最終シーンで許しましょう。ここ・・すごいです。記者から、世間から、そしサンウからも、逃げ続けたインスンは、あの自分が死のうとした地下鉄のホームへやってきます。このホームは、彼女の人生を変える場所を暗示しているのでしょうか。死のうと思った自分にスンウが声をかけたのもこの場所、人々から愛されるきっかけをつくった人助け事件を起こしたのもここ。彼女は、逃げて・・・そして、考えています。そうして・・・やっぱり、サンウはここでインスンを見つけちゃったのです。彼女の行くところはわかるんかい^^。愛の力は偉大だぁ^^。インスンに近づく靴が見えて、視線を上げたインスンの目にサンウの優しい顔が映ります。そこでのインスンの表情の作り方・・・良いっ~~~。私がどんなに逃げてもやっぱりあなたはみつけてくれて、そばで優しい顔をしてくれる。私の欲しい愛を与えてくれるって感じに見えましたが、どうでしょうか?キム・ヒョンジュさんが、こんなにうまいとは思いませんでした。「ガラスの靴」ではめっちゃ可愛かったし、「土地」ではわけわからん強そうな役だったし、「商道」では、ストーリーがおもしろくて、恋愛部分にいまいち盛り上がりがなかったし、「波乱万丈ミスキムの10億作り」では、イメージを壊すコメディだったしね。このドラマのこの役は、すごいです。ほめてあげましょう^^。パチパチ!ショートカットの髪型も慣れてきましたし、ドラマ終盤での化粧の仕方もうまくて、とってもきれいに撮ってもらっていますね。

これまで、インスンの妹ジョンア(ソ・ヒョリムさん)とクンス(イワンさん)のからみは、パスだったんですが、ここにきて、この2人相当変でおもしろいです。ジョンアという役は、アホっぽく演じながらピュアですから、結構難しい役かもしれません。このジョンアのしゃべりは非常に特徴的ですので、一旦はまるとやばいかもしれません(まだ、はまってないので大丈夫)^^。クンスとの逃避行で、ジョンアの本質が現れてきましたし、クンスが変わっていきそうになるのを見るのがおもしろかったです。

でも、クンスの苦悩とは何か?インスンがいじめられているのを助けなかったこと?インスンの事件を目撃していながら証言しなかったこと?単純にインスンへの報われない愛というには、ちょっと謎を感じています。

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