むやみに切なく

2016年12月 4日 (日)

韓国ドラマ「むやみに切なく」を見ました

久しぶりの更新ですが、ほぼ自分の覚書きです。感想はその時の私のものですので、間違っているかもしれませんし、時が経てば違うものになるかもしれません。

韓国ドラマ「むやみに切なく」を見ました。私は切ない系が好きなので題名からして期待感が大きいドラマです。さて、結論から言うとちょっと惜しい感じがするのですが、おすすめできる作品と思われます。女性側主人公はドキュメンタリーを撮る人ノ・ウル役のペ・スジさん。ペ・スジさんといえば「九家の書」でお目にかかっておりまして、好印象の女優さんなんですが、ここでは、めっちゃきれいなシーンと??のシーンが混在していて、役柄のせいか発声が音として高くてうるさい感じがありまして、私としては若干のミスキャスト。(でも、ニット帽を被った海岸でのシーンはかわいいので許す・・。)

男優側主人公は韓国トップスターのシン・ジュンヨンを演じるキム・ウビンさんです。男性側サブは財閥御曹司役チェ・ジテ役をイム・ジェファンさん、名作「おバカちゃん注意報」でおなじみですね。女性側でサブ?は国会の実力者を父にもつジテの婚約者であるキー人物ユンジュンウンを演じるイム・ジュワンさんです。この人は奇皇后で意地悪役ででていましたが、このドラマでは最初存在感がなくてスルーしていたのですが、後半はきれいに撮ってもらえることが多く良い感じでした。(←この感想は私だけかと思います。美人で高慢な女性が恋に落ちるのが好きという筆者の癖による^^キリっとした顔がいい、私はM^^)

ドラマは、余命数か月を宣告された韓国トップスターが、高校、大学と好きながらも縁がなく別れた女性を探して(なんとなく会っちゃうんですけど)やり残した想いや悔いを果たすという物語かと思います。途中、このドラマの感じが「ごめん、愛してる」に似ているなぁと思いました(作家名知らないでも感じましたよ)。後日調べると・・ありゃ、同じ作家イ・ギョンヒさんでした。この脚本家は「サンドゥ学校へ行こう」「ごめん愛してる」「このろくでないの愛」「優しい男」など、どれを見てもほぼ間違いの無い名作品を輩出しています。だいたいにおいて男性側主人公が不幸に終わりやすいので、気分的に嫌なのですが、この題名のとおり「切ない」ドラマを作ります。このドラマの詳しいあらすじについては書きませんが、余生限られた男が、女性にアタック、あるところで女性を突き放すけど、その時は女性はとっても男性が好き。ありゃありゃ、男性の残りの時間はどう過ごす・・という話でしょう(笑)。だいたいにおいて、後半は私も涙するシーンが多かったのですが、特に最後のほうで、男性側主人公とその母との関係では、ほぼ大部分の視聴者が涙を流すでしょう。さて、韓国ではこのドラマは、「初恋」「余命」「婚外子」と使いふるされた設定という意見があったようです。いやいや、私は、こういう切ないドラマが見たいのです。2004年の「ごめん愛してる」から10年以上たって、似たようなリバイバルとしてでも結構。初恋を基にした切ない物語こそが見たいもの、ですから、久しぶりに、ドラマの感想を書きました。

さて、死を目の前にして、昔好きだった・・迷惑をかけた・・女性はどうしてるかなぁと思うのはわかります。自分が生きてきたことの中で気になることを解決して逝きたいというのですが、この状況で、恋を復活させたら女性がかわいそうじゃない?と私は思いました。ですから、ドラマ前半部でのジュンヨンの行動は、いくぶん嫌な気持ちで見ていました。しかし、女性への好意の寄せ方、会話がドラマティックなため(現実にはできないだろうということ)つい見入ってしまいました。だって、ドラマは無いことに夢を乗せて見るもんですから・・そして、すっかり男に惚れてしまった女性が、急に冷たくなった男に向ける感情・・いやぁ、いいもん見せてもらいました・・となるわけです。ただね・・名作「ごめ愛」の後半オレンジコロコロシーン(わかる人にはわかるはず)のように愛する男性の余命が幾ばくも無いということを知った時の女性のシーンがこのドラマでは私には弱かった。ここが弱いと欲求不満になります。このシーンは女優の全演技力をかけさせて演出して欲しかったのです。(個人の感想ね)

最終話は納め方が難しいと思っていました。ハッピーエンドに、し難いドラマは、視聴後の爽快感が減るので難しいのです。このドラマはどうだったでしょう。母との関係は「ごめ愛」と同じく泣かせます。愛するウルとの関係は・・すでになにかあきらめ感を感じました。ですから、私も最終話は見ていて淡々としているなという感想です。よくある感じでウルを妊娠させて命は受け継がれるというようにするかなとも思いましたが・・・

人はいつかは死んでしまうのですが、早死にだったら不幸で長生きだったら幸せと一概には言えないのかなとも思います。そりゃ、生まれてきているのですから生きていたいという本能的な欲求は間違いありません。でも、どこかでその生命の時間が限られてしまうと何をして何を考えるでしょう。これは自分の中の問題です。永遠に生きられない以上、限られた時間の過ごし方は、短くても長くても限りがあるという意味で同じなのです。すると、なにげなく過ごしている時間の使い方が本当はとても大切なものに思えてきます。この大切な人とあと何回会えるだろう、このおいしいものをあと何回食べられるのだろう、こんなにきれいな風景にあと何回出会えるのだろう。いろんなことがとても大切なものに感じられます。すると生きていることに対する感謝が生まれてきます。この感謝の気持ちが昇華してくると、ドラマのごとく最期は淡々としてくるのかもしれません。欲望をかなえることは生命の原動力かとも思いますが、かなわないことは、どこかであきらめなきゃしかたないじゃない。すると、最終的にはあ~今日生きててよかった、ありがとうということになるわけですね。

人は、おしめをして何もわからず生まれてきて、最期におしめをして何もわからなくなって死んでいく・・と思っていますが、若い段階で記憶がなくなっていくことの恐怖がもっと描かれていてっもよかったかもしれません。記憶こそはその人の人生。生きてきた過程です。記憶が徐々に無くなることは、自分の人生が静かになくなっていく感じがして怖いのです。ちなみに、どっかで書いたかとも思いますが、認知症で通常最後まで記憶に残るのは、その人が最も気にしている事項。男性は「妻」のことで女性は「お金」だそうです(笑い)。まあ、題名からして切ない物語。古臭い設定ですので、ダメな人も多いと思いますが、私は時々はこんなドラマが見たいと思います。

先日比叡山に行って御朱印をたくさんいただいてまいりました。そこでの精進料理についていた紙(食事略作法)を紹介します(紙がなくなったら淋しいので、まあ、私の覚書です)。

食前観: われ今幸いに、仏祖の加護と衆生の恩恵によって、この清き食を受く、謹んで食の来由をたずねて味の濃淡を問わず、その功徳を念じて品の多少を選ばじ。「いただきます」・・・いただきますとは数々の動植物の命をもらうこと、生命のつながりに感謝しましょうということですね。

食後観: われ今この清き食を終りて、心ゆたかに力身に充つ、願わくばこの身心を捧げて己が業にいそしみ、誓って四恩に報い奉らん。「ごちそうさまでした」
・・・ご馳走とは食事を準備する人が走って食材を調達しもてなすことらしいです。すると食事をいただく人はありがとうと心から感謝したいものです。

ちなみに私はただいま全国一の宮巡拝なんてことを開始しております。これは、全国の一の宮を回って、ついでに御朱印をいただいてくるという試みです。終るのはいつになるのかわかりません。途中挫折の可能性も大です。ただ、いろんな場所を訪問する口実になるのでいいかなと思っています。先日は鳥取、島根の行きやすい一の宮を訪問しました(隠岐の島の一の宮は休みを根性でとらないと無理^^。)宿泊は、先日の地震の影響のためか予約できた鳥取三朝温泉「旅館大橋」。ここは料理がおいしくて何度行ってもいいなと思える旅館です。昨年?は紅葉の時に、岡山奥津温泉「奥津荘」に行きました。庭のイチョウの黄葉のじゅうたんとお風呂が最高でした。このあたりに来訪の際はどうぞご一考あれ^^

今見てるのは「六龍が飛ぶ」(←とってもゆっくり視聴)、めったにみない日本のドラマで「逃げるは恥だが役に立つ」(←何かわからない新しい感じのおもしろさ)の2本です。この前はまあ、おすすめとは言いませんが好きならどうぞというドラマ「魔女宝鑑」(←キムセロン目当てで見ていて、いい感じかと思ったのですが途中で寝た寝た・・最終あたりでちょっと泣いた・・)を見てました。また、書きたくなったら書きます。とっても不定期更新。だって、このブログは自分の感想や行動の記録に近いので・・

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