韓国ドラマ「彼女が帰ってきた」見終わりました。
韓国ドラマ「彼女が帰ってきた」全16話、早送りを交えながら見終わりました。ちょっと、きびしい表現となりますが、こりゃ、完全に個人の好みですので許してください。
前半は、けっこう興味深くみてたんだけど、どうしようもなくイヤなキャラクターがいて、見るに堪えなくなってきて、途中画面に向かって「おまえは、もういいからひっこめ!」と叫ぶ始末。そのキャラとは、キム・ナムジン演じるミンジェです。はい、このドラマで、キム・ナムジンさんは、ちょっと苦手から大いに苦手に昇格しました(笑) ミンジェというキャラは子供っぽいところがあって、しかも自己中。自分の想いをぶつけるばかりで、人のことは考えない。そんな感じを途中から感じ始めまして、このドラマの大きなブレーキとなりました。
そして、この大嫌いなキャラにフラフラするジェヒも嫌となり、「もう、いいから、ハロク、さっさとジェヒを振って楽になろうよ」と感じたわけです。ハロクはハロクで、ぐぃーんと惹きつけられることも無く、年の差を乗り越えられるほどの魅力がありませんでした。ストーリーは、途中まで、私が予想してた通りにきたのですが、いかんせん、演じている人たちに愛着がわきませんとどうしようもありません。ドラマの設定は、良かったのになぁ。どこで変わっちゃたんだろうね。
中盤、ジェヒがミンジェと恋愛関係になるのですが、ここから記憶を取り戻すのが早すぎるのです。もっとエピソードを重ねて、タメてタメて、切なく作れたはずなんですよね。25年振りに出会う恋人たちのシーンを、もっと気持ちを込められるように描いてくれなくっちゃ駄目です。ここを一気に行っちゃいましたから、「え~、この間まで、ミンジェとアツアツだったのに、何よ。それ~」と思うほどのジェヒの変わり方に感情がついていきません。
でもって、これ以後、ドラマはハロクとの恋を描くのか、ミンジェとの恋を描くのかよくわからなくなります。見ていた感じ、出演時間から考えれば、また、ミンジェへ戻りそうな感じだったのですが、過去のいきさつ「私が私でいる限り、ハロクがハロクである限り、永遠に愛します」という言葉を知る以上、けっしてこのドラマで、ジェヒはミンジェへ向かってはいけないのです。ここに、私が後半に早送りを多用した原因があります。
非常に惜しいドラマだと思います。配役に対する嫌悪感と私が期待する展開との相違から、私にはこのドラマを勧めることができません。まあ、女優陣はなんとか我慢できますが、ミンジェとハロクがねぇ。もっと魅力的に描いてジェヒがどっちを選択してもありだなと思わせるほどのキャラにしてくれたら、おもしろくなったでしょうに・・・。最終話は、ちょっと涙ぐみましたが、まあ、そんなもんでしょう。途中で、ジェヒの髪に白髪が交じったシーンでは、「お~、結局、過ぎてきた年は体をゆっくりと元の時間に戻そうとして、最終的にハロクと釣り合う歳・容貌に変わるのか?」なんてことを期待しましたが、違ってましたね。テーマを「歳を越えた純愛」として、それに合うような切ない展開とハッピーエンドにしてくれたら、すごく良いドラマになったでしょうに・・・残念です。「今を生きる私たちは、自分の考えのまま、未来に向けて精一杯生きていこう」ってのがテーマだったのでしょうかね。よくわかりません(早送りしちゃったので、ごめん^^)
本当は、人間の生死、科学の進歩と生命との倫理なんて、難しいテーマを含めることができたはずですが、いまいち伝わりませんでした。設定が冷凍からの復帰ですから、そりゃあまりに荒唐無稽だったのかな^^冷凍した魚や肉をおいしく食べるのでさえ、相当難しいですもんね。自分の経験から、そりゃ、難しいぜ~とつっこめるのが敗因ですか(笑)
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