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2009年5月 6日 (水)

韓国ドラマ「必殺!最強チル」16話まで

韓国ドラマ「必殺!最強チル」16話まで見ました。以下、ねたばれ多し^^

少しずつ疑問だった背景が明らかになってきます。まず、ソユンは9年前両班の娘でしたが、清への貢女に指名されたわけです。「助けてください」と願うソユンにチルは、一緒に逃げようと提案したわけですね。チルは剣の師匠であるフクサン父と別れ、チル父の「世の中を変えろ」という志をも捨て、一人の女性のために生きたいと思ったわけです。これは、これとして、そういう生き方もあると思います。必ずしも高尚な父の思想を受け継ぐ必要はありませんから。しかし、待ち合わせの場所にソユンは来なかった。正確には待ち合わせの場所にたたずむチルを見て、ソユンは心の中で「ごめん」と言って帰ったようです。その理由は自分の家族に迷惑がかかるから・・・。貢女に指名されて、逃げてしまうとその家に相当の罰が下るのは予想できます。ですから、ソユンは、そのような事ができなかったのです。そして、貢女として清に行くことを決心したわけです。その後、世子と出会うあたりがまだ謎なんですけど、家の面目を保って清へ向かう途中でソユンは自殺を試みたみたいです。貢ぎ物として他国へ行く女性の運命なんて、男の慰み物になるか、良くて奴隷ですから、好きな人がいる場合は特に死にたくなるのはわかります。ソユンは自殺しようとしたところを世子に止められ、世子の妻に仕えるようになったようです。人質とはいえ一国の跡継ぎに仕えることになりましたから、清での境遇もそんなにひどくなくなったのが、ソユンにとっては幸運でしたし、その分、世子に対し恩義を感じることになります。まあ、命の恩人ということですね。

世子は、大陸の新しい文化を吸収し、朝鮮にそれを持ち帰り広めようとしますが、王と意見が合わず、殺されることになります。殺されたのは、会合へソユンと2人で向かう途中で、そこで死に臨んだ世子からソユンは「妻子を頼む」と依頼を受けることになります。ソユンとしては自分の目の前で世子が死んだわけですから、かなりの罪悪感を伴います。そして、死を覚悟した世子の妻からも「子供を頼む」と言われることになります。ソユンは世子に命を救われたわけですから、その依頼を守ることがすべてとなりました。つまり、何よりも世子との約束が生きる意味となったのです。ですから、チルとの恋とかは二の次となりました。チルと再会しても王孫を育てるという過酷な運命にチルをつき合わせるわけにはいかなかったのでしょう。まして、済州島での、フクサンとの約束は「命を救うかわりに、決して三男を表にだすな」ですから、誰にも知らせることはできません。こういう事情で、王孫チェルソクは、ソユンの弟として育てられました。あれ?チルはソユンの幼少時代を知っているわけですから、弟がいたかどうかは知っていたはず?まあ、腹違いの弟がいるのがわかって、面倒をみているとか思ったのかな^^

もう、ひとつの疑問点だったフクサン父の行動もしだいに明らかになってきました。フクサン父とチルが再会した時、チルにとってフクサン父は裏切り者ではなかったんです。チルは、チル父が死ぬ時、藁の影に隠れていましたからチル父を殺した人間を知らなかったようです。それだから、フクサン父が現れた時、なつかしく、剣術も習うことができたのです。フクサン父にとって、現領議政キム・ジャソンは裏切りを依頼し、目をつぶされた仇ですので、チルを利用して、復讐を果たすとともに、チル父の理想を実現しようとチルの前に現れたというわけです。しかし、フクサン父がチル父を裏切った理由がまだわからない。まあ、何と難しいことでしょう・・・。シーンがあって、あとから、説明がくるわけですから、なかなか理解するのが大変です。

印象に残ったのは、チルの「生きてる人を死んだ人の約束で縛ってはいけない」です。言われると妙に納得するこの言葉。約束を交わした人がいないのですから、約束を守ったからといって、それを褒めてくれる訳でもないし、破っても非難される訳でもない。つまり、その約束を守るかどうかは、自分の心・生き方にあるわけです。ある種の自己満足の追求ですね。冷めた目で見ると、本人がそういう生き方をしたいんだから、お好きにどうぞって気もします。

吏官ミン・スングクは、世子毒殺の事実を知り、世子の息子が生き残っていることを知って、今の王を変えようとします。原則論が好きで、きまじめで、頑固な性格をしたミン・スングクですから、いったんその考えに捕らわれると大変です。見ているほうとしては、めちゃくちゃ危ない考えだと思うんですけど・・・。現政権に対するクーデターですからね。そんな行動は、長期にわたって、秘密を保ちながら、人間を選び、慎重に、冷静に行わないと失敗するのが目に見えています。失敗すれば、謀反罪ですから、待っているのは死。このドラマも、やばい方向(不幸なエンディング?)に進んでいくのでしょうか?

チルは、王を変えようとするミンの危険性を指摘します。王が変わったからといって身分や貧富の差がなくなるわけではないので、チルにとっては、普通に暮らすほうが良いと思ったのです。私は、チルの方に同意する気もちがあります。これは、現実の政治に置き換えると、なにをやっても政治は変わらないから、受け入れて自分のささやかな幸せだけを求めようということに置き換えられます。でも、何もしなけりゃ変わらない。選挙での自分の持つ1票の力を信じないといけないのです。安定した政権は各種の利権と思想の集まりとなりますから、少々のことでは変化はおきません。でも、みんなの小さな行動の効果はすぐには目に見えてきませんが、長い時間をかけて、いつかは、少しずつ正しい方へ変わっていくと信じたいです。(うわっ・・本当?)

さて、その王を変えるという方法ですが、選挙があるわけではないので、血縁に基づく候補者を選定し、同意する有力者を増やすという方法をとるのが、この時代のやりかただと思います。もっと、手っ取り早いのは、軍事力さえあれば、少々の無理があってもいけるかもしれません。しかし、単なる血縁で王の正当性を掲げられ、王に担ぎ上げられそうとなっている幼い子供に幸せがあるのでしょうか。庶民として普通に暮らしたほうが良い気がしますよね。王としての資質・・それは、ある程度教育が必要と思いますし、その思想が大きなポイントのはず。小さな子供を王とするには、無理がありますし、王としての本人の自覚もまだ生まれていません。周りが騒いでもしかたないという気がするのですが・・・。この幼き子を王とするには、帝王学、政治学を勉強させて、その資質を確認し、本人の精神的な成長を待って、それから、考えるというのでも遅くないはずです。有能であれば、その子は、自然に宮に入りますし、仲間も増える。そして、時期がきて、本人が希望すれば、支持する仲間と共に血縁を持ち出して王となる。そういう進め方が良いと思います。(これで、ドラマができそうだね^^)急に進めた場合、血縁の子供は単なる傀儡ですから、その子の人生のことなんか考えちゃいないと言ってよいでしょう。

何度も書いてますが、血縁による政権の世襲って問題が多いですよね(日本の政治家の世襲も多いですが・・)親が王(政治家)なら、子も王(政治家)・・基本的に親の真似をしていきますから、確かに、安定な世界をつくることはできそうです。でも、その後を継いでいく者に、欠けてくるものがある。それが何かと言われると難しいのですが、過去の建国した人物を見ていると、自分の理想とか熱意といったものでしょうか。

いろいろな謎が明らかになるにつれて、なかなか、シリアスな展開となってきています。どうなるんだろう。

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