韓国ドラマ「大望」全26話見終わりました。
韓国ドラマ「大望」全26話見終わりました。う~ん。こういう物語だったのかぁ。男女とも出てくる俳優さん・女優さんとも、みんな、とっても上手に役を演じてます。
しかし、私としては、いまいち、はまれないのは何故でしょうかね。話を大きくしそうなところで、あれ?と思うことが多かったためでしょう。たとえば、チェヨンの商団が行商人のネットワークシステムを作って発展するのかと思えば、途中でヨジンネタで中断・・・トンヒは、清国へ行って、それとの関係で何か起こるのかなと思ったらそれっきり・・・荷車と紙のエピソードはどうなったのかな?、宝の地図は、結局大きな意味はなかったの?シヨン父のその後はあんなもんでいいのかな?・・・などなど、本当はもっと長編にできそうなところを、まっすぐにヨジンを中心としたチェヨンとシヨンの愛を描ききりましたね。この部分は良かったですよ。
イ・ヨウォンさん演じるヨジンの愛に対する一途さは、全編を通じて揺るぎありません。「ファッション70s」の時と同じく、目に意志が感じられました。頑固一徹・・・揺るぎない信頼と愛情・・・一緒にいたら、最期の時は、まちがいなくチェヨンに看取られて人生を終えられるという確信・・・いやあ、こんな女性に愛されるチェヨンは幸せものです。とってもうらやましく思えました。
一方のチェヨン(チャンヒョクさん)ですが、こちらはちょっと変わった性格です。チェヨンの持つ正直さ、真っ直ぐさ、これが彼の本質です。でも、ちょっと思慮が足りないシーンが出てきて?かなと思うところもありましたね。ヨジンを義禁府から救出するシーンは、ちょっと荒唐無稽です。いわゆる警察署を爆弾でもって襲撃し、被告人を奪取するということですから、ヨジンが後日、無罪となっても、チェヨンのテロの罪は消えるはずがありません。一生、官吏から追われる大罪と思われますが、なんとなくうやむやになってしまいました。
人を指導するのには、3つの方法があるとでてきました。ひとつは力・・恐怖で人を導く方法。2つめは、利益で人を導く方法、そして、めったにいないけど、指導者の徳で、人を導く方法だそうです。チェヨンは、正直さを武器として、徳で人を指導できる資質をもっています。このチェヨンの人間的な成長もこのドラマのみどころです。でも、チェヨンの性格は、ちょっと、理想的すぎて、こんな奴いないよなぁと思ってしまう自分がちょっとさびしいです。
チョ・ヒョンジェさん演じる世子は、ビジュアル系としては、とっても良かったですが、性格的には世間知らずのおぼっちゃまでしたので、惹かれるといった感じではありませんでした。世子のまわりに忠臣がいないことを受けて、忠臣は、その指導者がつくるものだという言葉がありました。なるほど、使える部下は、上司がつくるもので、初めから使える部下はいないということです。う~ん。なかなか、含蓄がある言葉です。使えない部下ばっかりだと思っているあなた・・・一度自分の行動を振り返ってみましょうね。
そして、チェヨンが言った「愛する人を傷つけると、自分も傷つく」というのも印象的でした。普通は、愛する人を傷つける行動は取らないです。敢えて、傷つける場合があったなら、その精神的な刃は自分に返ってくるのは当然です。たいていは、どうでも良い人を傷つけて、気づかないという場合のほうが多いと思います。これ、知らないうちに、やってるんだよね。気をつけよう。^^
ソン・イェジンさんの演じるトンヒはとても良い役でした。やはり、チェヨンへの片想いに陥りますが、とっても可愛かったです。清国へ旅立つ準備をしている時に、チェヨンから、背中越しに抱きしめられてあわてるシーンがもっとも良かったです。私もトンヒのチマチョゴリ姿が見たかったです。最後に、清国から帰ってきたトンヒが、女性のかっこで現れるのではないかと期待したのですが、そんなシーンはなかったです。とっても残念~。
チャンヒョクさんの涙にはまると、相当な良作と思うでしょう。ワイヤーアクションの多用は、現実感の喪失へと通じますので私は嫌いです。ちなみに、ハン・ジェヒョクさんは、私の苦手な俳優さんの一人です。
配役が豪華ですので、見て後悔することは無いと思います。私は、はまれませんでしたが、後半はけっこう惹きつけられるものがありましたので、悪くはない普通の作品と思いました。
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