風の絵師

2009年3月11日 (水)

韓国ドラマ「風の絵師」全20話見終わりました。

韓国ドラマ「風の絵師」全20話見終わりました。感想は・・・絵に対する知識が深まるので、とっても有意義(最大の利点)ですし、、ムン・グニョンさんの演技は、かなりのもので一見の価値があります。過去の殺人事件の謎解きと政争が絵に絡んで上手に配置されている格調高いドラマです。

と・・褒めておいてから・・・、以下は、私の感想ですから許してください。

しかし、私の求めるドラマでは無かったみたいです。もっとわかりやすく下品でも良いから、涙と感動がもっと欲しいのです。ストーリーのバラバラ感、脇役のドラマでの生かし方、恋愛面の弱さと不自然感が惜しかったと思います。最大の利点である絵の解釈とか紹介が、どうしてもストーリーから浮いた感じになった気がしました。これはやむを得ない感じがしますけど、私にそう思わせちゃったのは残念です。

恋愛面の弱さ・・実はこれが問題でした(もう何度も書いててごめんね)。ユンボクとチョンヒャンとの恋はすばらしいと思いました。ここが、はまれたら、感想はまったく違ったものとなったでしょう。しかし、前の感想に書いたように、ユンボクが幼く見えすぎるし、チョンヒャンは色気が強くてまさに女性ですから、どうしても違和感が生じるのです。男だと思っていた人が女性であって愛してはいけなかったというチョンヒャンの想いは出ていましたが、受けるユンボクの風貌がその想いを受けきれないのです。そして、ユンボクとホンドの関係も、どうも高尚でして、わかりにくい。どうしても親娘に見えてしまう。ユンボクが男装を解いて、ユンという女性として生きていくと決心し、可愛い女性姿で登場し、ホンドとキスシーンなんて感じにしてくれると、もっとわかりやすかったのです。こういうストーリーって、ちょいと下品ですけど、ドキドキ感があって良いじゃん^^そう、思いません?

最終回は急いだのかそれぞれの脇役の思いや行方がはっきりしません。図画署の友人の存在感やホンドの友人やホンドを慕う女性、ユンボク養父の捌き方など、いろいろ気になります。イサンとイサン祖母との対決の行方も、別のドラマ「イ・サン」を見ているから、わかりますけど、知識が無ければ、どうも物足りなさ感を持つのではないでしょうか?個々ではすばらしく見所も多いのですが、全体としてみると私には物足りないというドラマでした。

このユンボクの役は難しかったと思います。他に誰でできるか思いつかないですから。男装が似合っていて、チョンヒャンの色気と大行首の嫉妬を受け止められるだけの風貌・・・しかも、ホンドの前では、すこしずつ女性感を出していく必要があります。そして、ある時は完全に女性として、ホンドの年齢に似合った風貌が求められるのです。これを受けられる女優はいませんね^^そう思うと、ムン・グニョンさん、がんばったほうじゃないかなと褒めてあげます。

ユンボクが最終的に妓生の風貌をする必然性はありませんから、最後は絶対おさげの女性姿で船に乗って去っていって欲しかったと思うのは私だけでしょうか(笑)

韓国での絵が見たい人は、おすすめです見てくださいね。こんなドラマを見なければ絶対見ることのないと思う絵がたくさん見られます。新しいものをみることができる機会を与えてくれたドラマとしてとても評価します。

ちょっと、脱線するんだけど、食べたことの無い食べ物を食べようとすると、ウチのじいさんは、「そんなおいしくないものを食べるな」と言います。でも、それは実際に食べてみないとわからないのです。人の評価は人の評価であって、自分のものでは無い。おいしかったら、満足ですし、結果として、おいしく無かった場合でも、おいしくないことがわかったという経験が得られます。実際に、自分が体験することの有意義さを大切にしたいと思っています。ですから、私は、とってもまずそうなものでも食べてみます。それから、これがまずかったということがわかったことに感謝します^^。  念のため・・このドラマがまずいと言ってるのではありませんよ。新しいものを見せてくれたことに「ありがとう」と言っているのです^^

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2009年2月24日 (火)

韓国ドラマ「風の絵師」16話まで見ました。

韓国ドラマ「風の絵師」16話まで見ました。このドラマもおもしろくないとは言わないけど、はまれないのが、悲しい。ユンボクが王の肖像画を破った件を無実にするための論理は、私の思った通りにきましたし、その過程も楽しみましたので、おもしろいと思いました。そして、イサン王から、前王の肖像画の秘密をさぐれとの密命をうけたユンボクとホンドは、殺された絵師が最後に残した5枚の人物画のありかを探します。うん、このあたりも、なかなか、おもしろい展開です。

そして、ついに、ユンボクは、自分が女性であることを妓生チョンヒャンに伝えます。良いシーンなんですが・・しかし、女性どおしの間柄ですから・・・・こんなところの恋には・・・やはり・・・はまれません^^このシーンを男女で演じてくれたら、良いと絶対言ったのにね。一方の、ユンボクとホンドの恋の方は・・・う~ん、じわじわ・・・という感じ。だんだんと、ユンボクが女性の格好をするシーンが増えてきましたから、進展しそうですよね。

ムン・グニョンさんは、とってもうまく演じています。アップの時の表情とか、男女の時のしゃべり方の使い分けとか・・すばらしいと思います。しかし、敢えて言おう。ミス・キャストじゃない?これは、ムン・グニョンさんの演技では無くて、容姿。男性を演じるには華奢すぎるし、女性の妓生の姿になったときは、ベビーフェイスが仇となって色気が無い。妓生チョンヒャンが色気たっぷりなんで、対照的に、いちだんとつらい。これが髪上げした状態ではなくて、三つ編み+テンギ(リボン)だともっと似合ったはずと思います。でも、ストーリー上、そうできなかったみたいですね。惜しいよなぁ。このあたりは、きっと、見る人によっていろいろだろうと思います。

こうして、物語はユンボクの出生・・・つまり、ユンボクが殺された絵師の娘であり、ホンドの探し人であるという秘密に近づいていきます。うまく、できていますよね。でも・・・感情を揺さぶられるシーンが少ないんだよな。

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2009年2月11日 (水)

韓国ドラマ「風の絵師」12話を見ました。

韓国ドラマ「風の絵師」12話を見ました。こりゃ、えらいこちゃ。思いもつかない衝撃の展開。私、さすがに、ここまでは予想してませんでした。え~いったいどうなるんだろう・・・・これが、12話の感想です。次への興味を大きく湧かせましたから成功といえますね。以下ねたばれ。

やっぱり、顔料を作ったヨンボクは、中毒症状による幻覚で、高所から落下して死亡。すると、ユンボクにとって、王の肖像画を描く意味が無くなったのです。ユンボクは、画を完成させた報償として、兄ヨンボクを顔料作りの職人から、解放させ、また、一緒に図画署で画を学ぶということを求めていたのです。兄の死により、その目的自体が消失してしまいました。おまけに、兄の死亡の原因となった中毒症状をひどくしたのが、自分が王の肖像画を描くための顔料を依頼したこと・・・とくれば、悔やんでも悔やみきれません。

こういう精神状態がボロボロの状態で、ユンボクは、王の肖像画の評価場所に参加します。そこは、官僚たちが、王の肖像画を評価する場所で、王はその間、意見を述べないことになっているみたいです。王に代わって、官僚の質問に答えるのは、絵師。すでに、官僚間では、その画を認めないということが根回しされていますから、あれやこれやといちゃもんをつけてきます。このいちゃもんに、ホンドは懸命に解答し、なんとか、うまくいきそうだと思いました。

しかし、ついに、亡きヨンボクのつくった顔料を非難されると、ユンボクの目から涙がこぼれます。兄が命をかけて自分のためにつくってくれたあの赤い色を非難されることは、兄の生き方自体を否定されているように感じたのでしょうか。もうユンボクの感情は自分でも抑えきれない状態になりました。おまえらは、はじめっから、画を認める気がないんだ・・・「これは、王の肖像画ではありません!」ユンボクは、王の肖像画を自ら破ってしまったのです。

わぁ~~~えらいことやっちゃいました。王の肖像画は、王の権威そのもの、それを引き破るということは、王の権威にたてつくことを意味します。これは、即、死罪を意味しますよね。でも、まあ、よく考えるとユンボクの論理は筋が通っているわけで、官僚たちはその画は王の肖像画でないと言っているわけです。それなら、それを破いたからといって、どこに罪があるのでしょう。ただの紙切れを破いただけ。破いた後で、やっぱりそれは王を映したものと言われても、それなら、前の発言はなんだったんだぁと言いたいです。身分の差がありますから、そんなことは言えませんけどね。

しかし、ユンボクのこの行動はホンドをも巻き込みます。弟子が破いたとはいえ、画が無くなったこと、弟子の監督不行届ということで、ホンドに罪がおよぶのは当然のことです。これは、ごめんなさいではすみません。ユンボクの感情にまかせた行動は、しかたないと思いながらも、ホンドに影響するというところまで、考えられなかったところで、軽率と言わざるを得ません。普通なら、ホンドも死罪でもしかたないと思いました。

ホンドは絵師としての資格を剥奪され、ユンボクは死罪。しかし、ホンドは何とかユンボクを助けようとがんばります。私としては、助ける方法が思いつかないのですけどね^^これから、ユンボクが実際は女というところを利用して窮地をのがれるのでしょうか。女の格好をさせれば、ユンボクの存在を完全に消すことができますから。ストーリーとして、次が読めないところが、大きな期待となっています。まあ、良い展開だと思いますよ^^

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2009年2月 8日 (日)

韓国ドラマ「風の絵師」11話見ました。

韓国ドラマ「風の絵師」11話まで見ました。さて、ちょっと変な視点からの感想かもね。

11話は、ユンボクとホンドが王の肖像画を描くシーン満載。途中、影絵のように写るユンボクの容貌のラインを見て、ホンドは思います。「このラインは・・・女のライン(もちろん、こんなこと言ったわけじゃありませんよ)」ホンドは画家ですから、容貌を描く時の筆のラインには気を使うはずです。そこで、影に写ったユンボクを見ると、どうしても女。ちょっとずつ、ユンボクの女性を意識させる展開となっています。

また、もうひとつのポイントは、図画署のおえらいさんの悪巧みにより、赤の色素が変色しちゃったことです。王の服を着色するための赤が無い。これじゃ、画を完成させることはできません。描いている途中で絵師が宮の外へ出て行くことは、御法度みたいだし(穢れるということですかね)・・・ホンドたち、ピ~~ンチってことになります。そこで、登場したのが、顔料作りを行っていたユンボク兄のヨンボク。ヨンボクは、ベニバナから、朝鮮の赤を作りだそうとしていたのです。(おやまあ、都合が良いことです)しかし、御真(王の肖像画)の龍袍(王の服)は朱砂を使用すると決まっているみたいですね。このヨンボクの赤色を使うと、また、危ないよな。でも、王は気に入ったようで、使用することになっちゃいました。

かくして、出来上がる肖像画は、従来のきまりや慣習を打ち破った構図・色のものとなるようです。肖像画は、王そのもの、王の権威を意味しているようですから、これを、たかが絵師が勝手に変えちゃったら、大変なことになります。「その画は画であって、ただの画では無い。」 考える人にとっては、権威そのもので、神にも等しく、侵すべからずの存在なのです。・・・ということで、きっとユンボクたちは、罪に問われることでしょう。(ただでさえ、そうしたい人ばかりですから、何かいちゃもんつけようとあら探ししてますもん)王としては、自らの権威を示したかったわけです。それは、従来の慣習には捕らわれないという確固とした意志を示すこと。つまり、「慣習に捕らわれる官僚たちよ、私は王として、強い権力でもって、自らの意志を政治に反映させるぞ」と言いたかったわけです。この王と官僚の間に挟まれた絵師は、とんだとばっちり・・・王に文句が言えないので、絵師に文句を言うでしょう。ちょっと、関係無く脱線するけど、ほら、現実社会においてもあるでしょう。上の命令に従っている中間管理職が、他部署から文句言われるってやつ。「そんなこと知らん。文句があるなら直接上に言えよ~」と言いたいし、上からは「私の意図・命令をちゃんと説明できない」と言って責められる・・・つらいねぇ^^

ちなみに、ここで、私の興味は、どうして顔料が変色するんだろう?ということでした。変なところが気になるんですよね。赤の顔料に使用されたのは、朱砂です。これは、硫化水銀からなる鉱物(HgS)で、辰砂ともよばれ、血のように真赤な色をしていることから、血液代わりに摂取すれば、血が金属になるってことで、大昔には不死の妙薬として服用されたこともあるようです。鎮静・催眠の作用のある漢方薬で少量なら危なくないそうですが、ちょっと怖い^^。加熱すると水銀蒸気と硫化ガスが出ますので、こうなると、めちゃ危ないです。このドラマでは、朱砂に悪者が銀粉を入れるのですが、朱砂に不純物として含んでいる硫黄が銀と反応して、変色(黒ずんだ)したのでしょうね。

一方、この変色した朱砂の代わりに赤として使用されたのが、ベニバナ。一転して植物系です。ヨンボクの作成した顔料の原料であるベニバナは、ほとんどが黄色の色素で、黄色の一部が酸化されて赤となるようです。この赤を取り出すためには、水にさらし、水溶性の黄色を溶かしだしてから、アルカリ性にして赤の色素を取り出すみたいです。紅花は龍袍の深紅色を出すための特別な染料として使用されていたようですね。良く知りませんけど、王子や王孫は雅青(黒色っぽい青)の服だそうです。服に描かれる龍も違いがあって、王は龍の足の指が5本、王子は4本、王孫は3本なんだって。赤は太陽・南・火を意味しており王様がその象徴の赤を着るのは、当然です。まあ、龍袍の染料として使用されていたものを画に使用したわけですから、材料としてそんなに非難されることは無いと思います。この色を使うなということは、王様の龍袍を非難することと同義となりますから、ちょっと言い返すことができますわ^^

さて、ユンボク兄のヨンボクは顔料の作りすぎで精神神経系の中毒症状が出てきました。高所で、女性の身なりをしたユンボクの幻影を見て・・・・落下?ある意味、幸せに・・・○○しちゃたのかな。画のことといい、兄のことといい、ユンボク大変ですな~。なんで、ヨンボクが中毒になったのかも気になりましたが、さすがに調べるのがちょいとしんどい。色素の抽出過程に生じる揮発成分による中毒ですよね。ちなみに、ベニバナ自体は薬として婦人の血の道に良く使用されたそうで、血行障害にも効果があるようです。

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2009年2月 3日 (火)

韓国ドラマ「風の絵師」10話まで

韓国ドラマ「風の絵師」10話まで見ました。ちょっと退屈なドラマになっています。

この2話は、ユンボクとホンドが御真画(王の肖像画)を描く絵師になるための選抜試験を受け、見事合格し、ユンボクとホンドが共に寝所を共にして、画を描くという話でした。選抜試験の内容はそれなりにおもしろいですが、びっくりするほどでは、ありません。また、ユンボクとホンドが寝所を同じくするところは、ユンボクの女の部分がでてきて、おもしろいのですが、ツボにはいりませんでした。

すると・・・・私、寝ました。

10話は4度も見ましたよ。ストーリーとしては、悪くないのですが、感動とか泣きとか、切なさって所が、今のところ少ないので、はまらないのです。まあ、これから、ユンボクがホンドの師匠の娘であるという秘密を持って、ユンボクの女としての切なさがでてくるでしょうから、もう少し感動すると思います。韓国ドラマ「イ・サン」を見てますから、王の立場がわかりますが、これを見てなけりゃ、王の存在がいまいち理解しにくいという気がします。王は、慣習を打ち破った肖像画を要求してますから、絵師にとって、とっても危険です。書き上げた後、官僚から袋だたきにあうのが見えていますね。おまけに策略で顔料に細工されそうだし・・・ピンチの連続です。これをどう捌いていくかを楽しみに見ることにしましょう。相変わらず、いろんな絵を見ることができるのは、このドラマの特徴で、この点は楽しいですよ。

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2009年1月26日 (月)

韓国ドラマ「風の絵師」8話まで見ました。

「風の絵師」8話まで見ました。ちょっと風邪気味なんで、走り書きの感想です・・・ってドラマは見てるのかい^^。

このドラマはおもしろいと思います。しかし、考えようによっては長所であるかもしれないのですが、とっても大きな欠点を持っている感じがします。それは、シン・ユンボク役にムン・グニョンさんを起用したこと。ムン・グニョンさんは、この役をうまく演じていて、表情のつくりかたとか立ち振る舞いとかは、見どころであると思います。しかし、どうしても体の線が細すぎるし、体型がちっこいのが気になります。ホンドと並んだときは、子供のように見えるし、妓生のチョンヒャンとの関係は、どう見ても似合いません。ドラマとはいえ、あのユンボクに、お色気たっぷりのまさに女というチョンヒャンが惚れるのがストンと落ちてこないのです。まあ、世の中には似合わないカップルというのが、ごく普通にあり、本人にとっては何の障害でも無いわけですから、かまわないといえば、それで良いのでしょうけどね^^ドラマとして、ユンボクが女性であったという設定でおもしろくストーリーを作っているわけですから、しかたありません。

ユンボクは、絵師試験に王の賛同により合格します。その後、ホンドとユンボクは王から民の生活を絵に写し取ってくるようにと依頼を受けます。このあたり、淡々と進んでいて、特に感動も無く、泣ける要素もありません。ひたすら、ムン・グニョンさんの演技を見てすごいなぁと思うのと、ドラマのシーンから絵ができるのがおもしろいと思うだけでした。しかし、この2点は、とっても大きな特徴であり、長所であるのです。私は、このドラマを見る前に、実際のユンボクがどんな絵を描いたのかを検索してましたから、お~ここで、この絵がきたかぁと非常におもしろかったです。参考までに、こんなところで見られます。hを補ってコピペ ttp://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E8%95%99%E5%9C%92%E5%82%B3%E7%A5%9E%E5%B8%96

ドラマ中でも述べられてましたが、ホンドの絵は顔が笑っていて、理想的な社会を描いているように見えますが、ユンボクの絵はより写実的でそこに情感や風刺が入ってきているような気がします。こんなことを思いながら見てると・・・おもしろいんだな、これが・・^^

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2009年1月13日 (火)

韓国ドラマ「風の絵師」4話まで見ました。

韓国ドラマ「風の絵師」4話まで見ました。おもしろいですよ~。以下ねたばれ。

3話は、ユンボクが、王大妃の密会現場を絵に写し取った事件の展開が描かれます。事件の責任をとって、手を砕かれるのは誰か?というわけです。ちょっと、疑問なのは、王大妃にとって、密会現場を見られたかもしれない人物やその絵を明らかにすることは、自分にとって不利益だと思うのです。秘かに、暗殺し、絵は破り捨てるという策のほうが最善かと思います。ドラマですので、まあ、その絵を描いた人物がわからなかったので、しかたがなかったと考えるのでしょう。犯人がわからない場合の責任の取り方として、ホンドの手を砕くというのも、重すぎる罪ですが、ありえます。

こうして、ユンボクの手か、ホンドの手が砕かれるという展開になりました。ここで、もう一人この砕かれ候補に参戦します。ユンボクの兄です。彼は、弟ユンボクの才能を惜しんでますから、自分が身代わりになろうとしたわけです。かくして、誰の手が砕かれるのか・・・・・ハラハラ・・・ドキドキ。

ギリギリのところで王様が登場!絵に描かれた人物が王大妃と気づいてしまいましたので、2人の間で、お話し合いが行われた模様です。王様「このまま、おおごとにすれば、この絵に描かれた人物があなたであるとわかってしまいますよ」王大妃「むむ、それはまずい」といった感じだったのでしょう。結局、手を砕かれることは無くなりました。しかし、犯人が誰かは明らかにしないと収拾がつかないのです。これは、想像なのですが、ユンボク父の告白により、ユンボク兄が犯人となったみたいです。かくして、ユンボク兄は、絵の顔料をつくる職人に落とされてしまいました。

すると、ユンボクの苦悩が始まります。自分の描いた絵の責任を兄におしつけて、のうのうと絵が描けるはずがありません。他人から、どんなに自分の才能を惜しまれようとも、そんなことは関係無いのです。絵の才能は、どちらかというと他人が評価するのであって、自分ではわからないのかもしれませんね。自分は、絵が好きで、単に感動を紙面の上に表現しているだけ・・・その表現が他人に伝われば、うまいと言われるのですが、本人にとっては、人に伝わることは意味が無いのです。へたくそな絵で、他人にメッセージを送れなくても、それを描いた本人が満足できれば良いのです。その紙の中には、自分の感動があるわけですから、他人がそれを見てどう思おうが知ったこっちゃありません。ただ、もし、自分の感動をみんなにわけ与えたいという気持ちが生じるなら、そこには伝達するための手段が必要となります。それが、絵を描くための才能であり技法なのでしょう。

ユンボクは、絵を描こうという気持ちが無くなり、自ら石で右手をつぶしました。私は絵とか書の方面はまったく弱くて、うまさや価値なんてよくわかりません。うまい人のを見ていないからわからないのかもしれませんが、ある程度の技量に達したら、その差はわずかとなり、受け手の感性のほうが重要になる気がします。その微妙な違いがわかるか、その違いに作者の才能と努力をその作品に見られるか?わからない人にはわかりません^^これは、音楽、絵画、料理に至るまで、芸術一般的に言えると思います。

4話は、右手をつぶしたユンボクの立ち直りが描かれます。それは、ホンド自体が絵を描いている姿を見せることで、ユンボクに描く喜びを思い起こさせようとしたのでした。「見えないモノを見たように描くこと」・・ユンボクは絵描きですから、その描こうとする欲求は本能として刷り込まれています。精神的な抑制を無くせば、ユンボクは筆を握るしかないわけです。ユンボク兄も、色をつくることに、いきがいがあるんだよと言ってユンボクの罪悪感を減らします(実は、顔料職場でいじめられているんですけど;;)そして、ユンボクは再び筆を握ることになります。

しかし、ここでの問題は、ユンボク図画署、長期無断欠席とホンドの事件解決後、図画署居座りの2点です。王としては、ホンドを手元に置いておきたいのですが、図画署の長官としてはおもしろくありません。かくして、この解決は、ユンボクが見事絵師試験に合格したら、どっちも認めようということになりました。強引な展開だぁ^^。私が王なら、まともな絵を提出できなかったという責任をとらせて図画署長官をクビ、ホンドをその後釜に据えますけど、政治というやつは単純でなくて、いろいろドロドロ難しいところがあるのでしょうね。

絵師試験の題材は2つ、一方は宮中行事をこと細かに描いたのを正確に写すこと、一方は詩の内容を絵として表現すること、いずれか一方の作品の提出で良いようです。これまで、詩のほうを選択した人はいなかったそうです。そりゃ、詩のほうで描いた絵を評価するのは難しいですよね。良い、悪いなんて、相当主観が入る余地がありますから、落とされても文句の言いようがありません。でも、ユンボクは詩から絵を描くほうを選択したようです。女性がブランコに乗っている図となるはずなんですが、見たことがないと描けません。

ブランコのある場所は・・・男子禁制の場所・・女性が湯浴みをするところにあったのですね。お~い。ここおもしろいんですけど・・・そこに行くためには、ユンボクは女性のかっこをしなくてはなりませんでした。さすがに、本来女性だけあって、違和感なしの容貌です。口調は笑えましたがね。おまけにユンボクを捜しにやってきたホンドも女性の振りですから、大笑いとなります。妓生のチョンヒャンは湯浴み場でユンボクと気づいたみたいですが、女と思ったかどうかがわかりません(普通女と気づくよなぁ、男を見る職業なんだから)

実際のシン・ユンボクはどちらかというと風俗画で有名ですが、絵師の試験に、女性の湯浴み姿やブランコからのぞく下着とかを描いては、それこそ春画と判断されてあぶないかも・・・と思う私です(笑い)

ユンボクが滝壺で溺れた後、服はどうなった。着替えたり、医者にかかると女性ってばれるんじゃない?って、ちょっと思いました^^

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2009年1月11日 (日)

韓国ドラマ「風の絵師」2話まで見ました。

韓国ドラマ「風の絵師」2話まで見ました。おもしろい!。近来まれに見るすばらしい入り方です。私は、全話そろってから、見るのが好きなのですが、スカパーKNTV放送中のこのドラマを、つい見てしまいました。やめときゃ良かった;;先が気になって、待つのがつらい。

以下、あらすじ化しています。

ムン・グニョンさんの演じるシン・ユンボクは、男装して図画署の生徒として登場します。彼女が何故、男装しているのかは、まだわかりません。今見ている韓国ドラマ「イ・サン」と完全にかぶる時代ですので、女が絵を描くことは許されていなかったのでしょうね。いやあ、「イ・サン」を見てますので、それとの比較で楽しいったら、ありゃしない。

ユンボクは、すでに天才的な画筆と才能を持っていましたが、ある時、外遊写生に出かけた際に、思わず筆を走らせた絵が問題となります。なんと、それは、王大妃(正祖の祖母・・というと、イ・サンではあの人か?)の密会の現場の絵となってしまったのです。今で言うと、密会現場に飛んだカメラのフラッシュの光・・・こりゃ、大変、スキャンダルをもみ消すためには、その撮影者(ここでは、絵師)を捜して、闇に葬らねば・・・と、えらい人が思うのは当然です。かくして、ユンボクは、春画を書いた生徒として、捜される立場になってしまったのです。でも、絵だけでは、誰が書いたかわからない。そこで、追放されていた名絵師のキム・ホンド(パク・シニャンさん)が都に呼び戻されることになりました。キム・ホンドなら、描線で誰が書いたかわかると思われたのです。こりゃ、なんでも鑑定団の目利きの人みたいに、絵をみて、この絵は確かに○○の作品ですって言わそうとしたんですね。

絵の作者を見つけるために、キム・ホンドが図画署の生徒たちに出した問題は、さかさまに立てた屏風画を模写すること(これは、頭の中で考えるのではなく、見たままを表現する力を示す)そして、9点を4本の一筆で結ぶこと(これは、常識に捕らわれることなく、大きな視点から物事をみることを示す)でした。いずれの問題に対してもユンボクはキム・ホンドを上回る才能を示し、絵に対する考え方も「描くということは恋しさである」と答えホンドをうならせます。この過程は、まさにユンボクの天才性が見事に表現されていて、ホンドと共に、なるほどと思いながら、見ることになりました。その結果、ホンドは、あの王大妃の絵の作者がユンボクであると気づきましたが、その才能が惜しくなってしまうのです。すでに名声を得ている自分と張り合うまでの才能・・・それは、万人が持てるものでは無く、努力しても手に入らないモノなのです。それを、たかが、偶然描いた1枚の絵でこの世から喪失させることは、あまりに惜しい。

これから、ホンドがユンボクを救う手だてを考えるのでしょうね。おまけにユンボクは女ですから、ホンドと恋に落ちちゃうの?、そして、ホンドが10年前に追放される原因となった事件とは何か?琴の名手チョンヒャンは、ユンボクに惚れるのか?なんて、興味がいっぱいです。2話最終で、チョンヒャンの手を握ったユンボクは、なかなか良かったです。これは、前にユンボクが書いた俗画で女の手を握る男と腰をひいてとまどう女の構図が伏線としてありますから、チョンヒャンがドキッとしたのが、伝わってきました。うまいぞ!

このドラマは、名優パク・シニャンさんですから、存在感があって、もちろんうまいです。一方のムン・グニョンさんは、ちっこくて可愛い童顔ですので、どう見ても男性には見えません。まあ、がんばってますから、なんとか男性として見て(頭の中で変換・・変換^^)、そこからどうしようもなく放つ女の部分がでてくるかを眺めることにしましょう。ムン・グニョンさんって、どうも色気がないって感じです(笑)まあ、だからこそできるこの役ですけどね。ユンボクの父として、脇にアン・ソクファンさん(怪傑春香のモンリョン父役が有名、マイ・ガール、ホンギルドンでも良かったよ^^)が出演していますので、私としては彼を見ているだけで、相当楽しい気分となります^^

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