韓国ドラマ「海神」最終話(51話)まで視ました。
韓国ドラマ「海神」全51話視聴終了しました。おもしろいと評価する人もいるみたいです。しかし、私の見方が浅いし大事な部分を見落としてる(なんせ途中で居眠りしちゃうので^^)と言われるかもしれませんが、ここからは個人の意見ですので、許してください。
何度も眠けに誘われ、がんばって視てきたけど・・・最後は救い無く非常にむかついて終わり、これは私にはあわなかったというのが、感想です。全体にチャンバラが多く、似たようなことを繰り返している感じで、しかも、視ている人の頭を使わせないという娯楽巨編でしょうか。(皮肉っぽいね)
チャン・ボゴを取り巻く2人の重要なサブキャラクターであるジョンファとヨンムンの行動がいまひとつ理解できなかったのです。ごめんね。ジョンファは、チャン・ボゴと両想いなのに、どうもウジウジして、自ら不幸な方へ進んでいき、おまけにチャン・ボゴのそばから完全には離れません。これじゃ、男の方はたまったものじゃないし、おまけに妻の気持ちはめちゃくちゃではありませんか。で、脱落原因キャラNo2とさせてもらいます。
で、No.1はいわずとしれたヨンムンです。前にも書きましたが、ヨンムンの一途な愛が強調されて、おまけに強いので、いっけん、それなりにかっこいいキャラとドラマ中で思い込みそうになります。しかし、ヨンムンは基本的には刺客ですので、愛するジョンファの大切な人(父、恩人・・・)をほとんど直接的、間接的に殺しているのです。ジョンファの恵まれない人生を作ったとも言え、それでもって「心を寄せています」なんて言うなよ!最後のあたりで、チャン・ボゴを殺してでも戦争を阻止すると言いますが、おいおい、その気概があったら、その場で、剣を抜いてキム・ヤン(最後のほうのチャン・ボゴの政敵ね)を斬れば、戦争一応阻止できるじゃん、と思ってしまいました。こいつ何考えて生きてんだ!と思ってたら、チャン・ボゴが言いました。「ヨンムン、おまえは間違った選択を拒否したことがない。与えられた宿命に妥協しただけだろう。」おーやっぱり、こいつは、何も考えてないのか。そりゃしかたないなぁと納得。ヨンムンは皇帝守備隊の隊長という権力を伴う職につきますが、結局、夢や目的のないまま権力を持っているので、何をするかもわかりません。チャン・ボゴが私の夢はお前の夢になりうると思うとヨンムンに言いますので、最終的には、ヨンムンがチャン・ボゴの後を継ぐのかと思ったら、やっぱり、こいつ~~~ダメな奴でした。おおいに欲求不満が残りました。
チャン・ボゴは、身分にかかわらず能力で出世できる世界をつくろうとしていますので、この思想は、皇帝、貴族、平民、奴隷という階級で成り立っている世界には、とうてい受け入れられません。途中から、その思想はその時代では危険だなぁ。当然、反逆者として処分されることになるのだろうといやな予感で視ることになりました。能力で人を登用する世界を作ろうとしたら、帝を立てるのでは無くて、自分が帝になったほうが良いのではないかな。あ、これが反逆ですね。まあ、反逆に成功しても、既存勢力に暗殺されることになるだろうし、うまく行っても、次の二代目のところで、同じような階級社会ができてしまうのが通例です。しかし、身分のない世界を作ろうとした事実は残りますので、その考え方は、少しずつでも広まって世界を変えていくと考えれば、けっして無駄ではありません。能力による登用という点では、日本の織田信長がそういう感じですか。幕府を倒し、宗教家とは認めないと比叡山を焼き討ちし、既存の概念をひっくり返します。でも、その後は・・・というと後は日本史の勉強ですね。^^自分のやりたいことがあれば、文句をいうのではなくて、出世して自分の思うようにやれ。政治を変えたいと本当に思うなら、政権のとれる党へ入って、党の考え方自体を変えろという意見も聞きますが・・・わぁ~また、重いテーマに入っちゃた。逃げ~~~。
印象に残ったシーンは、48話だったか、ジャミ夫人が涙を溜めて「校尉~~(護衛武士の名前ね)」と叫ぶところ。このあと、ジャミ夫人のメイクは薄化粧となり、とってもきれいです。ジャミ夫人は、けっして涙をみせませんでしたので、このあたりのジャミ夫人役のチェ・シラさんの演技は最高でした。チェ・シラさんのファッションと髪型は全編を通じておもしろいです。メイクがきつくて、鋭い表情しか思い浮かばなかったのですが、薄化粧にすることで、人間としての弱い部分の感情が見て取れるようになり、それにも増して、目がきれいなのがわかってしまいました。
大作時代劇がやっと、終了しました。今「ソドンヨ」も視てますので、今度視る別のドラマは軽い恋愛ドラマがいいですねぇ。精神のバランスとらねば・・・長文になりました。ごめんね。
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント