韓国ドラマ「ぶどう畑のあの男」最終話見終わりました。
韓国ドラマ「ぶどう畑のあの男」最終話見ました。KNTVの「プラハの恋人」とMnetのSpecial音楽番組を再放送枠へと追いやって、見ることになりました。
あの15話からの展開から、どう進めてもハッピーエンドにしかならないため、安心して見ていました。ちょいと昼間に韓国ドラマ「宮」のMVを見てしまったため、それをひきずって、このドラマに登場するユン・ウネさんが可愛く見えて困りました。「宮」1.5の放送も予定されているし、この週末はユン・ウネさんシーズンとなっています。
最終話のテッキとジヒョンはラブラブですので、見ている方も幸せな気持ちになります。ちょっと、石を投げたくなるようなシーンもありましたがね。あら、今週で終わるのかと思うと残念です。本当は、ジヒョン母の結婚反対のあたりを肉付けしたり、結婚へ向かうジヒョンの気持ちの揺れを表現すれば、もう2話くらいは、伸ばせたでしょう。そうすれば、娘を心ならずも農家の嫁に出す母親の気持ちを描けて、もうひと泣きさせられたことと思います。テッキとジヒョンの2人の気持ちを互いに確認した後、いきなり結婚は早いだろうと思いましたが、逆に言えば、2人の気持ちは、とっくの昔からすぐ側にあって、長い恋愛状態だったのでしょう。
「愛とは相手の人を幸せにしてあげたいと思うこと」だそうです。幸せってほんのちょっとしたことで実感できますよね。ほら、愛する人が幸せに笑う顔をながめるだけで、自分も幸せでしょ?。その幸せな笑顔を心の片隅に写真のように焼き付けておけば、どんな障害にも立ち向かえます。でも、やむをえない事情で別れちゃったりしたら、焼き付けた笑顔が逆に大きな苦しみとなるのは否定できません。
韓国ドラマにしては、毒のない素直なドラマでした。出生の秘密、いじめ、事故、病気などスリリングな要素はほとんどありません。そういう意味では、そこに新しさがあるのでしょうが、ドラマ構成としては、冒険ともいえるストーリーだったと思います。振り返ると、いろんなエピソードは置いてきて、まっすぐハッピーエンドにしたことに気づくのですが、許してしまいますね。それにもまして、ユン・ウネさん演じたジヒョンの成長が心を打つわけです。
画面は、ほとんどの場合、田舎の緑色で構成され、そこに灰色やきらびやかなネオン色はありません。農家の調度品も電気的なものは、ほとんど排除されています。汗や虫、草、動物、自然、天気、自分の時間を削ってまで行いたいと思う労働、人と人との関わりの意味を考えさせてくれたドラマ・・・、いろいろな色や人工的な音などの無機質な刺激に対して慣れてしまった私たちへの一服の清涼剤として、このドラマを良品と評価したいと思います。・・・しかし、何度でも言いますが、前半はつらかった。変な先入観を持ってみると、いつの間にとりこまれるという状況からはずれてしまい、駄作と感じられるかもしれません。ドラマと同じく素直な大きな気持ちで何も考えず見て、楽しめば良いと思います。人に勧めるには、あたるかはずれるかがあるので、ちょっと怖い・・よね。
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