ニューハート

2008年9月17日 (水)

韓国ドラマ「ニューハート」見終わりました。

韓国ドラマ「ニューハート」全23話見終わりました。このドラマは日本のドラマの「医龍」に似た感じがあるし、ウンソン(チソンさん)が、通信販売好きな所は、「HERO]の木村拓哉を思い出させます。ストーリー自体もちょっと韓国ドラマっぽく無くて、医師の生き方というほうに焦点があたっていて、ウンソンとヘソク(キム・ミンジョンさん)との恋はそれなりに・・といった感じです。

前の感想で述べたように、患者本位の医師と病院内の権力争いが、新しく患者が登場するたびに繰り返されているような気がしました。血液がビュ~って飛びますので、苦手な人はきついと思いますが、ある意味この手術シーンが見せ場とも言えます。本当は、もっとヘソクとウンソンの恋の進み方をじっくり見たかったのですが、やはりこれは医療ドラマ。テーマの設定自体が違うのでしょう。おまけででてきた登場人物があっさりと次から登場しないというところに、ドラマの細切れ感を感じました。ということで、私にとっては、普通のドラマ、はまれませんでしたが、演じてる人が好きなら、大丈夫です。

このドラマを見ていると医師って本当にすごいなと思います。病を治せたら、これまでになく感謝される存在であり、治せなかったら非難される存在となる。病院にくる人は、自分の病(体の不都合)を治すためにきて、そのためにお金を払うわけですから、当然その見返りを期待しますよね。口では、「先生にお任せします」なんて言っても、本音は「必ず治して下さい」という気持ちが無いはずがありません。医師として、この隠された期待に応えることの怖さ。気にならない人は何ともないのでしょうが、気になれば自らを磨き続け、自信を持つしかありません。自分はできる限りの最善を尽くしたという思い無くして、「残念ですが・・・」ということはできないのです。こりゃ、きつい職業ですわ^^

そして、思ったのは、医師は家族や愛する人の手術はできないんだなということ。たまに家族の誰々の病気が治したいと思ったから医師になったというような人もいますが、治療という行為には、冷静さ、客観的判断ということが必要です。簡単な手術ならともかく、生き死にの手術を家族や愛する人に行うことができるでしょうか。これは、無理な気がします。手術という行為には、患者を生かそうという感情の他に、心を乱す感情は、いらないはず。じゃないと、人の体にメスはいれられません。まあ、私は医者ではありませんので、普通の人が想像でこう思うと書いているだけで、実際は、もっと違う考えなのかもしれません。

さて、夫婦円満のコツがでてきましたね。「ごめんね。感謝してる。愛してる」の3連発でニコニコというわけです。素直に自分の非を認めて謝れることは重要です。プライドが邪魔をするので、困難を伴いますし、謝ってばかりだと、相手に自分が偉いと錯覚させることにもなりますから、このあたりが微妙なところですね。感謝の言葉「ありがとう」は、良い言葉ですし、言われて嫌になることはほとんどありません。「愛してる」は決めの言葉です。他の人とは違うんだ、特別な存在なんだよと相手に実感させる働きがあります。長年夫婦をやってきていると、どの言葉も、ひょっとするともう使えない気分になっていませんか?言わなくてもわかるはず・・・というのは、意外と間違いで、伝わってないことは多いし、言わないと分からないというのが本当かもしれませんよ。

このドラマでは学閥意識(エリート意識)とか病院内の科や医師間の対立とか、他病院への見下しとかが描かれています。ある時、これは患者を救うということよりも優先される事項であると問題提起されています。結論から言えば、何が正しいのか明白なのですが、まあ、ありそうな話です。この点をこのドラマは描いていくわけですから、どうしても心の中に不快な気持ちが湧いてきます。こんなはずはない。医療とはもっと崇高な理念のもとで行って欲しいと思っているわけですから、いつ、これが解決するんだろうと視聴者は思います。これが、このドラマを見させる原動力なのかもしれません。結局、最終的には、なんとなくハッピーという感じで、良かったなぁと思う結末でしたが、全体を通じて泣きや笑いといった感動自体は私には薄かったです。

ヘソクを演じたキム・ミンジョンさんは、まずまずでした。男性に奥手で、冷静な医師であった彼女が、ウンソンと出会い変わっていきました。途中で、ウンソンに対して恋をアタックしたのはびっくりしましたけどね。ただ、彼女が恋に落ちる過程や医師として変わっていくところを、もう少しわかりやすく描いてほしかったと思いました。ウンソン役のチソンさんは、コミカルな場面とシリアスな場面の表情の変わり方が大きくて、難しかったと思います。途中で、ヘソクの愛をやっと受け入れたと思ったら、同期として・・・なんて言うので、ガクッとしたところがあったのは、残念です。自分に自信が無いことから、なかなか、ヘソクの愛を受け入れませんでしたが、普通の韓国ドラマならウンソンを捨てた親がヘソクの○○と関係があって、好きなのに向かえないというわかりやすい設定をつくったことでしょう。ここは日本的にあっさりでしたね。天才胸部外科医チェ・ガングクを演じるチョ・ジェヒョンさんや、ヘソク父など、脇を固める人たちは、それぞれ存在感があって良かったと思います。OSTは歌も多いし、かなり良いので買って損はしませんよ!

しかし、ガラス張りに近い宿直室でキスシーンとか抱擁シーンは無いだろう^^丸見えじゃんと思ったのは私だけ?おまけに、白衣で普通に病院外へ出て行くのもちょっと抵抗があります。病院内の何かをくっつけて、外にばらまいている気がしますよ(笑)

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2008年9月12日 (金)

韓国ドラマ「ニューハート」18話まで

韓国ドラマ「ニューハート」18話まで見ました。けっこうなペースで見てますが、このドラマは感想が書きにくいです。

これまでは、ちょっと、日本のドラマに似たテイストを感じています。基本的にある患者が登場して、それに関わることによって、ウンソン(チソンさん)が成長し、胸部外科医ガングクの医療に関する考えが語られ、ヘソク(キム・ミンジョンさん)は、恋心を育てるという感じで進みます。そして、次の患者が現れるというわけです。これの繰り返し。こうなると、ちょっとストーリー的に切れ目があるような感じがするのです。あの患者ってどうなって、またでてくるんだろうかという疑問が、どこからでも見られる感じ・・・を与えます。これが、くどいと感じるか、繰り返されておもしろいと感じるかが重要でしょうね。私は、医療行為にとっても興味がありますので、不快感はありませんが、はまるというところには至っていません。

恋愛関係にスポットを当てれば、見た目はヘソクの方が、お姉さんに見えます。ヘソクは韓国一の秀才、男に負けないようがんばってきました。ですから、その行動は理性的で計算的です。恋なんてしたこともありませんでした。そのヘソクが、ウンソンに出会うことにより、恋を知るのです。ウンソンはヘソクと違って、心が熱い・・・のです。彼の医療に対する熱い考え方に触れることにより、ヘソクは変わり、ウンソンに魅力を感じてしまうのです。

人は、自分と同じタイプの人を好きになる場合と、まったく違うタイプの人を好きになる場合があります。同じタイプが良いと思うのは、行動が読めて、楽だということ。違うタイプが良いと思うのは、自分に無いものを見せてもらえること。たいていの場合、自分に無いものに惹かれ、自分を変えて、同じタイプになってしまうような気がします。これをお互いにやると、共に成長し、初めは違和感があった点が消えていき、最後には唯一無二のわかりあえる2人となるわけです。(まあ、うまくいかなきゃ、その前に別れちゃうんだけどね)

で、ヘソクはウンソンにベタ惚れとなるんだけど、ウンソンの気持ちがいまいちはっきり表現されないような気がしてるんです。ウンソンは、いろんなところでヘソクへの好意を示しているのですが、いざとなるとヘソクの愛を受け入れない。ここが、これまで、このドラマのストンと落ちないところ。ウンソンの理由は、自分が、ヘソクにふさわしくないという点だったのかな。ふさわしくないと思うので、愛に踏み込めない。無鉄砲と言われるウンソンですが、愛には無鉄砲ではなかったみたいです。なんとなく、ヘソクの愛にも無鉄砲・・・ってほうがわかりやすかったし、ヘソクは理性と感情の狭間で苦しむというようにしたほうが、良かったかも・・と思います。

まあ、18話ともなると、ウンソンもヘソクへの愛へ踏み出し、見てられないほどのラブラブシーンがでてくるんですけどね^^。これから、どう展開させるんだろう。院長であるヘソク父が、心臓病で倒れ、それを助けるという気がしてますが、ヘソクとウンソンの恋に限れば、特に障害もないし、そのまま幸せということなんでしょうか。まあ、お楽しみです。

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2008年9月 4日 (木)

韓国ドラマ「ニューハート」見始めました。2話まで

・・・ということで、有名な「ニューハート」でございます。2話まで見ました。私は、未だに医療モノ3部作「白い巨塔」「ニューハート」「ポンダルヒ」をどれも見ていません。見始めると好きなのですが、気分的には嫌なカテゴリーのドラマなんですよね。病に直面した人の気持ちとか、医師の倫理とその性格とか、治療における理想と現実の違いなど、思うところが多いものですから、けっこうしんどいんです。見始めたきっかけは、50枚いりのDVDのプラケースに積み重ねてDVDを保管しているのですが、「強敵たち」のDVDをめくったら、次が、「ニューハート」があったという単純な理由です。へへ

このドラマは「ラストダンスは私と一緒に」のチソンさん、「ファッション70's」のキム・ミンジョンさんがでています。「雪だるま」のチェ・ジェヒョンさんもでていますね。苦手な俳優さんはいませんが、あえて言うなら、キム・ミンジョンさんかな・・・^^。

さて、第1話ですが、けっこうおもしろく見られました。このあたり、貫禄からいって、天才胸部外科医チェ・ガングクを演じるチョ・ジェヒョンさんが圧倒的な存在感でした。胸部外科って整形外科と比べて儲からないうえに、訴訟が多いらしく、医師の志願者が少ないみたいです。しかし、マスコミへの話題性が高いため、広告塔としては良いという微妙な科として描かれています。

韓国随一といえる病院の院長にナム・ヘソク(キム・ミンジョンさん)の父が就任し、彼は、広告塔として胸部外科センターを設立するにあたり、マスコミ受けしそうな外科医を捜します。そこで、白羽の矢がたったのは、地方の病院に左遷されていた天才外科医ガンクク、彼を医科長として起用するのです。

彼は、医療に対して独特の倫理感(正しくてあたりまえともいう^^)を持っている上に、いきなり、科長に抜擢ですから、従来の医師に不満がでるのは当然です。こうして、人気のない胸部外科のレジデントに応募したウンソン(チソンさん)とヘソクですが、それぞれ無鉄砲と患者を見ないと言う理由で不合格。人が入ってきて楽になると期待していた科員は大反発して、ストライキにはいります。ウンソンとヘソクも不合格の根拠が一方的だと病院前に座り込みとなります。この辺は、病院という場所にちょっとそぐわない感じがしてイヤでした。わかりにくかったのが、ヘソクが座り込みに参加というか主催?していること。エリートの道を歩いてきた彼女ですが、彼女の不合格の理不尽さに同意する人々がすぐ、集まるところが疑問です。

病院が権力の世界に描かれていますが、権力とは、下の者を従わせる力。そこで、ストとか座り込みとかができるのが、不思議だなと思いました。完全なピラミッド社会を構成していて、言うことを聞かない奴はクビとなるのかと思っていましたよ(笑)。ですから、ガングク医科長に対してあきらかに嫌悪する発言を行うミン医師などは、ちょっとありえないなぁと思いました。まあ、実力の世界でもありますから、かまわないのかもしれませんね。

そして、第2話で、ガングクが胸部外科医になるためのこころ構えを語りながら、ウンソンとヘソクを受け入れるところは、良かったです。なんかわからないけど、言葉に圧倒される。辛くてもがんばろうと思わせるしゃべり方・・・うまいもんです。

人の行動を制御するのに最も大事なモノは、「やる気」。これをいかに生み出すかが問題なんです。上手にやる気を出させることができれば、困難な状況もみんなでがんばれます。怖いのがこの反対。モチベーションが下がると、たいしたことでも無いのに不平や不満がいっぱいとなります。でもって、その不平や不満を聞いているだけで、何とも思ってないほうも、気分が低下するという悪循環となります。働いていると周りにいろんな人がいるもんで、何かしようとすると、否定ばかりの意見をだすけど、代案もださない人とか、初めからいろいろ考えていてもしかたない、まずやってみよう!という人とか、何にもしゃべらず、何考えているのかわからない人とか・・。これが人の個性というものかもしれませんが、このような人たちをまとめて、ある共通の目標に向けるなんてことは、本当に難しいと思います。グループが大きくなればなるほどリーダーとなるのは難しい。そう思いながら、自分の上司や他部署の管理者を見ていると、人間ウォッチングだけで、意外とおもしろいかもしれませんよ。

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