韓国ドラマ「シンデレラのお姉さん」14話まで
韓国ドラマ「シンデレラのお姉さん」14話まで見ました。とっても重いドラマなんですけど、私は好きです。早送りや半分寝てたりしてたら、決してはまれませんし、わけがわからなくなります。一人一人の感情の動きと演技を追っていますと、すばらしいドラマに思えてきますね。
ドラマ中のビジネスの障害は・・・私は、今のところ、まあ、あまり興味がありません・・・パス^^。でも、契約が簡単に破棄されるのが何故なのかよくわかりません。契約時に違約事項をいれとかないと、発注者の都合でじゃあ止めたじゃ、やっていけませんわ(笑)以下、ねたばれ。
重要な人間関係は、ウンジョ(ムン・グニョンさん)とギフン(チョン・ジョンミョンさん)、ウンジョとヒョソン(ソウさん)、ヒョソンとガンスク(イ・ミスクさん)の3つです。
ウンジョとギフンですが、相思相愛にも関わらず、決してラブラブにならないカップル。ギフンは、ヒョソン父の死を誘導したという罪の意識から、ウンジョへ向かうことができません。これを告白して、ウンジョの許しを得たいと思っているのですが、いかんせん、ウンジョのほうが素直でない。ジフンが義理の妹ヒョソンの想い人であることを知っていますから、縁が無いと自分の心に鍵をかけているのです。
14話屈指の名シーン・・・「ヒョソンに向かって」というウンジョに問うギフンの言葉「本心か?」ここで、ムン・グニョンさんの顔のアップがくるんですけど、すごいです。女優です。涙を溜めて無言。「本心じゃない」と言いたくても言えない。ギフンの抱擁を受けながら、それでも決心して言う言葉「ヒョソンのこと考え直して」ウンジョの性格はとっても屈折しています。母の生き方を見ながら、人への思いやりを表現することをしてきませんでした。そこに現れた義理の妹ヒョソン。まっすぐに育った彼女のまぶしさは、ウンジョを変えていき、彼女の妹への大きな愛をはぐくみました。いや、もともとウンジョは、やさしい娘だったのです。ただ、世間を斜めに見ていただけ・・・素直な感情を表現できなかっただけなんです。この隠されたウンジョの感情を見るのがこのドラマの最大の楽しみと言えるでしょう。
そして、14話、私にボロボロの涙を誘導したシーンがあります。ウンジョ母ガンスクは、無くなった夫の日記を見つけ、自分の浮気を夫が知っており、どう思っていたかを知ります。そこに書かれていた夫の大きな愛。「彼女なしに人生を生きていくこと。それが、何より恐ろしい」ヒョソン父の言葉です。お金目当てだったガンスクの心にも、ヒョソン父の愛が染みていきます。あれほど、嫌だった義理の娘ヒョソンの甘えが気にならなくなります。ヒョソンはあの人の娘・・・私を何よりも愛してくれた夫の娘。その娘は、夫の愛し方を受け継いでいる。ヒョソンに向かって「私の娘・・」とガンスクが言った時には、私はもうすっかりポロポロ涙していました。こういうのは弱いんです。ところが、修復されたと思ったこの母娘の関係は、ヒョソンが父の日記を見つけて読んでしまうことで変わりそうです。14話最終は、日記を読んだヒョソンが継母ガンスクに向ける強い視線で終わります。父への愛が大きいが故に、その父をガンスクが裏切っていたと知った娘は・・・憎むでしょうねぇ。怖い次の展開です。
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