韓国ドラマ「雪の女王」見終わりました。
さて、韓国ドラマ「雪の女王」ですが、感想を細切れにアップするまでもなく、先週の金曜夜(というか土曜朝というか)に全部見終わっちゃていました。途中で止められるようなドラマではありません。眠くなることもなく、後半は、もう一気に行きますよ。
結論から言うと・・・微妙に気になるところはあるにせよ、見て良かったと思えるドラマでした。全編にわたる切なさと、こうきて欲しいと思うところで、期待通り(いや、それ以上)にすすむドキドキシーンに高評価を与えます。
気になるのは、序盤のユリさんのお嬢様高慢演技は似合わないということと、やはり親友の死に関するドゥック(ヒョンビンさん)の深刻さと、突然のボラ(ソン・ユリさん)の病気ネタでしょうね。しかし、これを補って余りある中盤以降の主人公の演技・構成により、ポイント・ポイントでのシーンに満足してしまいますので、総合的に見るととっても良いとなってしまいます。
さて、これを人に勧めるとなると、ちょっと人を選ぶと思います。職場に回すことを想定した場合、あの人は大丈夫だけど、あの人はきっと駄目って感じです。気に入る大前提は、ヒョンビンさんとユリさんが好きになること、このドラマの作る世界に入り込めることでしょう。そうなると、とってもきれいな映像と胸の痛くなるシーンの虜となります。基本的にドラマは、気持ち良く見終わりたいと思います。そのため、ハッピーエンドは、幸せな気持ちを誘導しますので、評価が高くなりがちです。一方、悲しい結末で終わるドラマは、見て悲しいわけですから、これは良かったという感情とは相反し、評価が低くなりがちです。このドラマ、最終的にはちょいと悲しいにも関わらず良いと思いますので、出来具合としては大成功でしょう。一応、是非見て欲しいと思います。
では、10話以降の感想を述べて見ましょう。以下、ネタばれいっぱい。
まず、11話・・じわりじわりとドゥックがハン・テウンであることが、みんなに明らかになっていきます。ドゥックは、自分がハン・テウンであるということをボラに知られたくないばっかりに、ボラを突き放しているわけですから、こうなってくるとその行動自体が無意味になってきます。それでも、まだ、ボラはその事実を知りませんので、ドゥックに向かっていう定番とも言える切ない別れの言葉を放ちます。「あなたのおかげで一杯笑って幸せだった。後悔してないわ。ありがとう。」うわぁ、定番の台詞きた~と思いながらも、感動する私・・・これが、この世界にはいりこんでいるということです。
そして、12話・・この辺はけっこうすごいですよ。ついに、ボラはドゥックがハン・テウンだということを知ります。ドゥックの通っていたかつての高校の体育館(?)で交わされるボラとドゥックの会話と行動は、このドラマの名シーンのひとつと言えるでしょう。ここでのドゥックの切ない気持ちとボラの複雑な感情については、あまり書く気がしません。しっかりと視聴者の胸を打ちますので、是非、自分で見てくださいね。
そして、13話・・・ボラにとって、兄が死ぬ原因となった人物であっても、心はすっかり奪われているわけですから、ドゥックに会えばうれしい自分がいるとボラは認めます。やはり、過去のことより、今が大事です。はい、いろいろな障害にも関わらず、愛する気持ちは抑えられず、切なく相手を想う・・・これが、韓国メロドラマのパターンですし、見ているほうも期待しているわけですから、このドラマの展開に文句はありません。大学からの帰り道にそっと手をつなぎ無言で歩く2人のシーンは、とってもきれいで、気持ちを同一化しているとたまらないものがあります。言葉が無くても、つないだ手に込めた想い。雪の舞い散る中にBGMとしてかかるあの切ないメロディ。見ているこっちはポロリということになります。そして、ボラの父もドゥックがハン・テウンであることを知り、2人の恋愛関係に絶対反対という立場をとります。ボラは、ドゥックと離れることを決意し、海外へと旅立とうとします。さあ、ここで、またもや名場面がきますよ。主役は、あのポケットベルです。遊園地で昔の約束の逆で、くるはずのないボラを待つドゥック・・・時間は刻々と過ぎていき・・・そして・・・ボラ・・来たぁ~(感動!)となるわけです。ここで、やり直そうとお互いの自己紹介をします。「俺は、今日、お前の手を握ったら、もう2度と離さない。辛くなるけどいいか?」と聞くドゥックに、コックリとうなずくボラ・・・うわぉ~こういうのを見たいのです。私、この時のユリさんの表情にベタ惚れしました。かすかな笑顔から流れる涙・・前にも言いましたように、私の記憶の中にキラ星のように輝く名シーンというのが、ありまして、そのシーンさえあれば、後は何でも許すという気持ちになります。このシーンは、そのレベルに入れて良いほどのユリさんの表情でした。さらに、2人の握った手のアップが映り、このあと、チョ・ソンモさんの歌とともに予告へ・・・いやあ、最高の13話でした。
14話は、何があっても2人でがんばると決意したドゥックとボラ・・・ボラは、父から家を追い出されますが、ドゥックのもとへと行きます。ボラ父の反対はありますが、そばで暮らす2人の幸せそうなこと・・もちろん、これから訪れる不幸を際だたせる効果があります。15話から16話にかけては、病気ネタですので、泣くしかありません。どう感じるかは、個人によると思いますが、ちょっと突然すぎる気がしました。しかし、終わり方は、上手だったと思います。
いろいろなところをチェックしながら、もう一度初めから見たいと思いますね。^^とっても良いドラマをSさんありがとうございました。切ないドラマは大好きなので、良かったですよ。
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