韓国ドラマ「シティハンター in Seoul」見終わりました。
韓国ドラマ「シティハンター in Seoul」全20話見終わりました。さて、このドラマの私の感想は・・・ちょいと辛口です。ごめんなさい。
このドラマは俳優依存型のドラマだと思います。ほとんど泣けません。感動は薄いです。笑えません。ドキドキ度微妙・・・アクションはたっぷりあり、主役が格好いいので、それが見たいなら大丈夫です。私には、合いませんでしたが、気軽に惰性で見ることができますから、まったく駄目という事ではありません。私は時間がないので、最近は、すごい勢いでリタイヤします。最後まで見たので、一応及第点なのかな、う~ん(笑)
物語は、北朝鮮へ潜入していた特殊部隊が、韓国の方針変更で、自国の軍隊に抹殺されるという所から始まります。生き残った唯一の特殊部隊員イ・ジンピョ(キム・サンジュンさん)は、抹殺を許可した政府高官への復讐を企てます。そのために、抹殺された特殊部隊員を父に持つイ・ユンソン(イ・ミンホさん)を赤ん坊の時に誘拐し、復讐者として育て上げます。さあ、ユンソンの復讐は、どう行われるのか?・・・・という感じのストーリーです。回りを固める脇役の方は、よく見る人たちで、演技がめちゃうまいので、ここはとってもよろしいです。終盤のユンソンをめぐる意外な設定もスパイスとしてうまいと思いました。
はっきり言って、第1話は映画かと思えるほどのスケールの大きさで、1話見終わったあと「ふおぅ~」というほどの、すばらしいドラマです。その後、青瓦台警護員キム・ナナ(パク・ミニョンさん)や実の母イ・ギョンヒ(キム・ミスクさん)との関わりで、心を動かされます。しかも、キム・ナナにユンソンが撃たれるあたりは、なかなかのものでした。ですから、前半は、相当おもしろいと思います。ただ、キム・ナナに、ユンソン=シティハンターということがわかったあとは、私には、いまいちとなってきたのです。好きな人を撃ってしまったかもというナナの苦悩の部分をもっと描いて欲しかったのですよね。ナナ側の心の動きが、ちゃんと私に入ってこなかったため、ウンソンの復讐という目標と愛との選択の苦悩がすっかり空振り。ラブライン側で、もっと重くできそうなのになぁと残念でした。
しかし、最後まで見ると、この物語で本当に描きたかったのは、そっち方面では無いことがわかります。韓国社会の問題点(商品不良品問題、汚水垂れ流し、職場環境不良問題、教育問題、政財界癒着・・)を皮肉るという意味があったように思われます。
最終話で、ユンソンに言わせた言葉が最も印象的でした。
「国民が選んだ政治家の良心を信じる心、国を守る軍人を国家が守ると信じる心、大学は次世代の人材を育成すると信じる心、企業は従業員と苦痛も成長も分かち合うと信じる心・・・それらを守ることこそが、私の行動の動機です」
おいおい・・・耳が痛いですよ。つまり、今の世の中はこれらのことが守られていますか?と問うているのです。とりわけ、政治家の良心?どうなんでしょ。私は、政治家の給料が高すぎると思っています。報酬で働くのでは無く、理念で働いて欲しい。必要な経費は支給されてよろしいと思いますが、給料が、一般人より高額である必然性は無いと思います。
さあ、終わった終わった。。。次は「パスタ」へ行きますよ。
| 固定リンク
| コメント (18)
| トラックバック (0)
最近のコメント