韓国ドラマ「いかさま師~タチャ」見始めました。4話まで見ました。久々に寝ずに見た~。人が不幸に落ちていくのを見るのはドキドキして、おもしろいものですなぁ(笑・・・不謹慎) ・・・という冗談はさておき4話までで、子供時代から高校時代までが描かれました。お~久しぶりに長い感想です^^
前知識全くなく見始めましたが、このドラマって、配役がすごいではありませんか。メイン4人はいずれも、ピンで主役を張れる人たちです。おまけに脇役の豪華なことといったらありません。出演者だけなら、もはや期待いっぱいのドラマですね。男性陣は、「ありがとうございます」のチャンヒョクさんが、ちょいとお調子者だけど友達思いのコニ役を演じ、「インスンはきれいだ」のキム・ミンジュンさんが、コニとは対照的な落ち着いてはいるが中身が熱いといった感じのヨンミン役をしています。この2人って、画面におさまるだけで、十分かっこよくて、見栄えがします。女優陣は、「ファンタステックカップル」のハン・イェスルさんがコニの初恋の女性ナンスクとして登場します。彼女は借金のカタに売られてしまい、ミナと名前を変えます。そして、「彼女はボス」のカン・ソンヨンさんは、賭博場を仕切る女主人チョンマダムとして登場します。
脇役は、悪そうな役をやらせたらもう最高って感じのキム・ガブスさん(アグィ役)、ひょうきんものはもちろんイム・ヒョンシクさん(ビョン巡査長役)、まじめそうなイメージのイ・ギヨンさん(カン・デホ役)って、よく見る人たちが登場します。この3人の関係は、ビョン巡査長が元最高のイカサマ師で、その弟子がアグィとカン・デホ。この2人の弟子は、イカサマ師という生き方に対する考え方が大きく違っていて、アグィは、カモはカモで、お金をすべて取り上げ破滅させてもかまわないという感じです。一方のカン・デホは、イカサマ師といっても詐欺ですから、間違っていると感じ、足を洗って普通に暮らしています。まだ、わかりませんが、カン・デホは、アグィを警察に売ったらしく、アグィはカン・デホを恨んでいます。この恨みがすべての発端となっています。・・・・以下、あらすじ化してますね。
コニ(チャンヒョクさん)の父は、カン・デホと親密だったため、カン・デホを探すアグィにイカサマを仕掛けられたわけです。かくして、コニ父は、家中のお金を持ち出し破滅。最終的に死にいたることになります。つまり、アグィはコニにとっての父の仇ということです(←ここポイントね)さて、コニは賭博には才能を持っていましたが、母やカン・デホから賭博を止められ、普通の高校生となっていました。ここで、登場するのが、コニの友人であるヨンミン(キム・ミンジュンさん)。ヨンミンは病気の祖母を抱え、お金に困っていました。お金さえあれば、祖母の命を助けられる。こうして、手術代のために、コニとヨンミンは花札賭博へ足を踏み入れてしまったのです。しかし、プロからしてみれば、こんな2人はカモ。逆に、お金を失うことになります。結局、コニは、母のお金をすべて失い、それを取り返すまで、家に戻らないと決意して、イカサマ師の世界で生きることになります。ヨンミンは、祖母の入院費のため、アグィの下でイカサマ師として働くことになります。こうして、友人であった2人は、イカサマ師となってしまいました。
あれ、イェスルさんは、どういう位置なの?というと・・・コニの初恋の相手ナンスクです。高校生になって、偶然再会し、変わらぬ想いを重ね合うといった感じです。ところが、ここで、もう一人、賭博で破滅する人間がいます。それは、ナンスクの兄。アグィにイカサマを仕掛けられ、お金をすっかり巻き上げられ、ついには、妹ナンスクを担保にして、賭を行うことになります。このナンスク兄に引導を渡すイカサマ師が、あのヨンミン。イカサマ賭博で、ナンスク兄を破滅させました。こうして、ナンスクは、借金のカタにチョンマダム(アグィと組んでいる賭博場経営者)に引き取られることになります。ナンスクとヨンミンは、同じようにアグィ派に属していますが、ヨンミンはナンスクにとって兄の仇というわけです(←第2のポイントね)こういう感じの話でしたが、飽きもせずとってもおもしろかったです。隠された仇の関係がとても興味深くて、今後の展開が楽しみです。まあ、高校時代の各人の容貌はかなり笑えますけどね^^イェスルさんのセーラー服は無いだろうと思いましたが、視ているうちに慣れます。「ファンタステックカップル」の時には、会心の笑顔をほんとに封印していましたが、ここではいっぱい見られます。目が大きいんだよね。
さて、賭博で身を持ち崩す人が、何人もでてくるのですが、そのパターンは・・・はじめ、ちょっと儲かる→こりゃうまい→もうちょっとやってみよう→ありゃ、損しちゃった→ツキがないだけだ→取り返そう→損が重なっちゃた→元金だけでも取り戻そう→さらに借金が増えちゃった→気づいた時にはどうしようもない。この賭博の連鎖が怖いわけです。ツキと実力で勝負が決まっているわけでは無いのですから、イカサマ師に思うようにはめられてしまいます。どこかで、止めれば良いのですが、カモは自分がカモであると気づかず、ツキが戻れば取り戻せるはずと信じているわけです。いやあ、悪い奴がいるもんです。儲かったところで、さっさと止めれば良いのですが、それができないのが人間。止め時がとても難しい。視聴している方としては、そこで止めれば良いのに・・・と思うわけですが、当事者としては、その時期の見極めがわからないわけです。株の売り時、買い時に似ていますよね。もうちょっと、上がったら売ろう、もうちょっと下がったら買おうと思っているうちに、時期を逃してしまう。後から後悔して、あの時こうしたら良かったと思ってもダメなんです。自分の信条を欲張らず、80%の満足でいくと決めていれば、良いのでしょうが、そうできないのが、賭博の魅力なんでしょうね。
賭博について、思うことは、まず、賭博に回すお金は捨てたものと思うことですよね。これを娯楽と考えれば、楽しんだことに対する支出ですから、お金が戻らなくて当たり前。万一、お金が戻ってきたらラッキーって感じでしょう。これは、宝くじを買う時にも、通用します。当たらないのに、3億円当たったら何を買おうなんて考えてしまう・・・。宝くじは買わなけりゃ確率はゼロだけど、買えばゼロではない。といことで・・・私は、ときどき宝くじ(夢)をほんとに少しだけ買います(笑) 賭博という商売が成り立っている以上、参加者は確率的には絶対負けるわけです。ですから、それにかけるお金が返ってくることを期待する方が無理ですよね^^賭博のコツはお金が戻ってくることを期待しないこと、そうすれば、ひどい目には会わないでしょう^^でも、単に花札で白黒をつけるという場合は、スポーツのように、運と実力の因子が大きくなってくるのかもしれません。でも、そこにイカサマが存在しては、イカサマ勝負となるわけですから、それはまた違う勝負です。
もうひとつは、人にとってお金の価値が違うということです。何兆円も持っている人が、500万円の勝負をするのは、どうってことないはずで、さっき述べたように、戻ってこなくても気にならないでしょう。ところが、貯金が無い人が500万円の勝負をすると、それはもはや人生を賭けたものとなります。こんな2人が勝負できるでしょうか。はじめから、全然対等では無いですよね。おまけに、ルール上、掛け金を乗せていくようなゲームだと、絶対的なお金の量は、圧倒的な優位さを生みます。お金があれば、「はい、それに500万円上乗せね^^ついてこれる?」お金が無い方は「500万円・・・そんなにあるもんか、じゃ借りて付き合うしかない・・・負けたら・・・;;」この精神的な違いはとても大きいと思います。勝てば、嬉しいのですが、こんな怖い勝負はしたくないです。楽しみでは無くて、怖さが勝ってきます。まあ、この怖さがたまらないという場合もあるでしょうし、怖いからこそ、それを抜けた時の喜びが大きいとも言えるでしょう。そこは、個人の考えですから、お好きにどうぞというしかありませんね。
ドラマは、きっとイカサマ師として、コニとヨンミンが戦うことになるのでしょうね。ナンスクをめぐる愛情と2人の友情と勝負を絡めた話になると期待しています。私、花札のルールがわからないのが、ちょっとつらいです。それがわかれば、ゲームのとき、もっと緊迫すると思います^^
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