銭の戦争

2008年1月12日 (土)

韓国ドラマ「銭の戦争」視聴終了しました。

韓国ドラマ「銭の戦争」全16話見終わりました。結論から言うと、序盤のおもしろさに比べると後半はちょっとダウンしましたが、通じてとっても楽しく見られたドラマでした。ストーリーとしておもしろいので、見ても大丈夫だと思います。以下ねたばれあり。

さて、後半になりますと、ハ・ウソン(シン・ドンウクさん)がイ・チャヨン(キム・ジョンファさん)の祖母を裏切り、ブルーエンジェルという会社を我が物にしようとします。シン・ドンウクさん、ちょっと変な髪を切ってさっぱりした感じにすると、とっても格好良くなりました。しかし、私の感想としては、彼はミスキャストのような気がしましたね。印象がちょっと若すぎる・・・もう5年たってこの役をやれば良かったと思いますが、知的・冷酷・内に秘めた愛と良心を表現するには、ちょっと貫禄が不足している気がしました。もっと、簡単な御曹司の役だったら、格好いい~可愛い~でベストだったかなぁ^^ごめん。

ストーリーで惹きつけてきたこのドラマですが、後半になりまして、ついに恋愛もちょっと描いておこうじゃないの・・・といった感じで、クム・ナラ(パク・シニャンさん)とソ・ジュヒ(パク・ジニさん)の恋が始まります。すでに、この2人、とっても仲が良くて、見ていてとってもかわいいカップルなんですけど、まだ一歩踏み出して、なかったんですよね。そこで、発生するハ・ウソンのジュヒ拉致事件です。ジュヒを拉致して「この女が大事ならお前の持っている50億と交換だ」というわけです。これって誘拐身代金事件じゃないの?なんか簡単に事件が起きているのですが、重大犯罪ですよ~。そこで、クム・ナラは、「お金は払えない、好きにどうぞ」といったん立ち去ります。やっぱりお金が大切というわけでしたが、ジュヒとの思い出が走馬燈のように頭を駆けめぐり、Uターン。「ほら、50億の金庫の鍵だ、ポイ!」と投げ捨て、ジュヒを取り戻すんですよ。さあ、ジュヒの心境は如何に・・・クム・ナラがお金に困った人生を送り、やっと獲得した50億・・・これを自分のために投げ捨てたとくりゃ、胸キュ~ンとなったのでしょうか^^。自分は、「真実はいつかは勝つ」と信じて生きてきたけど、報われていないジュヒ。そんなちっぽけな自分のために大事な50億を投げ捨てる男がいる。ジュヒにとって、クム・ナラはとっくに気にかかる存在になってましたから、この事件でクム・ナラの気持ちが確認できたということが、うれしかったのでしょうね。

ここから、2人のラブラブシーンがでてくるのですが、いきなりおきまりの親の反対・・おいおい、そりゃ無いでしょう。この間まで、クム・ナラの父親代わりだったジュヒの父が「サラ金業が職業じゃ娘はやれん」とくるわけですから、びっくり^^サラ金業は、ヤクザにけっこう近い存在で描かれてますから、危険性と人間性の問題として親として、もっともな反対なのかもしれませんが、これまでの展開からは、予想できませんでした。これを受けて、2人が別れるのも急すぎる。このあたりの恋愛描写は、ちょいと急いだと思いました。

最終的に、クム・ナラは成功を収め、社会に貢献する金貸しとして名を成すわけですが、どんなに成功しても、心に開いた穴の存在を感じるわけです。その穴はジュヒ。結局、どんなに成功しようとも、共に喜び、共に悲しむ妻や家族がいないと人生は満ち足りたものにならないということがテーマなのでしょう。最終話については書きません。ドンポ社長にとってお金は我が子と同じ、我が子を殺された親の心境となれば・・・ということです。

このドラマは、めずらしくこの後スペシャル版が制作されています。このドラマの続編を含んだエピソードなら、めちゃ魅力的だったのですが、ジュヒ役パク・ジニさんが健康上の理由(?)から出演しなかったため、難しいストーリーになってしまいました。ちょっと残念です(まだ、スペシャル版全部見てないけど^^)

おっと、ファンカのガンジャ役のチョン・スヨンさんがジュヒの友人役で出ていました。イメージ変わって、けっこうおきれいでございました(笑)

さて、次は「ケセラセラ」へ行くぞ~^^

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2008年1月10日 (木)

韓国ドラマ「銭の戦争」12話まで

韓国ドラマ「銭の戦争」12話まで見ました。実は、ここに至り私としては評価を下げています。もう少しきれいなドラマかと思いましたが、ちょっと違ったみたいです。もっと、頭を使ったマネーゲームのような展開を予想していたのですが、この間のストーリーは、父を死に追いやったサラ金業者マ・ドンポから、クム・ナラが金を奪うという話でした。その過程はかなりドキドキ感を伴うもので、おもしろいのですが・・・。

しかし、サラ金によって苦しめられた人から奪った金だから、奪ってもよい、それを困っている人に還元すると、クム・ナラは正当性を見いだしていますが、泥棒は泥棒ですよね。お金を借りるほうも、その高率の利子のもとで借りるのを納得しているわけですから、責任がないとは言えません。借金に苦しむという事態に、貸すほうだけが問題なわけではないのです。ですから、お金を自分の子供のように愛しているドンポからお金を奪うことは、許されることではないのです。このお金の奪取は、もっと合法的な方法を選択して欲しかったですね。そのため、一応事業として蓄えたマ・ドンポのお金を奪うことに大きく失望するわけです。

その後のクム・ナラは、師匠の教えも耳に入らず、まるで、軽蔑していたマ・ドンポのように、お金に執着し、ブルーエンジェルという会社の乗っ取りに執着するわけです。これが、お金の怖さですか。ドラマ中盤は、お金によって人間性が変わっていくことを描きたかったのかもしれません。

その対照に置かれているのが、ソ・ジュヒと師匠トクゴ・チョルです。ソ・ジュヒは、迷いはありながらも、自分の良心に基づいて行動し、勤めていた銀行まで退職してしまいます。その行動は、本人にとっては「うまく立ち回れなかった」という後悔が残りますが、その精神には、濁りがありません。自分の良心は売らない。物質的な充足よりも、精神的な充足を選択したのです。

そして、もう一人の善の存在が師匠トクゴ・チョルです。かつてはサラ金業者として金を集めていたのですが、年取って、金よりも人間が大事だということを悟ったわけです。ただ、人は楽をしては腐敗しますから、貧しい人達に小銭を貸して、今後の生きる道を示してやる、返せる金だけを貸し、その金の使い方を考えてやるというのが、方針です。まさに究極の金貸し。師匠は、金を貸しているのではなくて、金を貸すことにより、その人の人生を良い方へと導いているのです。

さあ、大金を目の前にしたクム・ナラが再び善の道に戻ってくるのでしょうか。しかし、お金の呪縛から逃れられたとしても、盗んだという事実は逃れることができません。この点を上手に展開してくれないと後味の悪いドラマとなりますね。

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2008年1月 6日 (日)

韓国ドラマ「銭の戦争」見始めました。4話まで

うゎ~い。おもしろい!このドラマ。

ソウル大卒のエリート証券マンのクム・ナラ(パク・シニャンさん)は、父親のサラ金の借金のために両親をなくし、金持ちのイ・チャヨン(キム・ジョンファさん)とも別れ、浮浪者に落ちぶれます。そこから、伝説の金貸しトクゴ・チョル(シン・グさん・・「ありがとうございます」のおじいちゃん役の人ね)に弟子入りし、サラ金業を行って成り上がろうとするという物語です。で、その過程で絡んでくるのが、同じくサラ金の借金で困っていたソ・ジュヒ(パク・ジニさん)とチャヨンに片思いの凄腕サラ金秘書ハ・ウソン(シン・ドンウクさん)というわけです。

恋愛シーンなんて、特に印象に残らず、ストーリーで持って行きます。いわゆる、韓国史劇ドラマのパターンに近いものがありますね。韓国史劇って、「昔は両班で、婚約者がいたけど、親の謀反や無実の罪で、奴隷にまで落ちた主人公が、良き師匠に出会い道を悟り、成り上がっていく。その過程で、知り合った身分の低い女性と前の両班の婚約者のどちらを、選ぶのだろうか・・・」なんてストーリーがすぐ浮かびます。このドラマの設定はまさしくこんな感じ?私、史劇大好きですので、このドラマもとってもおもしろいです。

パク・シニャンさんって、決して格好良いとは言えないけど、これがかっこよく見えてくる。一方のシン・ドンウクさんは、本当は笑顔がかわいい男優さんなんですけど、ここでは封印して、クールな役をやっています。パク・ジニさんは、「ストック」でお目にかかりましたが、それとは全然違って、「スマイルゥ~」なんて、相当変な女性をやっています。(おや「ストック」のDVDが3月に出るみたい・・やるなぁ・・ちょっと脱線。)

今のところ、配役良し、ストーリー良しの大おすすめドラマです。おまけにK.Willの歌うこの歌がいいんですよ。「一人沈む月」(音のみ MV) 名作には名曲ありですかね。正月早々、「あたり」をひいた気分。・・でも最後がねぇという噂を聞いた気もする・・・。

そうだ、みなさん、頭の中に浮かんだ4文字熟語は何?次に浮かんだのは?なんて・・・ね・初めに浮かんだのが人生観で次が恋愛観だそうです。ドラマ中の各人の人生観と恋愛観はこんな感じ。

  • クム・ナラ 唯我独尊(自分一人がえらいと思っている) 愛情万歳
  • ソ・ジュヒ 早朝割引(う~ん^^;) 左衝右突 (なりふりかまわず体当たり、どたばた)
  • ハ・ウソン 兎死狗烹(としくほう: いらなくなったら捨てられる) 寤寐思服(ごびしふく: 切実に人を思うこと)
  • トクゴ・チョル 多々益々(多いほど良い) 武陵桃源(理想郷)

ちなみに私・・「焼肉定食」 「人生行路」と思い浮かびました。ちょっと待って。人生観が「焼肉定食」とな。こりゃ、ひもじいのだろうか。おいしいモノへのあこがれ?ちょっぴり贅沢だけど、やっぱり定食という枠からのがれられないって意味なのかな。ジュヒの早朝割引に匹敵しますね^^恋愛観が「人生行路」ですか?漫才じゃないの?人として生きて行く道という意味ですが・・こりゃ何だよ。恋愛は人生のごとく、つらく楽しい、そして過ぎ去りしものは戻ってこないし、また、新しき道が開ける・・なんてね。素直に思い浮かべたら変なのがでてきたよ~。

感想書いてる暇あったら先が見たいので、こんなところで・・

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