どなたですか?

2008年11月24日 (月)

韓国ドラマ「どなたですか?」のOSTね

ひとり爆走(?)していた韓国ドラマ「どなたですか?」の10話をスカパーMnetで見ていたら、また見たくなって、とびとびでスンヒョとヨンインのシーンだけ、また最後まで見てしまいました。ストーリー無しかよ・・・うん(笑) 見たついでに、音楽のことを書いていなかったのでここで書いておきましょう。

OSTは何故か8曲と13曲のがあるらしく(本当?)、私の持っているのは13曲でした(買う気なかったのに、売れ残ったのかセールしてたのでついでに買ったという可哀想な奴)。8曲聞けるサイトを見つけましたので、urlを貼っておきます。コントロールバーの次っていう矢印を押すと次の曲が聴けます。(頭にhを補ってコピペね ttp://blog.daum.net/kido81/3498220)

さて、YouTubeで探すと・・・・

ここからのMVはファンが作ったので、ネタバレシーンを含みます。視てない人は、目をつぶって聞いてくださいね。

まず、絶対覚えてしまうのがこの曲イ・スンファンさんの「奇跡のような愛」ですね。もう・・・きゅんきゅんシーン連発のMVです。最後まで見てない人は絶対厳禁!音楽としては、古くさいフォークソングみたいなんだけど、これが、だんだん良くなるのが不思議・・・。歌詞もすごく良いんだよ。ヨンインとスンヒョのシーンでかかります。これがかかると・・・・・くるぞ~って感じ(何がくるんだぁ^^)

歌詞を画面やらで拾ってきました・・・こんな感じなのかなぁ^^

この世に生まれて初めて愛した人は君だけだよ
涙も悲しみも日差しの中に消えてしまうほどの愛だった
あなたの眼差しにある 一日一日が私の全てだから

愛しているという言葉 惜しみなく言いたい言葉
君の息づかいを感じるたびに ぼくの胸をいっぱいにするその言葉
同じ名前を持った 同じ人になって
ひとつの心臓を分け合って息をする
奇跡のような愛だね

君の目が君の指が僕に向けられるたびに温かい気持ちになる
何も誰もうらやましいとは思わない 世界を手に入れたようだから
君のそばで笑っていられる 瞬間瞬間が僕の人生になっていく

愛しているという言葉 惜しみなく言いたい言葉
君の息づかいを感じるたびに ぼくの胸をいっぱいにするその言葉
同じ名前を持った 同じ人になって
ひとつの心臓を分け合って息をする
奇跡のような愛だね

足りないことばかりで 至らないことばかりで
心の中では謝ってばかりだけど
別の世でまた会っても僕の愛は君だけだよ

愛してるという言葉 切り出すたびに切実なその言葉
あなたの香りがよぎるたびに唇の上で流れるその言葉
同じ日々を生きていつも一緒に 同じ日に旅立とうと約束した
これからの日々を思うだけで 幸せの涙があふれる

ただ一度の愛 あなたに約束します
これがまさに私の愛であることを・・・

次なる曲は「涙のでる人はあなた」  しずかな曲なんですが、なかなか良いでしょう。桜並木で「別の男をさがせ」とスンヒョが言ったシーンでかかってましたね。

さらに、「merry go round」  コミカルシーン満載のMVです。イルゴンが入って(憑依)いる時のユン・ゲサンさんは、わかりますよね^^大ヒット曲の「Tell me」ダンスって、「ニューハート」とか、別のドラマの中でも使われてますよね。

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2008年11月11日 (火)

韓国ドラマ「どなたですか?」見終わりました。

韓国ドラマ「どなたですか?」全17話見終わりました。良いドラマと思います。韓国での視聴率は高くはなかったみたいですけど、(ちょっと自信無く・・・)見てくださいねというお勧めのできるドラマだと思います。

テーマは、「親の子供への愛」ということでしょうか。娘のために、死んでも成仏できずこの世にとどまるヨンイン父イルゴンの娘への想いと、死んでしまったイルゴンへ向ける娘ヨンインと恋人ヨンエの想いに共感できたら、泣けます。この親子と恋人の想いを、潔癖性で企業のトップとして冷徹、仕事人間であったスンヒョを中心に据え、彼にイルゴンが乗り移るということで表現していきます。そして、そのスンヒョ自身とヨンインの恋も絡んできて・・・というとても設定としては斬新なものでした。ちょっぴり、イルゴンの死に関するサスペンス的な要因もあり楽しませます。逆にいろいろ詰め込んでますので、周辺の事情が最後には、はしょられた感じがします。ドラマ自体、もう少し長くても大丈夫だったと思いますね。

しかし、メインの、親の愛とスンヒョの恋という2点をしっかり楽しめれば、すごく楽しいドラマです。細かいことは気にしない気にしない(笑い) だって、終盤の展開って・・・けっこうものたりなさ・描き切れていない・あれはどうなった~あのキャラは何のために出ているんだろうなんて気持ちがわいてきますもの^^。本当は、スンヒョの病のところや、アメリカに戻るかもってところは、もっともっと時間をかけて、そして、そのヨンインの悲しみを描いて欲しかった。一生懸命に大好きな彼が自分のそばから、去るかもしれないと思うヨンインが見たかったのです。でも、まあ、いいかなって何となく思ってしまいます。

このドラマのヨンインの恋は、中盤からとっても上手に描かれています。そのため、若い時の恋ってこんなんだろうなぁと思ってドキドキします。これは少女漫画を見ている感じに似ていますね。ヨンインの拗ねたり、喜んだり、悲しんだりする表情を見ているだけで、楽しくなります。画面にはコ・アラさんの若さという魅力が存分に表現されていて、その若さによる未完成さ・将来性を感じさせますので、ドラマ自体のストーリー上の若干のものたりなさを覆い隠して、こんなもんで良いと思ってしまうのです。対象にユン・ゲサンさんの演じるスンヒョが11歳の年の差にもかかわらず、ヨンインと出会いその性格を変えていくという設定となっていますので、いっそうヨンインの若さが際立ちます。ひょっとすると、このドラマはヨンインから、若さというエネルギーをもらうドラマなのかもしれません。毎日の慣れ親しんだ生活や仕事に追われている私たちも、かつては、もっと純粋で夢見る時があったはずです。何も知らないが故に、無鉄砲で真っ直ぐに未来があると信じていた時・・いや、そんなことも思わず若さを浪費していることにも気づかず暮らしていたあのとき・・・私はこのドラマを見て、ヨンインをうらやましいと感じるのです。

ヨンインと父との関係はさすがに、泣けます。ヨンエとヨンイン父との関係はどうなったと思うと最終間近でおまけのように表現されていてちょっともの足りません。最も謎(?)だったのは、ヨンイン父の死にスンヒョの弟が関与しているという事実を秘密にしてしまったのです。この展開は、ストーリー的には「え~」って感じです。通常は、ショックを受けたヨンインとスンヒョは別れを決意、しかし、お互い最も大切な人であることを実感し、また、スンヒョ弟のヨンイン父の死への関与も大きくないとわかって、「こんなわがままなおじさんを放っておくと他の人が迷惑する」とかヨンインが言って、再び結ばれるというようにして欲しかったのです。こうして、いろいろ考えていると、もう3話くらい延ばせたはずです。まあ、このドラマは、親の愛に焦点をあてて、恋愛のドロドロ感は似合わないと判断したのでしょうね。確かにヨンインの若い一途な愛に、周辺の問題によるドロドロ感を乗せるのは、場違いなのかもしれません。

後半最も印象に残ったシーンは、「私達ってハッピーエンドにしましょうね」と声をかけたヨンインを、見つめるスンヒョに対して、ヨンインが言った「そんな目で見られたら不安になる」というシーンです。ヨンインは、スンヒョにとっての「サッカーボール」で、しょちゅう蹴られることを望んでいます。傷つけられても、スンヒョのそばにいて、自分の相手をして欲しいのです。ですから、黙って悲しそうにスンヒョから見つめられると恐ろしい不安に襲われるのです。常に前向きで楽天的に向かってきたヨンインの不安が私には、とても新鮮な感じがして良かったです。(う~ん、変な表現ですな)この後のキスシーンはなんであんなに遠景なんだぁと大いに不満^^。そういや14話のコンビニ帰りの雨のシーンから映画レオンの話のあたりも胸がきゅんきゅんきましたよ。Whoareyou こういうのが多いので私の評価が高いんです(笑い)

15話最終シーンのコンビニでのヨンインとスンヒョのシーンは、詳しく書きませんが、突然なんでびっくりします。おまけに中身はヨンイン父ですから、こりゃ困ったぁ~でも名シーンですな。こういうことができるヨンインが私は大好きなんです。最終話は、いろんな所でとっても急ぎすぎ・・・が残念です。スンヒョ病室でのヨンインの言葉で時間の流れを表現するのですが、それが長い期間のように思われ、ヨンイン父はどうなったの?と思ってしまいます。実際には、スンヒョの意識不明の時間は10日ぐらいで長くなかったみたいです。まあ、ヨンイン父が娘をお前にやるから目をさませって言って、スンヒョが目覚めたのは笑えました。最終シーンは可愛いキスシーンで終了ですか。よ~く見るとヨンインの表情に幸せ感が不足しているような気がしましたが・・・まあ、いいか。おや、こうして見ると、けっこう文句を書いてますよね。これで、何で良いのでしょう^^。こりゃ、好みの問題だぁ~ね^^。でもって、自分としては、とってもお勧めなんだけど、人がどう感じるかは不安要素多しです。

本日のお言葉「プライドって自分を守るものではなく、自分の大切だと思うものを守ることよ」・・・・・自分の大切だと思うものが多すぎてわからない時は、どうするんだろ。この欲張り~。

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2008年11月 8日 (土)

韓国ドラマ「どなたですか?」14話まで

韓国ドラマ「どなたですか?」14話まで見ました。ふっふっふっ・・・このドラマは、とてもいい! 後半こけなきゃ、今年見たベストドラマの一角にくい込むかもしれません(独り爆走中の怖さ^^)。こう、何と表現したらいいのか難しいのですが、若い娘の恋愛って、あんなにピュアーでドキドキなんだなぁと感動します。ストーリー自体に深さがあるわけではありませんので、このドラマの特徴ともいえるドキドキ感に同感できないと、まったくつまらないと感じると思います。ですから、6話あたりまでのドラマの展開でで、脱落する人がけっこう多いかもしれません。ただいま、Mnetで8話あたりを放送中ですが、これからすごく良くなりますよ~。がんばって見て下さいね^^。

あの・・・どこが良いって?もちろん、ヨンインとスンヒョの恋。残りの設定は、これを盛り上げるための伏線で、私は特に興味がありません(おいおい^^)韓国ドラマにつきものの2人の間の障害はというと、

1.スンヒョの弟が、ヨンインの父の死に関与しているかもしれないこと。これはとっても大きい障害なのかもしれません。しかし、恋愛は2人でするもの。たとえ、ショックがあろうと、いつかは乗り越えられる壁だと思いますよ。

2.年齢差。20歳の娘と31歳の恋。これは、特に問題ないでしょう^^好きならしかたないし、そんなに大きな年の差でもない。普通、女性のほうが大人っぽいし、男は結構いくつになっても子供。バランスとしては良いかも。

3.スンヒョの潔癖症と女性慣れしていないところ。潔癖症はだんだん解消してきました。女性慣れしていないところは、つきあう女性にとって、欠点でもあり、長所でもあります。だいたい31歳にもなって、ヨンインが初恋って言われたら、「え~~私が・・・@」てなものでしょう。しかし、彼は、仕事しかしてこなかったし、潔癖症が女性との交際を阻んでいたはずです。すると自分が初恋っていわれたヨンインはどうだったでしょうか。女心の複雑さで、実はとっても嬉しいわけです。「女性慣れしてないから、あんなにひどいんだぁ。私が初めての人になるのか。いろいろ直してあげよう」なんて思っちゃうのかな^^。こりゃ、その人が好きなので、勝手にして下さいという感じです^^。

4.幽霊であるヨンイン父の存在、これは、意外と大きな障害かな。スンヒョの人間性や年の差から、幽霊ヨンイン父が交際を反対しているわけです。しかも幽霊なんで、しょっちゅうスンヒョのそばにいて、隠れてヨンインに会うこともできない。つまり、常に父親の前で彼女と交際している状態となります。これを、自分に置き換えてみてください。デートの時に相手の親が常に同伴しているなんて、やってられませんよねぇ^^恥ずかしくて甘い言葉なんて、絶対吐くことはできません。しかし、ここでは、ヨンイン父が、常にスンヒョのそばにいるがゆえに、偽りないスンヒョの本気がわかってきますし、娘を本当に愛して幸せにしてくれるということを感じてきますので、父親の反対はいつかは無くなるでしょうと思います。

ヨンインはIQが99しかないから、クークーというあだなを持っています。「快刀ホン・ギルドン」のイノクもそうでしたが、女性はちょっとお馬鹿なほうが可愛い?(おっと、大胆発言だぁ^^失礼) もともと、男性は女性を守ってやろうという本能をもっていると思います。家族の中でも一家の長として代表し、大きな傘となって守る。その守るという感情は、自分がついていないと心配だという感情で増大します。ですから、年齢が若かったり、ちょいとお馬鹿で無鉄砲であったり、他に守ってもらえる人がいないという状態のヨンインを守りたいと思うのです。この男性の守りたいという行動は、相手に好まれていないと「大きなお世話」となるのですが、両想いとなると「幸せ」となるので、ここらが難しいところです。結局、人に対する行動なんて、自分がその人を好んでいるかどうかで決まるみたいです。なら、世間を楽しく暮らすためには、嫌な人間を減らせば良いことがわかります。好きになれば嫌な点は見なくなるし、嫌いなら嫌な点ばかり探してしまう。同じ状況であっても、人の心の持ち方次第で世の中が楽しくなったりつまらなくなったりします。どーせ、生きていくなら楽しく生きていきたいですから、楽しい気持ちになるよう自らを元気づけることが大切なんでしょうね。

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2008年11月 6日 (木)

韓国ドラマ「どなたですか?」11話まで

韓国ドラマ「どなたですか」11話まで見ました。いやあ、良いです。びっくりするくらい私のツボに入ってきました。11話は、近来まれに見るドキドキ・・きゅんきゅんきます。(なんという表現でしょうかね^^)これは、見ないとわかりませんよ(一人爆走してるのかも・・笑)

この中盤は、スンヒョとヨンインの恋が描かれていくわけです。スンヒョは自分の心の中に知らない内に入ってきた感情・・・ヨンインへの好意にとまどいます。彼はこのような感情を持ったことが無かったのでした。自分の世界を確立しているスンヒョにとって、この感情は煩わしいものでした。しかも、相手は20歳になったばかりの11歳も年下の女の娘。理性が彼に「いい男を捜せ」という言葉をヨンインに向かって吐かせます。おいおい、心にもない事を言ってもいいのか~。

この風変わりな彼の行動を受けるヨンインがすばらしい。実は、ヨンインはスンヒョのことがとっても気になっているのです。気になっている=好意ですので、スンヒョの行動に対して敏感になってしまいます。すると、スンヒョは彼女にとって理解不能なのです。ある時は、父のようでもあり、ある時は孤独で寂しい人のようでもあり、ある時は自分に好意があるようでもあり、ある時は、まったく相手にされてなくて、亡き父の恋人ヨンエが好きなようであり・・・まったく、彼のことがわかりません。でも、もうとっても好き・・・。そう、もう好きになってしまったのです。この感情は理屈ではありません。スンヒョを見ただけで、ドキドキ。誘われると口では文句を付けていても嬉しくてたまらない。スンヒョのことがわからないんだけど、時折見せるスンヒョの好意に対して、びっくりするほど喜んでいる自分がいる。この演技をするアラさんが、見事なので、そのドキドキ感が私に伝染してきました。この女優さんって、ここでは、しゃべらせるとうるさい役をやっているんだけど、黙って視線で感情を伝える時には、驚くほどの表情を見せます。すばらしいと思いました。

イルゴンは自分のいた孤児院に、ヨンインとヨンエと共に遠足に行こうと計画します。もちろん、スンヒョ(イルゴン)から遠足に行こうと誘われたヨンインは、「この人って別の男を捜せって言ったのに何なの」と言いながらも嬉しくて、可愛い服は選ぶは、化粧はするわですっかりデート気分でした。ところが、一緒に亡き父の恋人のヨンエが行くということにびっくりします。彼女にとって、ヨンエは父を奪う憎い女という存在でした。幼きヨンインにとって、父の愛情が自分以外の女性に向くことが嫌だったのでしょう。子供っぽい嫉妬心というやつですね。

そして、今度は、また、ヨンエを自分とスンヒョを争う女と勘違いします。とっても大好きなスンヒョに年の差のことを言われて、おまけに、ヨンエという大人の女性との関係を見せつけるなんて・・・とヨンインはスンヒョに怒りが湧いてきます。その怒りは、彼女の想いの堰を切ることになります。スンヒョに対して、「好きになっちゃたの。私、あなたより11歳も若いから、長生きしてずっとあなたのそばにいてあげられる。」と告白してしまいました。もちろんこれを受けるのは、イルゴンの憑依したスンヒョではもったいないですから、このときは、イルゴンはスンヒョから抜け出していたようです。涙を流しながら気持ちをぶつけたヨンインに、そっと近づき手で彼女の涙をぬぐうスンヒョってところで11話終了です。

この11話って、何度も見たい気がします。この後このドラマがどのようになっても、「どなたですか?」の11話は良かったなぁと私の心に残ることでしょう。

いや、続きを見るぞ~やめられない止まらない^^

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2008年11月 4日 (火)

韓国ドラマ「どなたですか?」見ています。7話あたりまで

韓国ドラマ「どなたですか」を7話までみました。投資会社を経営する冷徹で病的な潔癖症をもつ男チャ・スンヒョをユン・ゲサンさん・・・、画家であったが、病死した妻のために画をあきらめ、配達員として働いていたが、突然死亡し、この世に心残りがありすぎて、49日間この世に幽霊としてとどまるソン・イルゴンをカム・ナムギルさん・・・、その娘で、高校を卒業したばかりで、父の死亡にあい、ひとりぼっちとなったソン・ヨンインをアラさんが演じます。イルゴンの絵を探している画廊オーナーをシン・ジュハさんが演じます。

このドラマはこれから述べるおそるべき設定がすべてです。何と、死んだイルゴンは、スンヒョの体に1日に3時間だけ入ることができるようになっています。このことにより、イルゴンは、自分の死を悲しむ娘や恋人をなぐさめようとするのです。すると、冷徹な経営者のスンヒョは、3時間だけ、人情家で、何でも思ったことを口にするオヤジに変身してしまうのですね。スンヒョの周囲の人たちは、スンヒョ自身の交通事故の後遺症による記憶喪失とか多重人格と思ってしまうのですが、本人自体は、イルゴンの行動をまったく覚えていません。

この設定で何が起こるか?これはすごいですよ。まず、私は、この設定を初めて聞いた時、絶対泣けるはずと思いました。だって、死んでしまった人が他人の体を借りて、蘇り、愛する娘や恋人に接するとくれば、泣けないはずがありません。一方の亡き人と非常によく似た行動をするスンヒョを見て、いつまでも死んだイルゴンを忘れられない人たちとくれば、涙ボロボロのはずです。ところが、これまでは意外と泣けないんですよ、このドラマ。

まず、このドラマでもっとも難しいのは、ユン・ゲサンさんの演技でしょう。冷徹な人間と憑依したイルゴンとの演じ分け・・・これが難しい。こういう役のオファーがくるとやってみたいだろうとは、思いますが、相当の演技力を要求されます。このドラマの前半部では、ユン・ゲサンさんのイルゴンになった時の演技がオーバーすぎて、私には、少し違和感を感じました 。おまけに、Araさんは、きれいなのですが、なかなかスンヒョとの間で感情の動きが現れてこないのです。

さあ、ちょっと否定的な感想を書いてきましたが、物語は7話のあたりから、急激に良くなってきます。その原因は、まず、ヨンインがスンヒョを恋の対象として意識してきたことです。スンヒョはイルゴンが乗り移っている時は、イルゴンのかつての恋人ヨンエに想いを寄せることになりますから、それを見たヨンインが嫉妬するのです。「昼間は私を抱きしめておいて、夜は私の大嫌いなヨンエさんの肩に手をかけるなんて、信じられない」・・・すっかりヨンインはスンヒョを意識しています。でも、スンヒョにイルゴンが憑依している時は、ヨンインは娘ですから、こりゃややこしいことになりますよね。だって、父と娘じゃキスできないしね^^そして、ヨンエは、若いスンヒョにイルゴンの影を感じ、自分の心の慰めに彼に甘えてしまうのです。ここが、とってもおもしろい。この三角関係はとっても新しいですよ。

まあ、父親の娘に対する愛情は特別なものがあるのでしょう。ひょっとすると自分の妻に対するより特別な思いがあるのかもしれません。私の周りにも、娘を持った父親で、「娘が男を連れてきたら絶対会わない」なんて言っている人がいます。自分の血を分けた可愛い娘をあんな男にくれてやるなんて思いもしないというような、原始的な感情が支配するのです。でも、最終的には、娘から「お願い・・」と言われて、涙ながらに許しちゃうんですよねぇ~(笑)一方、母親の息子に対する感情はちょっと違う気がしています。男性と比べると女性のほうが本質的にはドライだと思いますから、たとえ心に思うことがあっても、口や態度に出すことは少ないような気がします。人によっても、大きく違いますから、このあたりは一般的には言えないかも知れませんがね。

泣けるシーンも増えてきました。ヨンイン酒のエピソードには、やはり泣かされましたし、ヨンエがスンヒョに向かって、「イルゴンさんなんでしょ?」とあり得ない確認をする所も泣けました。これから、イルゴンはこの世を去る時が近づいてきます。愛する人たちに、傷を残さないように去るところで、また、泣かされることでしょう。

そして、イルゴンの死の原因はどうなる? スンヒョの出生の秘密は? このように、コメディ、推理もの、恋愛もの、家族愛といったいろいろな因子を含んでますから、うまくいくと相当の高評価となるかもしれません。・・・でも、描ききれないとダメダメ評価となりますね(笑)

アラさんは、二重の目がとってもきれいです。何年かたって、こんなドラマに出ていたねぇというような女優に成長するかもしれません^^

本日のお言葉「辛い時に必要なのは、勇気や希望ではない。ユーモア(笑顔)が必要なんだ」

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