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2013年4月27日 (土)

韓国ドラマ「優しい男」17話まで見ました。

韓国ドラマ「優しい男」17話まで見ました。濃密な愛の物語。愛のために全てを捨てられる女と、他のもののために愛を捨てられる女の物語。緊迫した心の描写と恐るべき切なさ^^と嘘。「ごめん、愛してる」とか「愛に狂う」が好きなら、安心してお勧めできるでしょう。あっと、まだ終わっていません。伏線が怖いので、どう終わるかが問題で、ここで感想を書いておきましょう。本当は9話で感想を書くべきでした。あまりにぐいぐいと引っ張られたので、書く暇が無かったというのが本音です。以下、あらすじに近いネタばれを含みますので、注意ください。

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まず、愛のために全てを捨てられる女、ソ・ウンギ(ムン・チェウォンさん)。彼女は、財閥の跡取り娘として、男に負けないよう教育され、合理的で、恋愛に無縁に過ごしてきました。彼女の前に、現れたのは、ウンギの義理の母ハン・ジェヒ(パク・シヨンさん)に復讐を企てる男カン・マル(ソン・ジュンギさん)でした。スケこましとも言えるカン・マルのやり方に、あっと言う間に恋に落ちたウンギは、すべてを捨てて、カン・マルを選択します。求めるものは、彼とのとっても平凡な生活。朝起きたら隣に愛する夫がいて、ごはんを一緒に食べて、子供を育て、仲良く年をとっていくという夢です。この夢・・・実は、ほとんどの人が実現しているかもしれません。ただ、その幸せに気がついていないだけ。親も仕事も捨てて、ウンギはマルに自分の気持ちを告白します。

このときのカン・マルの気持ちはどうだったのでしょう。カン・マルはある意味、愛のためにすべてを捨てた(過去形ね)男です。彼は、幼馴染の愛するハン・ジェヒのために殺人罪という汚名をかぶったため、有望な医師への道が閉ざされ、前科者として生きています。それでも、ハン・ジェヒを忘れられなかった。自らが立てた誓い・・・ハン・ジェヒを生涯守りたい。彼女がいつの日か自分の元に戻ってくるのを待っていたのです。いや、彼女が幸せなら、待ち続けたまま一生を終えても、それで良いと思っていたのかもしれません。

しかし、ハン・ジェヒは、権力とお金を求め、貧しい生活と愛する彼を捨てたのです。しかも、皮肉なことに、再会したとき、ジェヒはその立場を守るために、再度、カン・マルに汚名をきせることになります。愛と憎しみは紙一重。可愛さ余って憎さ100倍。愛するが故の感情は、カン・マルに過酷な道を歩ませます。しかし、復讐のために(ひょっとすると愛するハン・ジェヒに正しい道を歩ませようとする愛のため?)恋を仕掛けた相手がまずかった。騙したウンギはすべてを捨てて、マルを愛してしまったのです。

ここからが、難しいのですが、マルは、ウンギに惹かれはじめているがゆえに、彼女をだましていることが苦しくなったのでしょう。彼女を元の自分の世界へ戻すべく、「自分がジェヒのために恋愛を仕掛けた」と言って、こっぴどくウンギを振るのです。心のすべてを捧げて、それを失ったウンギの選択した道は・・・おお、それかい!無茶でんがな・・・(この展開は無理を感じましたが、まあ、それもよし^^)

そして時が流れ、ウンギは事故の後遺症で、脳に障害を持ち、記憶喪失となっていました(韓国ドラマ黎明期に流行ったこの題材・・・わかっていても切ないので、定期的にドラマに使われますが、私は好き)。ここのムン・チェウォンさんの演技の変わり方は良い感じです。話し方がゆっくりとなり、視線に力がありません。もう、見ているだけで守ってあげたい気がしてきます。

マルは、そんなウンギを元の状態に戻すべく、彼女の世話をします。マルとウンギの幸せな生活が始まったのです。心ならずも、ウンギが抱いていた幸せな生活がそこにありました。そして、マルもその幸せをかみしめていました。しかし、ウンギは徐々に回復していきます。それは、彼女がマルにだまされていて絶望したという事実を思い出すことなんですよね。そのまま、忘れていれば、幸せなのに、なんで、そんなこと思い出すんだぁと何度思わされたことでしょう。

思い出は生きる源になる場合があります。また、決して思い出したくない思い出もあります。過去は過去で変えられないし、今と未来を見て生きていけば良いのに、人は記憶するという能力がありますので、簡単に忘れることはできません。これまで、生きてきた記憶を失うことはつらいことです。良くも悪くも、自分の生きてきた証ですので、それを失うことは、自分の一部を失うこと。あなたはどんな人?って聞かれて、答えるためには、過去の自分の生き方を語るでしょう。それが無かったら、自分は何なんだろうと迷走してしまいます。それでも、記憶のあるところから始めれば、また、自分はこんな人間なんだと再構築することができます。今を積み重ねて、過去にする・・・時間の流れって、偉大だし怖いですね。

さて、もう一人のお金や地位のため、愛を捨てたハン・ジェヒ。ウンギの対照となる存在ですね。彼女は、マルに罪を着せた後悔と彼への愛情で悩んでいます。心の奥底でマルをとても愛しているのです。手にした地位は、自分が思っていたものよりずっと矮小なものだったのです。満ち足りているようで、全然幸せでない。何かに追われ、欲望と嘘と駆け引きの渦巻く世界。何か違う。マルと一緒にいたときは、こんな感じじゃなかった。幸せは、普段気が付かないところにあって、失ったときにその大きさに気が付くのです。みなさん、自分の幸せを振り返ってください。こんなドラマをぼんやり見ていられることが、どんなに幸せな時間であるかがわかるでしょう(おいおい^^)

そして、ジェヒは、マルを欲するのです。手に入れた全てを失っても、マルが欲しいと思うのです。しかし、もう、遅かった。マルはもう自分を待ってはくれません。マルの住んでいた家で、思い出にひたるジェヒ。かつて、その家でジェヒを待っていたマルのように、今度はジェヒがマルを待っているのです。しかし、決してマルは戻ってきません。縁が無いというひと言ですましても良いでしょう。運命論に持っていっては逃げているといわれるかもしれません。後悔は自分の選択の結果で、それを認めることは、心がつらいので、縁という言葉で心の平穏を保つのです。どのような言い訳を自分にしても、結果的に、何でもいいから、明日に向かう元気がでればいいんじゃない?と思います・・おっと、知らないうちに脱線していました。

こうして、ジェヒの目の前で、進められるウンギとマルの結婚話。ジェヒも心の奥底では、全てを捨てても愛をとりたいと思っているのに実現できない悲しさ。なぜなら、相手が受け入れてくれないから。そして、記憶が戻ろうとしているウンギは、会社の要職への復帰よりも、また、前と同じように愛する男を取ろうとしています。ジェヒは本当はうらやましくてたまらないのでしょうね。

こうして、ウンギは記憶を取り戻します・・・目の前には結婚を目前にした恋人マル。末永く暮らしましょうと抱き合う2人は、心の中で「うそつき」とつぶやきます(怖いぞ・・このシーン)。マルは、ウンギが記憶を取り戻した時、取り戻す前の気持ちが変わらなかったら、結婚しようと言っていました。待てる男(もてるではありません^^)マルは、愛するウンギが自分を信じてくれるのを待つのでしょうか?ウンギ・・このマルの気持ちに気づいてくれぃ!と視聴者をキリキリとさせた17話です。

ちなみに、おばかになったウンギがエプロン姿で、一生懸命料理をしている姿に私はきゅん^^。女性視聴者なら、混乱して気を失ったウンギを一晩中抱きかかえていたマルにキュン^^かもしれません(笑)

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