韓国ドラマ「クリスマスに雪は降るの?」10話まで
韓国ドラマ「クリスマスに雪は降るの?」10話まで見ました。とってもとっても良い感じのドラマです。でてくる人は、それぞれ自分のパートをちゃんと存在感のあるものとして演じていますし、主役の2人・・ジワンとガンジンの恋も切ないし、ビジュアル的にも美しい。本当に良いんですよ~(眠い時に見ると危険な場合もあり^^)。
しかし、あえて言うなれば、私にはジワンの苦悩がいまいちピンときません。ドラマの根幹をなすジワンがガンジンの元を去らねばならなかった理由。ここが、弱いと感じるんですよね。自分が好きな人のペンダントを代わりに捜しに行って死んでしまったジワン兄というのでは、親や故郷、好きな人、自分の高校生活を捨てるほどの理由になり得るでしょうか。そして、ガンジンと再会した時の、ジワンの苦悩による恋の障害としては、小さいと感じてしまうのです。私が脚本家なら、ガンジンに、とても可愛い妹を設定して、ジワンのペンダント捜しに協力したガンジン妹が死亡というように作ります^^すると、自分が好きな人の肉親を殺してしまったという意識は大きく、ガンジンと一緒になることはできません。ま、ここでは、そうでないし、人によって感じるところは違いますから、ジワンにとって兄の死は大きいものだったと思うだけです。それでも物語としては、大丈夫な範囲に収まっていますし、ハン・イェスルさんのイメージチェンジとも言える好演とコ・スさんの目の演技に支えられています。以下、ねたばれ。
さて、8話から10話・・・かなり切ない展開でした。ジワンが兄のことを思い出して苦しむので、ガンジンに向かって「おまえからあきらめさせろ」というテジュン。この結果、ガンジンは、ジワンの目の前で、理事ウジョンにキス。かくして、ジワンはガンジンを想いながらも、優しいテジュンとつき合うことになります。
でもね・・ウジョンはガンジンが好きなんだから、むごいんですよね。こういう感じのシーンがいっぱいあって、ガンジンを好きなウジョンは、好きな男が別の女を愛しているという片想いの辛さを味わうことになります。このあたりのウジョンは良い役でした。「好きな人には幸せになってもらいたい!」これは、好きであれば、当然生じる感情です。そこに自分の場所を得ることができれば、自分も幸せなのですが、好きな人の幸せに自分の場所が無い時、人はどうするでしょう。なんとか自分の場所をつくろうとします。しかし、無理なら、笑って見送るしかありません。自分の幸せのために、好きな人の想いをねじ曲げることはできないのです。また、時間が経って巡り会う時、縁があれば、結ばれることもあるし、別の恋を掴むこともある。その時がくるまで、自分の納得のいく生き方をしようとがんばるしかないのです。こうして、ウジョンもテジュンも、ガンジンとジワンを手放す(本当?)ことにしたようです。
ガンジンは、ジワンの恋人テジュンを助けることによって、ジワンの幸せを願いました、しかし、そのことにより、ウジョン父の怒りを買い、産業スパイとして逮捕されます。ウジョンのガンジンへの愛により、ガンジンは釈放されましたが、会社はクビ。こうして、ガンジンは母のいる街に戻ってきます。そして、ガンジンの心を知ったジワンは、自分の心のままに、過去のしがらみを克服しようと父と母のいる街に戻ってきます。はい、すごろくでいう「ふりだしに戻る」ですね^^。
そして、10話最終。高校時代にジワンとガンジンが別れたあの場所で、雪が舞う中ジワンが言います。「これまでの事、一度だけ許してくれたら・・・許してくれたら・・・」この次の言葉気になるぅ・・・「私はあなたとやり直したい」でしょうか?ドラマでは、無言のガンジンからのすごい魅力的な笑顔&キス攻撃がくるので、もう・・どうでもいい・・・好きにして状態となってしまいました(笑)・・・(どんな状態じゃい。見ればわかる!)言葉なくても、笑顔で気持ちを持って行ってしまいましたね^^こうして、2人別れた所から、また、始まることを暗示して10話終了。はい、ミニドラマ10話で、めでたしめでたし。え?終わってないって、そうなんです。次は、血の繋がりによる障害を生じさせるのですよね。ガンジン母とジワン父は好き合ってますから、2人が結ばれるとガンジンとジワンは義理の兄妹となります。そして、どうも、出生の秘密もあるんじゃ無いかなと予感させるところもあって、2人の恋が成就するには、まだまだ大変みたいです。
うん、おもしろくて放送される週末が楽しみです。
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