韓国ドラマ「ストック」見終わりました。
韓国ドラマ「ストック」全20話見終わりました。とっても良いドラマです。笑わせるわけでもなく、迫力があるわけでもないけど、何か細い糸を紡いでいくような繊細さの感じられるジーンとくるドラマでした。見終わった後の余韻が落ち着いていて気持ちよいです。これは、見ておかないと損ですよ。
前回、視聴を止めて感想を書いた所が、休憩するにはベストのところだったみたいです。
以下、最終話までの感想を書いていきますね。ネタバレありますので、注意です。
18話、スンジョ(リュ・ジンさん)はヨンジュ(パク・ジンヒさん)にプロポーズします。しかし、ヨンジュはこの申し出を断ってしまうんです。抱きしめられた時のヨンジュの手、家に帰るヨンジュの足元、視線の動き・・などに、ヨンジュの迷いが表現されていて、なかなか良いシーンでした。ヨンジュのスンジョからの求婚拒否の理由は「私のせいで、苦しむ人が多すぎる。愛しているからこそ、身を引きます。」という理由です。1度、ミニョクとの恋で、回りを苦しめてでも進んだヨンジュですので、重みがある言葉です。このあとの20話で、この言葉に対する受けの言葉をスンジョが言います。「忘れないで!君の幸せが回りの人を幸せにする。」 うまい!とっても良い言葉だ。リュ・ジンさん格好良すぎます。^^ 別れることにした二人。ここからはとっても切ないです。ヨンジュの気持ちの方向がはっきりしましたので、見ている方にもその感情がストレートに伝わってきます。
19話、屋上で、ヨンジュの幻を見るスンジョ。ヨンジュの輝く笑顔がそこに見られます。幻が消え去った後のスンジョの悲しいこと・・。ちょっと脱線しますが、最近、おきにいりのKPOPキム・ヒョンジョンさんの「がんばれ、ヒョンジョン」の歌の中に、こういうフレーズがあります。(悲しい歌なんだけど、とっても元気になるリズムで、最近の通勤時のテーマ曲です)
一度通った道なのに、違う人の手を握ると、すべて新鮮に見えるもの、まるで初めてのように。 2人で一緒に歩いた道を1人で歩いているだけなのに、一歩一歩が心をしめつけて悲しくさせる。
いつも、そばにいてくれた人が欠けると、その風景が変わってしまうし、その変わった風景が、過去の記憶と共に自分に押し寄せてきて苦しめられます。そのような二人の様子が、心に伝わってきました。
久しぶりに偶然会ったヨンジュとスンジョ・・かすかに涙ぐみながら発せられたヨンジュの「元気ですよね?」の短い言葉に、とっても深い想いを感じてジーンときたのは、私だけでしょうか?。そうなってくると、ヨンジュの視線だけで、スンジョへの愛を感じます。いいよ!このドラマ。^^
ウヒョク父のリハビリ・なぐさめを兼ねて、孫のハヌルを訪問させます。ここへハヌルを持ってくるとはね。祖父にとって、この攻撃に耐えられるはずがありません。一度死の淵まで行ったウヒョク父ですので、過去の憎しみなんて、ちっぽけなものなってしまいます。自分の人生の先が見えている時に、いろいろなことにこだわることに何の意味があるのでしょう。そう考えると人は優しくなれるでしょう。
最終話。家の前の階段を上ってくるヨンジュ。家の前で待つスンジョは、黄色い電灯のあかり(このドラマって、黄色の灯りがノスタルジックな感じを出して効果的です。)のもと、風景と一体化しています。これでは、家に向かって階段を上がるたびにその人を捜してしまうのも無理ありません。私もヨンジュの目になって、スンジョを捜しているところが、作り手の意図どおりでちょいと悔しい。
そして、ついに、ミニョク父の家に入ることを許されたヨンジュです。ウヒョク父の「息子の嫁よ」の呼びかけで、私がボロボロになったのは、いうまでもありません。良かったね。ここで、泣けというようなベタな展開なんだけどいいじゃない。素直に泣くよ。私。
意識して忘れてましたが、ウヒョクは、「見守る愛ではなくて、一緒に人生を歩く愛が本物だ」という言葉でスンジョを認め、自分の道を歩もうとします。ふ~よかった。^^
最後にスニの言葉を紹介して、私の感想を終わります。「あなたと私、別々の道を歩んでどこかで再会できたら、その時はお互い笑い合えるといいね」 ありがとう。よいドラマでした。
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