韓国ドラマ「君はどこの星から来たの」見終わりました。
韓国ドラマ「君はどこの星から来たの」全16話見終わりました。
このドラマは、ストーリー的な深さはありません。しかし、スンヒとボクシルの2人のカップルに魅了されます。同じストーリーっぽい繰り返しが何度も行われますが、同じように何度も泣かされたのがくやしい。絶対に、ボクシルというキャラを大好きになって見る必要があります。じゃないと、見る気がだんだん喪失してくるでしょう。「私の名前はキム・サムスン」で、お嬢様ぽかったチョン・リョウォンさんが、いかにこのキャラを演じたかが焦点です。
さて、この私の評価は、これはもう主観バリバリで、「ファンカ」と同じくらいの位置に置きましょう。はまったという感じはありません。ストーリーは、置いておいて、ボクシルだけでこの位置です。だって、ボクシル・・・可愛すぎる。
以下ねたばれ
15話、ついにスンヒとボクシルは、別れてしまいました。スンヒは自力で好きな映画の道へ、ボクシルは、田舎へ帰ります。しかし、2人とも心にぽっかり空いた穴を埋めることはできず、ふとしたきっかけで、すぐにお互いを思い出すことになります。
スンヒはヘリム母に会い「私が欲張りすぎました。私のせいですみません」と謝ります。本人が意図してなくても、押しても駄目なら、引いてみな作戦ですね。ヘリム母は、何だかんだといっても実の娘のことが気になります。娘を家から追い出してみても、やはり気になる親の愛・・・。
スンヒとの問題が、見かけ上、解決しているわけですから、ヘリム母はボクシルを田舎に迎えに行きます。そして、ボクシルの育った家に一泊することになります。そういえば、ボクシルの育った家のことは、何も知らなかった、自分の生き方をボクシルに押しつけて、ボクシルを理解しようとしていなかったのではないかという思いが、ヘリム母に湧いてきます。そして、慣れないだろうからといって、隣に眠りにくるボクシルの優しさ・・・なんて正直で良い娘に育ててもらったのだろう。この娘は、人間として、とっても大事なものを持っている。じわっじわっっと、ヘリム母は、自身の行動の意味を省みることになります。自分がスンヒとボクシルの交際に反対している意味・・何なんだろう。時の流れは偉大なもので、冷静になって考えてみると、なんかちっぽけな問題に見えてくる。
そして、ボクシルからも、無意識の押しても駄目なら、引いてみな作戦がきます。「もう、あの人のことは終わったし、忘れたし、会わないわ。絶対に忘れられないと思ったけど、普通に暮らせる。1年もたてば顔も思い出さないでしょう。お母さんを傷つけないわ」と静かに語るボクシル。決して忘れることができないと言っているのを実の母が気づかないはずがありません。娘の幸せを願わない母がどこにいるのでしょう。自分のせいで、心にぽっかり穴を開けて微笑んでいる娘を手元に置いて、どうなるのでしょう。ヘリム母の壁が少しずつ壊されてきました。
そして、ボクシルは、自分の勉強、映画関係の勉強をするためにソウルに戻ってきます。さて、映画関係の仕事をしていると、当然のことながら、スンヒとボクシルは、偶然出会うことになります。「会いたくなかったけど、会いたかった。」という感じのボクシルの表情をみてください。決して、個人的な会話を交わすわけでは無いのに、心が違う言葉を吐き出しています。私は、ボクシルに、はまっていますので、とっても良いと思ってしまいます。この後、ジョンフン(この人、名前忘れるくらい影薄いです)の「スンヒに会うのは辛かったですか?」の問いに「どうってことないです」とボクシルは答えます。でも、窓の外を眺めながら、いつの間にか流れる涙・・・「大丈夫じゃないみたい」とボクシルは号泣します。忘れようとしているうちは、決して忘れていません。こんな、ボクシルを見せられて、対抗役のジョンフン、やってられませんよね。これにて、ジョンフンは、あきらめムードに突入します。
ここで、ちょっとしたエピソードがやってきます。スンヒ父の策略で、本人の意志とは無関係に見合いをすることになったスンヒです。このことを、ミヒョンがボクシルに伝えてしまいます。私のこと・・・もう忘れちゃたんだと思うボクシルで、ため息しかでてきません。そこに、ジョンフンが助け船を出します。こっそり、スンヒが映画を撮っている場所へ、ボクシルをお使いにだすんですよ。良い人が増えてくるのは、終盤なのでしかたありません。ドラマですので、もちろん、お使いに出たボクシルの目に飛び込んできたのは、映画を撮っているスンヒです。隠れてずっと見つめるボクシルですが、ついにスンヒに見つかってしまいます。ボクシルの口から発せられる言葉は、意味無く流れ去り、まったく別のことを言っているかのようなボクシルの目を見たスンヒは、ついにボクシルを抱きしめてしまいます。うわぉ~ここでつづくだぁ~。そんな馬鹿な~。週1で見てたら、がまんできませんね。
最終話、スンヒに抱きしめられたボクシル「こんなことしちゃ駄目です」スンヒ「1度くらい大丈夫さ」おいおい、その1度が2度に・・・気づいたらやめられない止まらないとなるんですよ。男女の仲なんてね。やっと、堰き止めている2人の想いなんですから、ちょっとしたきっかけで、堰が切れそうになります。正直なボクシル、ここでスンヒに問います。「もう会えないんでしょ?ひとつ聞きたいことがあるの?何故見合いをしたの?失礼じゃない?監督は一生ひとりで生きていくと思っていて、私もそうしようと思っていたのに・・・ずっと想いながら、一生、生きていこうと思っていたのに・・」これは、強烈な愛の告白です。別れる2人の言う言葉ではありません。別れるなら、決して言ってはいけない言葉です。この言葉を言うボクシルが私は大好きです。ここで、スンヒも「一生見合いなんてしない」と返します。もちろん、一生お前を愛し続けるの意味ですから、結局、ここで2人は一生の愛を誓い合っちゃたことになりますよね。そんな誓いを立てて、まともな神経でいられるわけがありませんよ。家に帰っても、泣き続けるボクシル・・うるさくてかなわんぞ。ヘリム母がどうしたのとやってきます。「私はもうお母さんに嘘は言いたくないから、言います。監督に偶然会ったの。2度と会いませんから、心配しないで・・・今日だけは許して・・・涙がでるの」さあ、娘の想いの深さにヘリム母・・・ついに撃沈します。スンヒに「私の娘を泣かさないで」と言って交際を許可します。
ふぅ~~やっと、このドラマ終わりましたね。この壁が崩れると後は、馬鹿カップル復活です。やっぱり、このカップルの演技って自然すぎる。まるで、本物・・・。このやろ~と石を投げたくなって終了です。最後に、ボクシルが監督って呼ばずに、スンヒって名前を呼ぶのが、聞いてみたかったです。
「一生そばにいたい」と思うことは、すごいことです。恋愛真っ盛りの時は、当然でしょうが、これが、「一生そばにいてよかった」と過去形になったら、その人の人生は良い人にめぐり会え、幸せだったことを意味します。そういう伴侶を得ても、通常どちらかが先に亡くなり、一方が残されるわけですから、その時に、残された方の悲しみは、幸せだった分きついような気もします。まあ、こんな悲しいことを考えて生きていてもしかたないわけで、その時はその時ってもんですよね。
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