さて、しばらくお休みしていた「ソドンヨ」行きますよ。お休みしていたのは、おもしろくないのではなくて、単に書く時間がなかっただけで、ドラマ的には、おもしろくて毎週リアルタイムで見ています。ネタバレしながら、ちょっとストーリーを追ってみますね。
37話。ウヨン姫の父が皇帝になりました。チャンとモッラスは玉爾を届けたことで、功臣No.1となっての大出世です。プヨソンは、大焦りとなって自滅の道にはまりそうになりましたが、それをひきもどしたのが、ギル・・・命を賭けての諌言です。うーん残念ながら、プヨソン、まともに戻っちゃいました。このあたりから、女性側の主役はウヨン姫です。いやあ、良いですよ。ウヨン姫。いわゆる韓国ドラマ系美人というには、ちょっと足りない感じですが、私の期待していたような展開に入ってきて、上手に演じてくれるものですから、とっても満足しています。ウヨンはチャンに問います。「チャンの真心が欲しい。どんな形でもよいから欲しい!」上司に対しての真心なら忠誠心だし、異性に対してなら恋慕となるというわけです。何とか、チャンと心を通じ合いたいとの願いです。そういう発言がでるのは、心のどこかで、チャンに裏切られているとの不安があるからで、そこをギルに突かれます。ことあるごとに、ギルに「ほんとに信じられますか?」とウヨン姫をゆさぶります。気にしないでおこうと思えば思うほど、考えちゃうのが恋する女。仕方ないですよね。
38話、ウヨン姫の本人もとまどいながらのチャンへの思いが加速していきます。「信頼とは器と同じで、ひびが入れば、小さな衝撃で割れるものだ」とモッラス博士。人と人との付き合いには、当然ある種の信頼関係があります。この信頼関係が裏切られることは、逆に大きな憎しみまたは無関心を生むことになります。ウヨン姫も、調べれば調べるほど、チャンやチン・ガギョン(ソンファ姫ね)が怪しく見えてきます。ついに、ソンファ姫の正体を問いつめるウヨン姫。でも、ここで、チャンとソンファが恋慕関係にあることがわかってしまいます。ウヨン姫、納得できる理由を得たわけですが、逆に、自分のチャンへの想いに気づくことになります。自分の心にとまどうウヨン姫。いいねぇ。ウヨン姫「いつからだったのか?」と独白しながら、涙がポロッ。こんなところで、とっても良いシーンを見せてもらいました。と思ったら、ウヨン姫に、チャンが四番目の王子で皇帝の道を歩もうとしてることがばれちゃったよ。
で、もって39話、可愛さ余って憎さ百倍!ウヨン姫、私を利用しただけなのねと憤慨し、すべてをばらし、チャンをプヨソンにひきわたそうとします。しかし、愛は憎しみより強く、愛する人を死へ向かわせることはできず、ギリギリのところで、プヨソンに知らせるのを思いとどまります。さあ、ここで、ウヨン姫の名シーンですよ。ウヨン姫のチャンへの告白です。「今、わかっているのは、お前を殺せぬこと。不愉快きわまるけど、・・・心を奪われたの」と言って、逃げるように立ち去ります。これは、つらい恋になります。ドラマ的にはチャンとソンファは、絶対、揺るがないでしょうからね。チャンはもちろん「あなたの心は受け入れられません。好きな人がいますので」と断ります。それでも、ウヨン姫「心をくれなくても良いから、結婚しよう。お前が・・・」と提案します。ウヨン姫の恋する顔が、ちょっと優しくて、とっても良いです。これまで、プライドの高さときつい言動を発揮してきたウヨン姫です。それとのギャップを感じられて、とっても良い役になっています。
40話、ウヨン父の皇帝死亡。プヨソンが次期皇帝になります。ここでの、人事はちょっと暗雲を感じさせるものでした。前にあやうく、精神的につぶれそうになったプヨソンを諫めたギルが、大出世します。前からプヨソンに仕えていたフッチピョンはそれが、ちょっと気に入らない様子。フッチピョンは、イ・フィドさんです。この人は、脇役として、「ガラスの靴」「商道」「大長今」「1%の奇跡」などで、おめにかかっていますが、ちょっと気の弱いコミカルな演技をやらせたら最高の俳優さんです。ここでは、メイクが怖くてコミカルじゃないところが、意外でした。何となく持っていたイメージから、いつ笑わしてくれるのかずっと期待している自分が変です。ははは~。チャンはギルに問います。「王座で何がしたいのか?プヨソンを補佐して何がしたいんだ?」権力を得るためだけの出世は、意味がありません。出世して何がしたいのか?が重要ということです。人を使って、楽して良い暮らしをするというのが、出世の目的とすることもあるでしょうが、出世にはそれに伴う責任がついてきますので、私はおちこぼれて、ぼんやり暮らすほうが好きです。後ろ向きだぁ(笑)。と言っても、好きなことには一生懸命になりますよ。ありゃ、仕事が嫌いってことかな。仕事は、人生の時間の大部分を占めていますので、嫌いだと不幸です。最低、嫌いじゃないってところにしておきましょうね。
脱線を戻して、41話。ついにプヨソンはチャンを殺そうとします。ここで、チャンの命乞いもすごかったです。生きてりゃ何とかなるという考えですね。「渇しても盗泉の水は飲まず」とされた日本の武士道的には、なかなか見られないシーンです。「私が間違ってました。私が愚かでした。強い百済を作れるのはプヨソン陛下です。何とか助けてください」なんて、なかなか言えません。そこで、またもや、ウヨン姫、名シーンで、がんばります。皆の前で、「チャンに心を奪われました。私のそばに置きたかっただけなんです。なんとか助けてください」とプヨソンに命乞いです。あのプライドは、どこにいったのでしょう。ひざまづいて、衆人の前で、泣きながらチャンの命乞いができるほどの愛情です。さすがのプヨソンもポカーン、笑うしかありません。この時点で、私のウヨン姫の株、高騰ストップ高です。そうなるときれいに見えてくるところが、不思議。私って勝手なものです。でも、獄へ運ばれるチャンの視線の先は、ソンファ姫へ・・・ウヨン姫つらいですねぇ。結局、チャンとモッラスは奴婢におとされ、ウヨン姫の身分も13官等の武督に落とされて、共に土木工事現場に行かされることになります。途中で、ウヨンがチャンに言う言葉「初めて告白した時より不愉快で、進めば進むほど不愉快だわ。お前などのために何故ここまで苦労するのか疑問でいっぱいだわ。私が知らない自分だし、私が知る世界でもない」 恋により、姫という身分を失い、しかも恋する人の心も得られないウヨン姫のつらいところです。頭ではバカげているとわかっているのに、すすんでしまう恋という感情の怖さが感じられます。実は、ソンファも新羅の姫という身分を捨てていますので、チャンは2人の姫の身分を落としてしまったことになります。とんでもない野郎だ!(笑)
42話、チャンが流されたところは、チャンの考案した国策により貯水池をつくっているところでした。ここで、チャンは民を犠牲にして、宮へ帰る道を確保するか民の希望を含んだ国策案を再検討するかの選択をせまられます。後者を選ぶことは、ウヨン姫、モッラス博士ともども、宮へ戻る道、さらにチャンにとってソンファのもとに戻る道が遠のくことを意味します。前にでてきたように、チャンは、民の身になって政治を行えることに天命があるわけですので、たとえ、宮に戻れなくとも、民の犠牲を強いることはできません。「業績のためにやっきになり、失敗を隠すために何でも偽る。皇帝たるもの、業績に捕らわれず自らの失敗を認めることも重要だ」とモッラス博士はチャンに言います。おっと、これは、どっかの政治家や役人・官僚に聞かせたい言葉ですね。意味のない土木工事を計画して、お金をばらまき、意味のないことがわかっていても、ここまでやったからと中止もできない。なんてこと、この日本には、ないはずですよね。さて、この間ソンファ姫のほうの商団、微妙にピンチなんですけど、私には、実感わかず、ちょっと他人ごとって感じ・・・今日の文章って、ウヨン姫ばかりで、ソンファ姫でてきません。ソンファ姫、それなりに悲しんでましたが・・・何かスルーしてしまいました。ごめんね。さて、これから、さきほどのフッチピョンがキー人物となりそうです。
ウヨン姫はホ・ヨンランさんか。ちょっと丸顔、ぽっちゃり系です。不倫女役が回ってくるので有名だそうです。映画「ラブ・インポッシブル」の脇役、ドラマ「2度目のプロポーズ」「お向かいの女」最近では「姉さん」ですか?
長文になりました。読んでくれた人ありがとう。
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