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2014年1月30日 (木)

韓国ドラマ「男が愛する時」見終わりました。

韓国ドラマ「男が愛する時」全20話見終わりました。結論から言うと、このドラマは評価まっぷたつと思われます。なぜかと言うと、ソン・スンホンさんの男らしい演技を期待し、シン・セギョンさんの愛を見たいと思い、ヨン・ウジンさんの甘い感じを期待して見始めるのですが、その期待が裏切られたという気持ちを持たされるからです。するとこのドラマは、妙に子供っぽいおじさんと、ふらふら女とあつかましい男の物語のように思えてくるのです(言っちゃったよ。ごめんなさい)以下わかりにくい文章ですみません。

特に、前半部のソン・スンホンさん演じるハン・テサンが恋に堕ちて、うぶな男性を演じるところは、どうしても無理感が漂います(借金取立てをやっていた男がそれはないだろうという感じ)。それをあやすかのようなソ・ミド役シン・セギョンさんの演技も、ちょいと見ているほうは引いてしまいます(ぼく・・いい子だねって感じ)。そう思っていると、ヨン・ウジンさん演じるイ・ジェヒのソ・ミドに対する強引なあつかましいアタックが鼻につきます(もっとさわやかな感じかと思っていました)。

こうして、なんじゃぁ~こりゃと思って見ているうちに、ソ・ミドの2股交際はどんどん進み、そしてハン・テサンからイ・ジェヒに乗り換え~となります。12話には、このドラマで最高に強烈なシーン・・・ソ・ミドとイ・ジェヒの間での背徳感漂うラブシーンがあります。ここはある意味必見でしょう。見ているほうは「何ぃ~これで、このドラマはおさまりがつかん!ここまで行ってテサンに戻るのはよほどうまく作らないと無理」と思いましたよ。

つまり、私は、こんなにまで2股女の行動を描いてしまって、どう収めるのかが見たかったのです。先が気になる・・・感動はない・・・でも、どうなるんだろう?ひょっとすると作り手の意図にはまっていたのかもしれません。あっと言う間に見終わりました。視聴後の感想は、万人におすすめできないけど、はまればいけるドラマということです。

さて、このドラマのソ・ミドとハン・テサンは、年の差や育ってきた環境の違いから似合わないカップルです。おまけに社内恋愛。どうしても、価値観の違いからすれ違いが生じるのです。見ていて別れたほうがいいなぁと思いました。テサンは女性の扱いに慣れておらず、ネットの知識をマニュアル化して、交際を行います。若い彼女に喜んでもらおうとする行動ですが、これでは長続きするはずがありません。なぜなら、疲れるのです。恋愛の継続には、この人といると疲れなくて自然の自分がだせる・・ということが大切だと思います。

そして、さらにテサンは、ミドに対して価値観の押し付けを行います。俺といると幸せになれるって・・そんなぁ、そんなこと人に決められたくない。幸せは自分が感じることで、あなたの幸せが私の幸せであるとは限らない。結果として、同じ幸せになったとしても、自分の気持ちの選択権は自分で持っておきたいはず。こうして、ミドがテサンとやっていけないなぁと思わせる伏線が積み重ねられます。

一方、とってもミドの気持ちに理解のあるジェヒが2人の間に強引に割り込みます。女はある時、やさしさより強引な求愛にくらっとくるらしく、ミドの気持ちはふ~らふら(このあたりは潔癖視聴者は受け入れられないでしょう。なぜなら、韓国ドラマに、初恋を大切にする一途な愛を求めている人が多いからです。)ま、いろいろあって、最終的には・・・・となるのですけど、終わり方はこんなもんでしょう。私は、シン・セギョンさんの恋に堕ちる演技が見たかったのですが、満足させてはもらえませんでした。逆に、この女優さんは、ぶっきらぼうの顔しかできないんじゃないかと思いましたね。

また、けっこう私の好きな女優さんであるチェ・ジョンアンさんが演じるペク・ソンジュは、最後の最後で強烈な輝きを放ちます。このドラマで、一瞬、涙がこぼれそうになったのが、テサンとミドの愛ではなく、ソンジュの愛だったところが、このドラマの難しいところです。

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コメント

ぼんやり様こんにちは。
感想拝見しました。以下私見です。
ドラマ序盤テサンがミドに突然求婚する場面がありました。
テサンの台詞
「俺は一度も恋愛経験がないんだ」と。
この台詞はテサンという人物を理解する上で重要ですね。
テサンには母が男を作って逃げた、とい辛い過去があります。それが彼の心に深い傷を残しています。母に女の性を見たテサンはだから恋愛できないし、ソンジュを受け入れられない。
ソンジュは成熟した女。性の匂いがするですね。
一方、テサンはミドに過去の自分を見ました。ミドはまだ少女の面影を残すかのような娘。恋いに落ちるのは難しくないでしょう。そしてテサンは失われた己の青春をミドによって取り戻すかのようにミドに金銭的援助を始めます。そして七年後二人は偶然再会し、テサンは今の自分ならミドを手に入れられる。と思うんですね。ですがテサンは、娘も時がたてば女になるということにきづいていない・・。
そしてもうひとつはテサンの母への愛憎。これも重要ですね。テサンのミドへの執着はテサンの母への渇望にも見えます。
テサンの満たされなかった母への思慕がこのドラマの出発点です。
そうするとこのドラマは本当の愛とは何なのか、ということをテサンに教えるドラマとして見ることができます。(強引)
ドラマはテサンの独善的な愛を、ミドのテサンへの抵抗と、ジェヒのミドへの愛によってあぶり出していきます。
テサン、ミド、ジェヒの三角関係。この状況はテサンの両親の過去と二重写し見えます。ここでテサンは両親が味わった感情を自らも味わわなければなりません。両親と二重写しですからテサンはミドと必ず別れる事が必要です。ですがジェヒにテサンとミドを別れさせる、ちからはありません。
ですから作者はここにファンヒという要素を加えます。ファンヒはテサンに絶対的忠誠心を持っています。それも愛です。そのファンヒの忠誠心が終盤テサンを追い詰めることになるのが皮肉です。
ミドの記憶喪失が嘘だった知ったテサンはミドを問い詰めます。
ミドは答えます。あなたからジェヒさんを守るためだったと。
このミドの言葉でテサンはやっと我に返るですね。そして悟るですね。自分は間違っていたと。だから母を許せたし、ソンジュの愛を受け止められるところまで成長した。(腕を絡めてきたソンジュの手をにテサンが握ってやるシーンがツボでした)
と考えるとこのドラマはテサンの成長物語ということでどうでしょう(笑い)
期待外れのドラマであったことは否めませんが)
長々と乱文すみません
お気に障った削除してください。

投稿: 猫 | 2014年1月31日 (金) 19時55分

猫さん、こんにちは^^ 私の本文より長いすばらしいコメントをありがとうございます。

確かに、テサンがあの年まで恋愛経験がほとんどないということは、精神的なトラウマがあることを意味していますね。そうでなければ、初恋ともいえるミドに対する恐ろしいまでの執着。ミドへの経済的援助は自らの心の癒しかとも思われますが、その気持ちと愛との境目がわかりません。自らを重ねていたミドは自分と同じではなく、別の価値観を持った人間であり、そのことがわかったとき、初めて愛と呼ぶことができると思いました。うん。テサンの成長物語ですな。

投稿: ぼんやり | 2014年2月 1日 (土) 11時49分

ぼんやり様 駄文にコメントいただきありがとうございます。
誤字脱字記憶違いお恥ずかしい限りです。
もう少し続けてよろしいでしょうか?
m(_ _)m

テサンの間違いとは何だったのか。
テサンがミドに会いたくて大学を訪ねる場面がありました。当然ミドはテサンを拒絶します。テサンはミドの気持ちを思いやれなかった自分を恥じて、二度と現れないと言って去って行きます。今の自分はヤクザだから。身を引くんですね。
この場面はテサンという人物の本質を表しています。ミドとの再会がテサンを狂わせた。
しかし七年後成功したテサンは与える事で、ミドの愛を得ようとします。愛されるという見返りを求めて。自分が満たされたい。それは自己愛です。それがミドを追い詰めた事に気づくんですね。
ですからミドを諦める。
与える事は愛です。愛の重要な要素です。でも見返りを求めてはいけない。
それを象徴するのがソンジュのテサンへの愛ですね。テサンを救うためのソンジュの選択は自己犠牲です。究極の愛です。その選択は決してテサンに知られる事はないからなお輝きを増す。

ということで、自分好みドラマになるように解釈してみました。古くさいドラマです。でもパッケージはきれいなドラマです。(笑い)
長々と駄文失礼しました。

投稿: 猫 | 2014年2月 2日 (日) 19時02分

猫さん、こんにちは^^
人の為というと偽りとなるように、人に何かをすることは、実は自分の為なのかもしれません。ですから、見返りを求めないことに賛同します。後半のソンジュは良い役でしたね。

投稿: ぼんやり | 2014年2月 2日 (日) 22時45分

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投稿: スーパーコピー シャネル 手帳 | 2021年11月12日 (金) 07時38分

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