韓国ドラマ「男が愛する時」見終わりました。
韓国ドラマ「男が愛する時」全20話見終わりました。結論から言うと、このドラマは評価まっぷたつと思われます。なぜかと言うと、ソン・スンホンさんの男らしい演技を期待し、シン・セギョンさんの愛を見たいと思い、ヨン・ウジンさんの甘い感じを期待して見始めるのですが、その期待が裏切られたという気持ちを持たされるからです。するとこのドラマは、妙に子供っぽいおじさんと、ふらふら女とあつかましい男の物語のように思えてくるのです(言っちゃったよ。ごめんなさい)以下わかりにくい文章ですみません。
特に、前半部のソン・スンホンさん演じるハン・テサンが恋に堕ちて、うぶな男性を演じるところは、どうしても無理感が漂います(借金取立てをやっていた男がそれはないだろうという感じ)。それをあやすかのようなソ・ミド役シン・セギョンさんの演技も、ちょいと見ているほうは引いてしまいます(ぼく・・いい子だねって感じ)。そう思っていると、ヨン・ウジンさん演じるイ・ジェヒのソ・ミドに対する強引なあつかましいアタックが鼻につきます(もっとさわやかな感じかと思っていました)。
こうして、なんじゃぁ~こりゃと思って見ているうちに、ソ・ミドの2股交際はどんどん進み、そしてハン・テサンからイ・ジェヒに乗り換え~となります。12話には、このドラマで最高に強烈なシーン・・・ソ・ミドとイ・ジェヒの間での背徳感漂うラブシーンがあります。ここはある意味必見でしょう。見ているほうは「何ぃ~これで、このドラマはおさまりがつかん!ここまで行ってテサンに戻るのはよほどうまく作らないと無理」と思いましたよ。
つまり、私は、こんなにまで2股女の行動を描いてしまって、どう収めるのかが見たかったのです。先が気になる・・・感動はない・・・でも、どうなるんだろう?ひょっとすると作り手の意図にはまっていたのかもしれません。あっと言う間に見終わりました。視聴後の感想は、万人におすすめできないけど、はまればいけるドラマということです。
さて、このドラマのソ・ミドとハン・テサンは、年の差や育ってきた環境の違いから似合わないカップルです。おまけに社内恋愛。どうしても、価値観の違いからすれ違いが生じるのです。見ていて別れたほうがいいなぁと思いました。テサンは女性の扱いに慣れておらず、ネットの知識をマニュアル化して、交際を行います。若い彼女に喜んでもらおうとする行動ですが、これでは長続きするはずがありません。なぜなら、疲れるのです。恋愛の継続には、この人といると疲れなくて自然の自分がだせる・・ということが大切だと思います。
そして、さらにテサンは、ミドに対して価値観の押し付けを行います。俺といると幸せになれるって・・そんなぁ、そんなこと人に決められたくない。幸せは自分が感じることで、あなたの幸せが私の幸せであるとは限らない。結果として、同じ幸せになったとしても、自分の気持ちの選択権は自分で持っておきたいはず。こうして、ミドがテサンとやっていけないなぁと思わせる伏線が積み重ねられます。
一方、とってもミドの気持ちに理解のあるジェヒが2人の間に強引に割り込みます。女はある時、やさしさより強引な求愛にくらっとくるらしく、ミドの気持ちはふ~らふら(このあたりは潔癖視聴者は受け入れられないでしょう。なぜなら、韓国ドラマに、初恋を大切にする一途な愛を求めている人が多いからです。)ま、いろいろあって、最終的には・・・・となるのですけど、終わり方はこんなもんでしょう。私は、シン・セギョンさんの恋に堕ちる演技が見たかったのですが、満足させてはもらえませんでした。逆に、この女優さんは、ぶっきらぼうの顔しかできないんじゃないかと思いましたね。
また、けっこう私の好きな女優さんであるチェ・ジョンアンさんが演じるペク・ソンジュは、最後の最後で強烈な輝きを放ちます。このドラマで、一瞬、涙がこぼれそうになったのが、テサンとミドの愛ではなく、ソンジュの愛だったところが、このドラマの難しいところです。
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