幸せです

2008年9月14日 (日)

韓国ドラマ「幸せです」14話まで

韓国ドラマ「幸せです」14話まで見ました。こういうベタベタのドラマってのも、見るのが楽だし、良いもんですな。長編連続ドラマの恐ろしさといったところでしょうか。この2話は泣かされましたのでポイント高いです。いずれも、ソユン母セヨン(イ・フィヒャンさん)のシーンです。

ついに、ソユン(キムヒョジンさん)はジュンス(イ・フンさん)と結婚することになります。このあたり、韓国の嫁入りが想像されて、興味深いところがあります。日本でも、結婚となると、いろいろわけのわからないしきたりみたいなものがありますよね。両家族が同じ常識を持っていたら、問題無いんですけど、どちらか片方が、そういうしきたりに疎かったりすると、「あ~あっちの家族は非常識だからね~」なんて言われることになります。結婚する当事者には関係のないところで、火花が飛ぶわけですわ。結婚に反対の家族だったりしたら、もう、気に入らないところを探しているわけですから、ちょっとしたことが許せなくなります。

このドラマではソユン母が娘の結婚大反対なわけです。しかし、そこに見え隠れする娘への大きな愛情が伝わるよう演出されているのです。母にとって、もっとも望んでいるのは、娘の幸せです。結婚に反対するのも、苦労するのが分かっているからです。世間を知らない娘が、愛という唯一の武器を手にして、まだ、見ぬ困難に立ち向かわねばならないということが母には分かっているのです。どうせなら、愛する娘は困難の待ち受けない安易な道を進ませたい。娘より長い人生を生きてきた母にとって、自分の経験を振り返って、そういう願いとなるのはわかります。でも、どんなに言ってみても、娘には娘の人生がある。自分の夢や希望を娘の意志を無視して乗せることはできないのです。そうなると、後は、今の幸せな娘の笑顔が一生続くことを望むだけ・・・。どうか幸せになって・・・こういう微妙な母の感情をイ・フィヒャンさんがうまく出していますので、泣けました。

明日は、結婚式という夜、ソユンは、枕を持って母の寝床を訪れます。いわゆる、「お母さん今まで育てていただきありがとうございました。私は、明日嫁に行きます。幸せになります。今日は娘として最後の夜を母と一緒に過ごしたいです」という視聴者が絶対泣いてしまうというベタベタのシーンがくると思うわけです(もう書いてるだけでも泣ける^^。ところが、ソユンの本音は、「そんなドラマみたいなこっぱずかしいことできるか~(ドラマなんですけど^^)」というものでした。妹・同居している親戚に勧められてしかたがないから、まあ、行くかって感じで母の寝床を訪れるわけなんです。もちろん、そんな可愛くない娘には、母も可愛くない対応で返すわけで、かくして、ソユンは「や~めた」という感じで自分の部屋に戻って寝ることにします。夜もふけて、もう、寝たはずと娘ソユンのベッドを訪れる母。娘の寝顔を見ると、涙があふれます。けっして、娘の前では言わない自分の気持ちを寝ているソユンに向かって話しかけます。「幸せになってね。今と同じように生意気を言いながら・・・」自分が育ててきた娘に告げる母として最後の言葉。これから困難なことがあっても、決して変わることなく、自分を失わず、幸せになってね。明日からはあなたのそばには私では無く彼がいる。私の役目は彼に託すわ・・という母なんです。もう、しかたないので、ボロボロ泣いておきましたよ、私。(この母の言葉、ソユンは寝て無くて聞いているんですけどね)

結婚後、ソユンは、母に言いました。「私、学期が始まるたびに、お母さんから数学の分厚い問題集をもらっていた。もらった時は、めまいがしたけど、結果的には感謝している。今回も急に結婚を決めて、怖じ気づきそうになったけど、今、分厚い問題集をもらった気持ち。最後まで解くから応援してね」これが、ソユンの両親への挨拶なのです。人生という分厚い問題集、解答を出すのは容易ではないけども、少しずつ解いて、最後まであきらめず、自分の人生をつくっていくからね。がんばるからという娘。単純に結婚式前夜に娘に「ありがとう」と言わせるより、何かずっと良い気がしました。この母娘は、本当に性格が似ていてぴったりの母娘です。でも、ソユン母の性格を受け継いでいる娘ですから、ジュンスの家でも、少し経ってうまくいかなくなるとソユンが「きぃ~~」って叫びそうな気がします(笑い)

もうひとつ、結婚後に、ソユンが実家に挨拶にきて、ジュンスの家に戻ろうとしている時の母と娘の会話も良かったです。実家から自分の家に帰りなさいと娘を見送るソユン父と母。この場所が、もうソユンにとっての家ではないことを実感させるシーンです。ソユン母は、ここでも実に素っ気ないです。泣きそうだけど決して泣かない母。娘が近寄って挨拶しようとするのに、でてきた言葉は、「ベタベタしないで・・向こうでも可愛がってもらうのよ」というのがせいいっぱいです。こうして、映像は大きくひかれ、娘が去った後、豆粒のようなソユン母と父が残ります。もう、ほとんど見えないのですが、映像ではソユン父はソユン母の手を握り、「散歩でもするか」と慰めます。「嫌よ」と断るソユン母。なんかこの夫婦もとっても良いですね。

余談ですが、脇をかためるエダ友人チョンアも可愛いですし、サンウク妻(チェ・ジナさん)も怖い顔をしなけりゃ主役がとれそうな美しさ(とりわけ結婚式の時の韓服姿はOK^^)と思います。

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2008年9月 8日 (月)

韓国ドラマ「幸せです」12話まで

韓国ドラマ「幸せです」12話まで見ました。こういう長編のホームドラマ(全58話)って、私貯めるとなかなか見ないんですけど、毎週見てるとそれなりに楽しめます。やっぱり、毎週コツコツと継続して努力することが重要ですね(なんのこっちゃ^^ドラマ鑑賞に努力は、いらん。)

このドラマを見ていると、なんだか「あの青い草原の上に」を思い出します。経済的に恵まれた世間知らずの娘が、母親の強烈な反対を押し切り、愛する彼のもとに嫁ぐ。その過程で、みんなが出会う親戚としてのつきあいのしかたとか同居問題とかが現れてくるのです。それでも、主人公は愛という信じるもののために、それを乗り越えていき、新しい自分の家庭というものを作るという感じで進むのでしょう。

このドラマでは、財閥令嬢ソユン(キム・ヒョジンさん)の愛と平行して、会社のために結婚したが、けっして忘れることができない女性がいるサンウク(ソユン兄)の愛(形としては不倫)とか、ソユン妹のエダ(イ・ウンソンさん)の純粋だけど、これまた身分違いの愛が描かれています。物語は、ソユンの兄妹の愛のかたち3つを対照させながら、進んでいきます。登場人物それぞれがなかなか良い味を出していて、楽しめます。まあ、私は飽きやすいので、これから、どう感じが変わるか、わかりませんがね。

さて、物語は、財閥令嬢ソユンの強引な結婚作戦が炸裂します。自分が会長の娘であると公表し、ジュンス(イ・フンさん)と結婚するとネットで流したり、母の前で、さも偶然のように倉庫で彼といちゃついている(ジュンスを襲っているともいう^^)のを見せつけたりして、自分の結婚を既成の事実として行きます。もともとソユン母セヨン(イ・フィヒャンさん)は、娘を財閥の息子と結婚させようとしていたのです。それは彼女の夢でした。財閥との婚姻関係は自らの会社基盤を安定化することになり、世間知らずの自分の娘も幸せにできると考えたのです。経済的には、それで正解ともいえるでしょう。物質的にはそれで幸せなのです。しかし、そこには、愛という感情の存在が忘れられています。一緒にいれば愛情も湧くという考えでしょうが、すでにソユンは愛する人を見つけていたのです。ですから、ソユンは決して母の言いなりにはなりません。会社のためや、打算的な結婚なんてソユンはしたくなかったのです。

人は、自らの意志で自分の一生を幸せに終わろうと願っています。ですから、母の愛情からの行動であっても、自分が納得できなければ、その道を進むことはしません。反対に納得できなくても、母の言うとおりの道を選ぶこともできます。それも自分が選んだこと・・・。結局、どの道を進もうとも、人のせいにはできないのです。

こうして、ソユンは、ジュンスとの結婚を選択します。母は、愛することと共に生きていくというのなら、親の財産をあてにしないということだから、財産相続放棄の書類へのサインをソユンに求めます。単なるいやがらせかとも見えますが、実はソユン母は娘をとっても愛しているのです(・・と思う)。覚悟して結婚しなさいということなんですよね。ソユンとしては、このやろーという気持ちがありますが、言い出した手前ひっこみがつきませんので、サインします。よ~く見ていると、この母と娘って、なんかすごくよく似た性格してるんですよね。この2人の会話を聞いていると、おまえら2人とも同じじゃん。この娘が年取ったらこうなるんだなぁと思いました。現実でも、恋愛相手の年取ってからの姿を想像するなら、その親を見ろとも言われます。環境で人間が作られるとも思いますが、遺伝子が半分は同じですから、そりゃ、似るのはしかたないとあきらめてくださいね~。

ソユンは結婚後にジュンスの家に同居なんて夢にも思っていませんでした。ジュンスの家にお金が無いなら、新居を自分の実家に都合してもらおうと思っていたのです。でも、ジュンスは違ってました。援助を受けることは借りを作ること。自分はそんなところで負い目を持ちたくなかったのです。男のプライドとも言えます。損得だけを考えれば、援助してもらえばラッキー^^というものですが、それは、自分の生き方に合わないのです。はい、ここでも人生の選択が出てきてますよ。別に援助を受けるのがOKと思う人もいるし、ダメと思う人もいます。これは、その人の生き方の問題で、どっちを選ぼうがかまわないと私は思います。実際の生活は、残念なことに愛だけでやっていけるわけではなく、そこに必ず2人が生活していくための最小限の経済的基盤が必要です。あまりにお金が無いと愛も疲れちゃうんですよ(わ~言っちゃった^^)このドラマのジュンスは、通常考えられる結婚相手としては問題無いと思いますから、2人で新しい家庭を構築できると思います。年取って、それが、2人の良き思い出に変わることでしょうね。

話変わって・・・エダのファーストキスのシーンは、なかなか良かったと思います。初々しい感じが表現されていて、見ているほうも、妙な緊張感が出てきたりしてドキドキものでしたよ。このエダの恋はソユンの恋よりもっと大変だと思います。きっと、自分というものを持っていなかったエダが恋愛をとおして、大きく成長していくのでしょうね。だって、エダもソユンの妹ですから、あの母の遺伝子を受け継いでますよ、ですから最後にはきっと・・・^^。

ということで、毎週みるんだろうなぁ。このドラマ^^。

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2008年8月16日 (土)

韓国ドラマ「幸せです」6話まで・・おまけで「エデンの東」のMV

韓国ドラマ「幸せです」を6話まで見てみました。このドラマは、「彼女が帰ってきた」「マジック」のキム・ヒョジンさんが、会社社長令嬢パク・ソユンを演じています。一方男性側は、「愛をたずねて3千里」のイ・フンさんが、普通のサラリーマンであるイ・ジュンスを演じます。

ソユンは、自らの令嬢という立場を隠して、父の会社で働いており、ただのサラリーマンのジュンスと交際しています。6話までに、ソユンの身分が、ジュンスにばれてしまい、明確な身分違いから、ジュンスは別れを決意することになります。愛があれば、なんとかなるというのはきれいなのですが、実際は、育ってきた環境があまりに違いすぎると、それぞれの持っている常識の差が大きくて辛くなります。多かれ少なかれ、結婚とか同居とかは、まったく違う常識をもつ2人が、協力して新しい自分の生活のルールを築いていくことです。それを推進する力となるのが、相手を好きだという気持ち、思いやりという気持ちです。つまり、うまくいくかどうかは、常識の差と相手への想いのどちらが大きいかということなんですよね。このドラマでは、大きな育ってきた環境の違いが障害として横たわっています。これを克服するだけの想いがあれば、2人は結ばれるわけですね。

これまでは、ジュンスは騙されていたという事実から、ソユンへの愛をまっとうするだけのエネルギーを持っていませんでした。ソユンは、もう、決めたという感じ(ちょっとヤケが入ってますが)で、親や兄妹に交際宣言をするのですが、ジュンスは、それに応えません。そのため、見ている私は、どうするんだろうと思っていました。で、ぼんやり見てましたが、6話最終でやってくれましたよ。ソユン兄のあまりのいやらしい発言から、ジュンスは決心したみたいです。「おまえみたいな兄から、ソユンを救い出し、この会社を救う」。こりゃ、すごい。妹と結婚して、会社社長へ上りつめるというわけですか。いやあ、ジュンスの宣戦布告がすごくて、まだ、見る気になりました。

この後、令嬢ソユンが結婚して、普通の家に嫁いだ時のとまどいと喜びと縦糸に、ジュンスの会社での成り上がりを横糸にして、描いてくれれば、長いですけど見るでしょう^^。

そうそう、韓国ドラマ「エデンの東」のMVがアップされてました。ソン・スンホン、ハン・ジヘ、ヨン・ジョンフン、イ・ダヘ、イ・ヨニといったビックネームの人たちが出演するらしいです。このMVはSg wannabe & 新人キム・ジョンウクという組み合わせですから、まあ、注目なんでしょう。キム・ジョンウクって、あの顔のナヨっとした人?(ごめん) でも、最近、イ・ヨニさんのMVばっかり放送されている気がして、ちょっと食傷気味なんです。MV見たけど、特にきゅ~~んと惹かれる感じじゃなかったね。ごめん^^

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