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2012年12月

2012年12月23日 (日)

韓国ドラマ「タムナ」見てみました。

韓国ドラマ「タムナ」を見てみました。いまさらという感じのドラマですが、韓国ドラマ視聴環境をブルーレイ化しようとしているので、ハードディスクに残っていたのが、このドラマでした。私の独断と偏見によるとまあ、見なくても良いかな~お好きならどうぞってところです。

なんといってもソウさんが苦手。おけけにファン・チャンビンさんは、パスですから盛り上がりません。このドラマは前半は強烈な辛抱です。そのうち、パク・キュ役のイム・ジュファンさんがとってもよく見えてきます。しかし、ソウさんの演じたポジンがとっちつかずキャラなので、いまいち。結果として、パク・キュにはまらなければ見られませんね(私はパク・キュだけ見てました^^)。韓国での視聴率や地域差別や方言問題などで16話に短縮されてしまったこのドラマ。後半はまずまずでしたよ。

物語は、17世紀の朝鮮王朝、英国人ウィリアム(ファン・チャンビンさん)は、長崎を目指していましたが、嵐にあって、タムナ(済州島)に漂着。そこで、海女のポジン(ソウさん)に助けられます。ポジンは海女としては、落ちこぼれで、自分の居場所が無く、自分の可能性を信じ島から抜け出したいと思っていました。そういうポジンとウィリアムは、仲がよくなり、ウィリアムが島を出るときは、一緒にポジンを連れて行く約束を交わします。

一方、都から流人として、タムナに流されたパク・キュ(イム・ジュファンさん)は、ポジンの家に世話になることになり、ひそかに都への献上品泥棒調査を行うことになります。ここから、いつのまにやら、東インド会社や都の大商団が絡んだ朝鮮開国問題へまで発展させるというスケールの大きさです。(ちょっと無理感あり、笑)

ソウさんは、「シンデレラのお姉さん」での演技はすごかったです。しかしここでは、おそるべき2股キャラ。いや、ずっとウィリアムが好きだったかもしれませんが、どう、考えても、パク・キュを応援してしまう・・私。ウィリアムとパク・キュを比べたら、普通はパク・キュのほうへいくだろう(いってほしい)ですから、ポジンがパク・キュに対してとっても冷たいので、テンション・・がた落ちです。パク・キュ曰く「これでもう会えないという最後になるかも知れないのに、おまえは、ウィリアムのことしか言わないんだな」→これがすべてを表しています。パク・キュはまったく相手にされていないのです。こうして、パク・キュの切ない片思いが始まるのですが、受けるポジンが幼すぎて、私には、なんじゃこの女・・どうならんという状態でした!

ず~っと、ドラマを見ていて、どこかで、ポジンはパク・キュの想いを受け入れるだろうと期待していました。ところが、ドラマが短縮されたためか、すっごい唐突な感じで、ウィリアムからパク・キュへ変わるのです。自分の気持ちに気がつかなかったポジン。「遅いよ。もう遅い!(もう、遅いねや)」と「Show Me」をバックに言ってあげたいところです(名作の男女7人秋物語をYoutubeでチラ見したら、さんまと大竹しのぶの絡み・・やっぱりすごいなぁ。年齢がわかる・・ね。笑)まあ、最後は大団円で終了ということです。

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2012年12月 8日 (土)

韓国ドラマ「屋根部屋の皇太子」全20話見終わりました。

韓国ドラマ「屋根部屋の皇太子」全20話見終わりました。さて、感想ですが・・・なんかよくわからないけど終わったなぁって感じの消化不良感が残ります。ユチュンさんの韓服姿が見たいならOK、タイムギャップによるドタバタが見たいならOK、前半部の意表をついた人間関係がおもしろいならOKでしょうが、残念ながら、私には合いませんでした。と言うことで、お好きならどうぞ。私は特に勧めません。

ただ、最終話は、わかならいけど涙がこぼれるシーンもありました。輪廻転生・・時を越えた恋ですので、どうしても最後は悲しい感じとなることは、予想していました。そこをどう捌いて、視聴後の私の気持ちを受けきれるかを見たかったのです。しかし、若干急いだ感があって、いろんなところで何故?という疑問符が飛ぶことが多かったです。以下ねたばれあり注意。

ちなみに19話20話のハン・ジミンさんは、とってもきれいに撮ってもらっています。女性からのプロポーズは斬新でしたよ。「愛してるから結婚したい」でも、世子ガクは、いつ、もとの時代に戻されるかわからないのです。別れが必然の2人。パク・ハにとって、1日でもいいから、ガクの妻になりたかったのです。これは、実は、現実世界でもありえる話。今日、隣にいる人が、明日隣にいるとは限らないのです。何かの拍子に戻ってこないことがありえるわけです。高速道路をかなりの速さで走っていて、タイミングよく自分の上に天井が崩れてくるなんてことがあるのです。ちょっとトイレに寄っていたら・・ちょっとスピードを上げるか下げるかしていたら・・運命は変わります。

しかし、通常は、明日が来ないことなんてことを意識しません。でも、本当は違う。そのことがわかればわかるほど、今が大切。だから、この今・・パク・ハはガクと結婚したかったのです。幸せな時期は長さでは計れないことがあります。明日悲しい別れがくることがわかっていても、今の幸せに踏み出す一歩は譲れないんですよね。

最終シーンは、相当の名シーンと思います。「遅いですよ。私はずっと待っていたのに・・」「どこにいました?私はずっとここにいたのに・・」「300年が過ぎてもあなたを愛してる・・」ここは、いいわぁ・・。

イニョン王妃の男、太陽を抱く月、根の深い木と見てきたら、ま、少々のドラマでは勝てませんわ(笑)

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2012年12月 2日 (日)

韓国ドラマ「太陽を抱く月」全20話見終わりました。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」全20話見終わりました。う~ん・・・よくできた物語です。はまっていたら号泣シーン満載で、絶対ティッシュが必要です。はまってなくても、子供時代のヨヌお亡くなりシーンでは泣くだろう^^最後のほうは、くさい演出ですが、やっぱり泣いた。

最終話では、「この人のここで泣け!ここで泣け!」という繰り返し責めてくる場面に、「ありふれてる」と思いながらも泣いてしまいます。泣かせのツボを押さえた名作と言います。機会があったらみてくださいね。

物語は、もちろん王道とも言える展開をベースにもっています。つまり、王の后ともなり得た娘が、とある事情で落ちぶれて、そこから再度王との恋を実らせることができるか?ということです。このパターンは、歴史ものにはつきものですが、視聴者の感情移入を進めるには最適の展開です。つまり「え~そんなとこまで落ちぶれて、どうなるんだろう?」という思いから、次に、主人公とともに成り上がっていく疑似体験ができるのです。ですから、この視聴者の疑似体験は、絶対ハッピーエンドにしなくてはなりません。なぜなら、視聴者は主人公に自分を重ねていますので、ハッピーに終わらないと満足しないのです。現実がきびしいからこそ、ドラマを見ていて、そこに自分を重ねる・・だから、絶対にハッピーエンドを望むのです(こりゃ私だ^^違う人もきっといるな^^)。このドラマはどうだったのでしょう。

物語は、若き世子(皇太子ね)イ・フォン(キム・スヒョンさん)は、宮中で偶然会った是大学の娘イ・ヨヌに一目ぼれ。2人は両思いとなりますが、世子の義理の兄(庶子)ヤンミョン公(チョン・イルさん)は、フォンがヨヌ(ハン・ガインさん)に出会う前から、ヨヌが大好きでした。ヤンミョンは身分やしがらみを捨てても、ほしいものはただひとつヨヌだけという強烈な愛情を持っています。領議政ユン・デヒョンは、次の王に自分の娘ユン・ボギョン(キム・ミンソさん)を后にしようと画策します。つまり、国に2つの太陽(フォンとヤンミョン)と2つの月(ボギョンとヨヌ)が存在することになります。当然、そこには権力争いが生じ、ややこしいことになります。そういう状況の中、ヨヌはお后に決定しますが、巫女のチャンの呪いにより発病、そして、死んでしまいます。残った世子フォンとヤンミョンはいつまでもヨヌのことが忘れられずにいましたが、あるとき、ヨヌに似た身分の低い女性が現れ・・・という物語です。

前半の子役たちの演技・演出は目をみはるものがあります。はじめは、ちょっと違和感が感じられましたが、途中からは、ヨヌの子役を演じたキム・ユジュンさんがすごい演技をしていきます。出演ドラマをあげても、いっぱいという子役さんですから、とても存在感がありますよね。若き日のフォンを演じたのはヨ・ジングさんで、「ジャイアント」のガンモの子役でした。フォンの大人時代のキム・スヒョンさんは「ジャイアント」のソンモ兄ちゃんの子役ですから、それからしてみると出世したものです。「自鳴鼓チャミョンゴ」のラヒの子役時代を演じたチン・ジヒさんは、ここでもわがままいっぱいのミナ公主の役ではまり役といえます(子供のわがまま、うるさい役をやらせたら、とってもいい感じで好き^^)ヤンミョン子役は「屋根部屋の皇太子」の侍従イ・ミンホさんですが、この人がいくぶん他の子役たちに比べて、ドラマ中ではるかに大人びている印象があります。

このドラマは、ひとりの女性をめぐる2人の男の純愛がみどころです。8年前に亡くなった女をずっと想い続けている男2人。一人は、王という立場ゆえに自分の気持ちを認められず安易な行動もとれず、一人はどんなに想っても想いがかなわないという切なさ。女性視聴者の方はヨヌに感情を同調して、2人の男から求められる喜びを味わってください(笑)ちなみに、私は、フォンの后であるポギョンも好きでした。この役も切ない役で、妻でありながら、決して夫から愛されません。かわいそうでしたよ。

さて、主役ヨヌを演じたハン・ガインさんですが、最近、この人が私は苦手。別の人による配役だったら良かったのにと何度も思いました。キム・スヒョンさんとのバランスでは、ちょっと年齢差を感じました。それでも、見させるところに、このドラマのすごさがあります。

妊娠したミナ公主に、彼女の罪を知ったヨヌ兄が問い詰めるシーンでは、私は、追及せずにそのまま、ミナと子と幸せを求めると思っていました。ミナが子を授かって幸せそうでしたから・・・しかし、心の平穏は別のところにあったのです。果てしなく続く自責の念とともに一生送るのはつらいことですから、このドラマのミナ公主の裁き方はうまいといえます。

しかも、ミナ公主は、ユヌの兄と結婚していましたから、血縁からいってヨヌとフォンは結ばれることがありません。また、フォンにはお后がいて、ヨヌはどうあがいても後宮。しかもヨヌ自身の身分も賤民にまで落ちていますので、身分制度からいって、それも難しい。ここをどうまとめるのかを注目していたのですが、まあ、うまく話をまとめたようです。視聴率も高く、間口の広い泣かせるドラマ、特に子役時代の名演はみておくべきでしょう。

このドラマの感想の最後はこの言葉です。最終話でヨヌの侍女ソルがヨヌ兄(ミナ公主の夫ね)へ向けて言っていると言われた言葉・・・・「幸せですか?」

・・・・大きな声で「はい」と答えられないなら・・・何かすることがあるのかもしれませんね^^

さて、次は「根の深い木」です。もう見終わっていますが、重厚な作品で感想を書けないでいます(笑)

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