製パン王キム・タック

2012年4月 1日 (日)

韓国ドラマ「製パン王キム・タック」見終わりました。

韓国ドラマ「製パン王キムタック」全30話見終わりました。泣かせるシーンもありましたので、おすすめできるレベルの作品と思います。時間が無いので、最近、感想を分別できないことが多くすみません。以下、微妙なネタばれを含む長い感想です。

このドラマは、大手製パン業者の会長ク・イルチョン(チョン・グァンリョルさん)が、お抱え看護師キム・ミスン(チョン・ミソンさん)に手をつけたところから、始まります。かくして、待望の長男キム・タック(ユン・シヨンさん)誕生。しかし、正妻ソ・インスク(チョン・インファさん)は、イルチョン側近のハン・スンジュ(チョン・ソンモさん)と結託し、彼との間に次男ク・マジュン(チュウォンさん)を生みます。こうなると、当然跡継ぎ問題が生じ、正妻と側近の力は強く、長男キム・タックと彼の母ミスンは追い出されてしまいます。その過程で、タックは、母とも離別し、一人生きていくことになりました。さあ、大手製パン会社の跡継ぎとしての資格のあるタックは、親と離別し、いかなる人生を歩んでいくのでしょうか?そして、次男マジュンとの関係はどうなる?マジュンを跡継ぎにしようとする正妻と側近の陰謀は成功するのか?なんていう物語です。

キム・タックは、母捜しの途中で、パン作りの名人パルボン先生に出会い、パン職人としての道を歩みます。彼には、絶対嗅覚という才能があり、臭いでパンの発酵点とか違いを見分けられる能力があったのです(まあ、天才というものですね)このパルボン先生のところに修行に来たのが、次男ク・マジュン。ク・マジュンは、財力を後ろ盾に、豊富な知識を身につけていました。そして、この2人は、シン・ユギョン(ユジンさん)という幼なじみを愛してしまいます(いわゆる1人の女をめぐる取り合いですな)。小さなパン屋で繰り広げられる兄弟の製パンへの態度と愛。大きなドラマが、小さなホームドラマになってしまった感がありましたが、まあ、よろしいでしょう。

ま、あらすじはこんなところにしておき、みどころは・・・・テーマ的には、キム・タックの善良さ。「善良は最後に必ず勝つ」という信念のもと、周りの人をどんどん変えていきます。後にユギョンが言いますが、「タックといると、自分が良い人になった気がする」という言葉があります。人は、心の中に、いろんな葛藤や妬み、優越感・敗北感などドロドロとしたものを持っています。しかし、それは、通常、あからさまに表にだすことはしません。でも、無意識に自分の中では、「良い人間でありたい」という気持ちがあります。良い人間という基準は、人それぞれで、難しいものがありますが、そんな自分の中のドロドロとした暗い思いを持つのが人間であると思うし、また、それをどのように自分の中で処理していくのが成長かと思います。

ここで、ある一人の人物キム・タックが登場します。彼は、外から見ると、まさに「良い人」なんですよ。一緒に居ると、自らの穢れが浄化されていく気がする存在。すると、人は、タックに好意を持つのです。さて、こういう善良な人間に対して、ある種のしがらみから、対抗しないといけないとなった人物は大変です。これが、次男ク・マジュン。タックに惹かれながらも、決して負けたくないという対抗心。財力はあっても、自分を本当に愛してくれる人はいない。当然、ク・マジュンの性格は、ひねくれた難しいものとなっていきます。このキャラクターはとっても、難しい役ですね。こうして難しかった役を締めでは・・どんなことがあろうと「弟がつらい時に力になるのが兄だ!」で収めてしまうところが素晴らしい(笑)まあ、感動^^

さらに、もう一人、キム・タックの善の光に身をゆだねなかった人物がいます。これが、シン・ユギョン。彼女の心の動きは、ドラマ中、最も難解です。ユギョンはタックと相思相愛の仲ですが、ある理由から、自分の生き方をマジュンの方へと向けます。それは、自分の確固たるプライドを守るためだったのでしょうか。このドラマのもうひとつのテーマ「復讐の連鎖」が見え隠れします。こうして、とっても愛している男を捨てて、自分を好きという男へ向かうという切ない状況をつくりました。タックとユギョンの恋はとても切なくて、辛いのですが。。。。いかんせん、私には、ユギョンの行動が理解できませんので、何じゃらほい?と言う状態でした。好きなら、わけのわからんプライドは捨てて、別の環境を構築したらよいのになぁと思うわけです。ユギョンは、後半は「幸せの帽子」をかぶることはありませんでした^^。しかし、最後は、別の帽子をかぶっていましたね。それは、彼女の新しい道(幸せ)を暗示しているのでしょう。ま、私は、ユジンさんが、苦手なタイプですので(これは、個人の勝手^^)、お好きな人生を歩んでくださいねという感じでした。ごめん^^。ユジンさんは、元アイドルグループSESのメンバーで、ドラマとしては「ラストダンスは私と一緒に」が有名です。

復讐や対抗心は、次々と次の復讐を呼びます。「人を呪わば、穴2つ」。人を呪う時には、その人と自らの墓穴も必要というように、他人に対して行う嫌な事は、めぐりめぐって、自らに跳ね返ってきます。誰かの悪口を言えば、誰かが自分の悪口を言う。そういう悪い連鎖はどこかで断ち切らねばなりません。このドラマでも、多くの憎しみ・妬みが描かれていますが、タックという善を置き、そこから出る暖かな光で、憎しみ・妬みを断ち切っていきます。自分の中に抱く善良でありたいという気持ち。。。きっと、誰もが多かれ少なかれ持っていると思いますので、何か、嫌な自分に出会った時、「これはしちゃいけないことだ」と思う勇気も一緒に思い出したいものです。

さて、パン屋の娘でタックに恋する娘ヤン・ミスン役はイ・ヨンアさんです。クリクリっとした目が特徴の女優さんで「黄金の新婦」(おっと、未見だ。これ見ようかな。。。と今一瞬思ったが長い・・どうしよう^^)では主役を張った女優さんです。いくぶん、わざとらしい演技が気になりましたが、嫌じゃないし、幸せになりそうな役で、とっても、よろしいかと思います。さて、皆さん、当然ノーマークでしょうが、私の好きな女優さんが一人でています(これまた、個人の勝手^^)ク家長女のク・ジャギョン役のチェ・ジャヘさんです。「チャングム」のチャンイ役、「クムスン」のクマ役ってところで有名です^^このドラマでは、経営者を目指す理知的な役ですが、残念ながら登場は多くありません。私は、出ているだけでいいので、とっても注目(ほっとけ!)

さて、見所の女優さんと言えば、ドラマ最高の主人公とも言えるマジュン母ソ・インスク役のチョン・インファさんを挙げます(役とは別にきれいな人だと思います)。タックと反対にすべてのドロドロが彼女を中心に渦巻いていましたから、この役はすごかったと言います。微妙に夫への愛が見え隠れし、最後まで、自分のプライドは捨てないという素晴らしい役と思います。彼女の夫ク・イルチョン(チョン・グァンリョルさん)は何じゃこりゃ~という役でしたね。あんたが、もう少し何とかすれば、もっといろいろな事が変わったはずなのに。。。もの足らんオヤジじゃぁ~~という思いでいっぱいでした。

韓国ドラマでは、親の子に対する干渉という問題がよくでてきます。私は、たいてい、もういい加減にして、自立しようやぁと思うのですが、なかなかしがらみがあって、そこでドラマを構成します。このドラマでもマジュンに対する母親のおせっかいが目立ちます。でも、子供は、いつしか親の庇護を離れ、旅発つ時がきますよね。子を幸せにしたいと思う親の想いは、ある時、その子に伝わらないことがあります。どう考えても、その道は困難があり、客観的には幸せな道じゃない。親は、自分が生きてきた経験や常識・倫理観に基づき、子に諭します。それでも、子はその道を行くという。親としては、もう、認めるしかありません。大人になった自分の子は、自分の人生を歩んでいますから、もはや、その進むべき道を自分で判断させねばならないのでしょう。親がそれを曲げることは、子に後悔を残しすと思います。こうして、ク家の子供達は、それぞれ、自らの生き方を見つけて、生きていくという感じで締めくくられます。自分で選択した道は、何かあっても、自分の責任で。。。しゃあ~ないですよね(笑)

このドラマの感想の最後の言葉は、ドラマの締めでも使われていましたが、これしかないでしょう。さあ、「今日も感謝の気持ちで・・・ハイ、ハイ、ハイ!」良いドラマでした。

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