韓国ドラマ「スポットライト」2話まで見ました。
韓国ドラマ「スポットライト」2話まで見ました。
まず、思ったこと・・・なんで、こういう感じのドラマが連発するんでしょうかね。私が見てる順番のせいかもしれませんが、この間まで、医療系「白い巨塔」「ニューハート」「ポンダルヒ」ときて、フュージョン時代劇「イルジメ」「快刀ホンギルトン」「最強チル」、今度は、放送業界ネタ「彼らが生きる世界」「オンエアー」「スポットライト」、その次は女性の王様系「千秋太皇」「善徳女王」ですか。何か、誰かが次はこれでいくぞというと、みんなでしばらく後追いしてドラマを作っているような気がします。だいたい、最近のテーマは、「女性」でしょう。女性の社会進出と自立・強さを描こうとしているような気がしています。流行は繰り返されるので、また、何年かのスパンでその時代に応じたドラマが作成されます。まあ、演じる人が、その時々で変わり、時代背景や撮影技術も変わるので、それなりに新鮮さはありますがね。
ということで、このドラマはテレビ報道記者のソ・ウジン(ソン・イェジンさん)の生き方、成長を通じて、報道業界の裏側を描く物語のようです(セットや資材がいらないから、けっこう作りやすいでしょうね^^)。そのソ・ウジンの上司として、着任したのが、オ・テソク(チ・ジニさん)です。彼は、かつて、社会部長のアン・ジュンソク(アン・ソクファンさん)と対立し、左遷させられていましたが、警察関係者殴打事件で、とばされた社会部キャップに替わり、その位置に復帰したのです。人間関係は、NHKで放送中ですので、そちらのHPを参考にすればわかりますよね。
第1話冒頭、いきなり、ドラマ撮影のシーンかと思いきや、違っていて、報道番組のメインキャスターであるミヒ(チョン・ヘヨンさん)が番組中に泣き崩れるところから始まります。え・・・これで、チョン・ヘヨンさんの出番、終わりですか?おいおい、何かわけがわからないのですけど@@。一瞬、お~~~と気分的に盛り上がりましたが、特に大きな意味のある役ではなさそうなので、ちょいとがっかり^^まあ、その後、ウジンの体当たり取材が始まるわけです。ソン・イェジンさんと言えば、病気がちの影の薄い感じ・・・という勝手なイメージがありますが、ここでは、大きく違っていて豪快な演技^^を見せてもらえます。
でもね^^取材・報道という行動が、常に公平・正義であるはずが無いと私は思っていますが、ドラマ中で、そんな感じを見せられると不快感がちょっぴり生じてきます。報道は、ある種の結論が準備されていて、それに従って記事を作成している気がします。流行ってのもあるみたい^^ですから、インタビューなんか受けて長々と話しても、視聴者にある種の印象を与えるのに必要な部分だけが切り取られて、放送されるわけです。前にインタビューを受けた人の話ですけどね^^怖いですよ~。ですから、ヘタなことを言うと、その前後の話なんか飛ばされて、その言葉だけがひとり歩きするのです。それを見た視聴者は、作り手の意図通り、思いこむ。人の人生をも変える力のある報道の怖さ・責任をもっと実感して欲しいところです。
とまあ、愚痴ってもしかたないのですが、ウジンは警察を出し抜いて、凶悪犯に接触、インタビューに成功します。おいおい、ずいぶん無茶な展開ですよね^^。インタビューの映像は、警察の威信を失わせるものだったため、警察に没収されることになります。経過はともかくとして、そのインタビュー映像って、絶対、警察に渡さないための工夫が必要じゃないの?そこまでして、撮ったスクープなら、その場でテープを取り出して下着の中に隠すとか・・何とかしないと馬鹿じゃないと思ってしまいます。まあ、ドラマですから、テープは没収され、警察により音声が消されて報道局に返却されます。ニュースバリューが無くなったというわけですね。でも、凶悪犯のインタビューなんて見たい?その前に捕まえろ~何か変だぞ~と思ってしまいます。
次の話は、放送局が警察関係者殴打事件をもみ消したという事実がウジンの兄を通じて漏洩し、新聞記事になったため、新聞社と放送局との対立が描かれます。本当に、こんなことやってるの?これも馬鹿げてるなぁ^^記者は、報道・知る権利というもののために、何をやってもよいのでしょうかね。あらさがしはするし、さらに他人の家の敷地の中に侵入して盗み撮り・・・それって、やって良いことなんでしょうか。
そういや、すっごく、昔の話ですが、前に働いていた会社が火事になった時、記者が勝手に建物の中に入ってきて、屋上に上がり写真を撮ってました。商売と言えば、しかたない。。。根性があるという表現で、すまされるのかもしれませんが、物事には別の視点があって、私には嫌な感じがしました。インターネットで、根拠の無い(?)噂のために、自殺する人もいるわけで、情報の恐ろしさを感じます。と言って、報道に制限を加えるのも、思想の誘導・制限に繋がり、それはできませんから難しい問題を含んでいます。正しい情報の受け取り・・結局は自分の中の問題に戻ってきそうですが、知らないうちに洗脳されている可能性もあり、何が正しいのかわかりません。
まあ、難しいことを考えず、そういう世界ということで、眺めながらドラマを鑑賞することにします。
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