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2009年9月13日 (日)

韓国ドラマ「カインとアベル」7話まで

韓国ドラマ「カインとアベル」7話まで見ました。

韓国ドラマといえば、記憶喪失・・(笑)この設定が何故良いのか、それは、記憶を失う前の人間関係と記憶を失ってからの人間関係が構築され、その両者が交差することにより、残された人々の喜びと悲しみが際だつからです。視聴者は、「え~、あんなに好きだったのに・・・」という想いと共に、残された人の記憶を無くした人へと向かう行き場のない想いに涙するのです。しかし、現実には、そう起こる現象ではありません。ですから、多用すると「またかい^^」という感じで、ドラマの現実感を喪失させます。ま、わかっていても、はまるというケースも多々あるのですけどね。しかし、このドラマのチョインの記憶喪失は、結構抵抗感無く受け入れられましたよ。なんか、新しい作り方を感じました。お見事です。

さて、6話は良いです。チョインは、ヨンジ兄ガンチョルと共に、韓国へ行こうとしますが、途中、同志の裏切りによりガンチョルは死亡します。託された言葉は「妹ヨンジを頼む!」です。兄と慕うガンチョルの最期の言葉は、チョインに生きる目的を与えます。自分は誰か?そして、ヨンジを守る・・この2点が彼のこれからの生きる目標です。

一方、ソヌは父の遺言を無効にするため、チョインが死んだことにする必要がありました。チョインの遺品が戻ってきたことを受けて、チョインの葬式が行われます。彼の死を信じられないソヨンですが、チョインの指輪を見て、死を確信します。「自分とペアの結婚を約束した指輪・・・間違いない・・・これを外すことは、私の知っているチョインである限りあり得ない。(私の知っていないチョインになっちゃってるんですけどね^^)」彼を信頼しているがために、死体が無くても、指輪は彼の死を意味します。ここでのソヨンの悲しみをチェ・ジュンアンさんが見事に演じてくれました。この人、ちょっとぽっちゃりしたのがワイドテレビのせいなのか^^顔をさわったのか、化粧のせいなのか、わかりませんが、印象が他の作品と比べて優しい感じになっています(別人ぽいぞ^^)

そして、韓国に入国したヨンジもチョインの葬式を目の当たりにします。同じ人を愛する2人の女性が出会いますが、中心となる男性がいない・・・嫉妬とかの感情よりも悲しみが2人を襲います。自分の知っているチョインが指輪を外すことは、あり得ないけど、万一、外すなら、他の女性と一緒のはず・・・その女性はきっと遺品のカメラに2人笑顔で写る写真の女性のはず・・生きていてくれさえいればというソヨンの最後の望みも、ヨンジの登場で裏切られます。こうして、ソヨンは、チョインの死を受け入れないといけない状態が作られていきました。うまくできてますよね。

そして、ヨンジにとっては、罪の意識・・・自分が中国で報酬をもらってチョインを見張っていたことが、彼の死亡の原因となったのではないのか?好きな人の死を導いたのは自分!これはきつい!彼女の心は罪と悲しみでズタズタになります。

そして、7話、オ・ガンホとして韓国に入国したチョインは、ガンチョル殺害の嫌疑で情報局に調べられます。そして、ここで、ヨンジと出会います。ヨンジは、チョインとわかりましたが、いとこのオ・ガンホであると彼を認めないと、チョインが国外追放となると知らされて、彼をオ・ガンホと認めてしまいます。身元のわかったチョインは自由の身になれたようです。ここで、チョインはヨンジに向かって「一生、側にいて守ってやる」と約束します。チョインにしてみれば、ガンチョルとの約束ですから、この言葉がでたのはわかります。しかし、ヨンジにとってはどうだったのでしょう。ソヨンとチョインは恋仲であることを知っているんですよね。記憶さえ戻らなければ、愛する彼は自分の側にいる・・・という複雑な感情をここで生じさせました。もう、めちゃくちゃうまいストーリーの流れなんですよ。その後、ガンチョルの遺骨を納めにきたところで、チョインの位牌に向かうソヨンをチョインは見かけます。おい、ソヨン・・そこで振り向けば、彼がいるのに・・・という古典的な展開に・・・わかっていても、はまってしまう。この私・・・。ここで7話終了なんですが、きっと、まだ、ソヨンとは出会わないだろうね。ソヨンがソヌの愛を受け入れた時に、チョインと出会わないと切なさは拡大しませんからね~。

チョインは、ソヨンとヨンジのどっちを選ぶんだろう?これって難しいかな。私の気分としては、可愛いヨンジとひっついて欲しいのですが、ソヨンと結ばれる方向へ持って行った方が、ずっと切なくなりそうな感じです。おいおい、ソヨンもソヌも病気ネタで死亡なんてなったら、怒ります(笑)先読みするのが楽しいなぁ~。

そうそう、ソヌ役のシン・ヒョンジョンさんも良いですな。中国の脱北者収容所で、ガンホがチョインであると気がつきますが、そのまま見捨てます。この罪は一生かけて償うという彼ですが、頭部腫瘍の再発が発覚します。彼に残された時間は、あまりありません。自分を信じてくれていたチョインを裏切る行動を取る彼の苦悩の表情は、けっこう伝わってきますよ。人は、絶対的な信頼を寄せる人を裏切るのは簡単ではありません。信頼には信頼で応えたい。それが、おそらく人が持つ本能であると思います。それが、集団で生活するための基本的なルールのひとつ。他人から指摘されなくても、ここを覆すことは、心に大きな傷を残すのです。自己嫌悪・・自らが自らの行動を裁いてしまう。自分の生き方が嫌いという人生は不幸です。ですから、なんとかそれを正当化しようとして、心のバランスを保ちます。それは、自分の行動がやむを得ないと思う原因を探すこと。ここでは、自分の父が、あんな遺言を残したから、自分の命もそんなに長くないはずだから、ソヨンはもともと自分が好きだったから、自分のほうが幸せにできるはずだから、実際にチョインが記憶喪失という状況になったのは、自分のせいでは無いから・・・などなど、きっとたくさんの理由を探します。それで、なんとか心を軽くしようとするのです。はい、大きい小さいはあるにしても、この理由探しは私の通常の生活の中でもやっています(笑)そして、時が流れたら、忘れられるはず・・・。でも、その裏切り感は、人の心の根本に存在するため、なかなか消えないんですよね。ソヌはいつか救われるのでしょうか。このドラマは男優が圧倒的に良いと思いますよ。

久しぶりの本格的ドラマ。ハン・ジミンさんが出てるので、どうも「復活」を見ている時の感覚に似ています。

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